2015/11/6

RWC2015 6  RWC2015

結果としては下馬評通りオールブラックスの勝利だったが、準決勝、決勝はともに面白かった。
準決勝の2試合。南アフリカ−ニュージーランド、アルゼンチン−オーストラリア。やはりニュージーランドは全体的なチーム力がひとつ抜けている印象だったが、内容は良く白熱した。
決勝のニュージーランド−オーストラリアもそう。試合としては面白かったが、確かにニュージーランドは強く、負けそうな感じはなかった。これが今大会の最終的な感想(笑)。

特に国内的に盛り上がった2015年大会、いろいろと感じることはあったが、とりあえずひとつだけ。
スポーツはメンタルによるところが大きい。個人競技ならまだその当人によるコントロールが(容易かどうかは分からないにしても)可能だ。これがチームスポーツになると、選手やスタッフの意思によってコントロースすることがより困難になることは想像できる。その中でもとりわけラグビーはメンタル面のコンディションが相当の比重でゲームに影響すると、今大会を見ていて強く感じた。
POOL戦におけるジャパンの4戦をみてもそれは良く分かる。長い準備期間を初戦の南ア戦にターゲットを絞っていたようだが、そのあとの3試合に対するメンタル面を含めた準備の難しさ。そのジャパンに初戦で敗れた南アもまた、その地力を100パーセント発揮することができた試合は多くなかった。死のPOOLと言われたPOOL Aの強豪3チームの戦いもまたそうだった。最後までチームに精神的なピークをつくり上げられなかったイングランド、負傷者が続出し難しい状態を強いられたウェールズ、結果的に準決勝まで徐々にチーム状態を上げていくことに成功したワラビーズ。
ニュージーランドを除き、決勝トーナメントに上がってきたチームのチーム力にそれほどの差はなかったはずだ。準々決勝、準決勝、決勝と試合が始まる時にピッチ立った選手の、そこに辿りつくまでの道筋、進めべきこの先の道の行方、チーム状態、そういったさまざまな要因によって醸成される精神状態が結局のゲームの勝敗を決めたような気がする。
ナショナル・アンセムの時の選手たちの顔つきを見てみよう。おそらくそこに、その後80分間の物語は描かれている。
0

2015/10/21

RWC2015 5 POOL戦、準々決勝まで  RWC2015

ジャパンは3勝1敗、誇るべき内容を残してロンドンから去っていった。国内の盛り上がりについてはいろいろ思うこともあるがここではやめておこう。
準々決勝まで終わり、今回もいろいろなことが起きている。ジャパンの快進撃についてはまあ、別にしても。その中でも史上初めてということはまずふたつ。
 1.開催国(イングランド)がトーナメントに進出できなかった。
 2.4強がすべて南半球のチームとなった。

まず、POOL戦で感じたことをメモ。
POOL戦のデータでは得点差がこれまでの大会より少なかったそうだ。ワンサイドゲームが少なく接戦が多かった、ということ。得点差が3点差以内だったのは、南ア−日本、イングランド−ウェールズ、カナダ−ルーマニア、ナミビア−ジョージア、サモア−スコットランドなど。
ただし接戦の試合が両チームの出来がよかったことにはつながらなかった印象。イングランド−ウェールズやサモア−スコットランドは両チームともあまり良い状態ではなかったように思う。POOL戦後半ではオーストラリア−ウェールズ戦とかフランス−アイルランド戦のほうが面白かった。
それでも下位ランクのチームが上位チームを相手に健闘した試合が多かったことは確か。その点は観戦していても感じたことだ。
一方でPOOLによっては強豪チームが本当に強いのかはっきりしなかったことも事実。もちろんオールブラックスのこと。そういう意味でトーナメント初戦でフランスと当たることになったのはよかった。

そして準々決勝の4試合。
1日目。南ア−ウェールズはなかなか面白かった。23対19。ただ南アはあまり良くない。日本戦の時のようなふわっとしたディフェンスが時折見られたのが次戦への不安。その相手となるニュージーランド−フランス戦は衝撃的な結果だった。62対13。オールブラックスの圧勝。フランスが最後に自らゲームを終わらせたところ(POOL戦で南アと戦ったスコットランドも同じことをした)など、フランスはいただけない。らしいと言えばらしいのだが。
2日目。アイルランド−アルゼンチンも大方の予想を覆した結果。20対43。アルゼンチンはもうトップチームのひとつだということを、南半球は北半球よりも明確に強いことを、あわせて証明した。対してオーストラリア−スコットランドはスコッツが健闘した。35対34。レフェリングに関して後からいろいろあったのだが、まあそれほど騒ぐことでもない。TMOのあり方自体を考えることにもなりそう。

結果的に南半球の4チームの準決勝となった。このあと北半球(ヨーロッパ)を中心に、サッカーでもおなじみの議論がわき上がってくるだろう。それはそれで良しだが、やはり春先に観たザ・ラグビー・チャンピオンシップと構成というのは、少しがっかりなのは正直なところ。
今大会でもういちど波乱を期待するなら、やはりアルゼンチンが健闘、あるいはオールブラックスがどこかで敗れる、というセンだが、どうなるかな。
0

2015/10/5

RWC2015 4  RWC2015

イングランドのワラビーズ戦。開催国のイングランドがよもや1次リーグで敗退するとはイメージできなかった。戦力的なことや前評判云々を超えたところで、さすがにワラビーズには勝つだろうと。ある意味、ジャパンの南ア戦勝利よりも衝撃的な事件。
個人的には大会前は最も厳しい有力国と考えていたワラビーズ、確かに良くなってきている。前から後ろまで比較的安定した戦力が整ってきているような印象だ。実際オールブラックスやアイルランドあたりはまだ本当の意味で厳しい試合をしていない、しいて言えば"ぬるま湯"状態のままだ。開幕前の予想で書いたように、プール戦で厳しいところを乗り越えてきたチームのほうが、トーナメントに入った時にいい勝負ができるのではないとと思う。ウェールズのようにケガ人続出となると話が違ってくるが。

ジャパン。サモア戦は想像以上に素晴らしかった。肉体的にも精神的にも南ア戦のような状態にあるように見えた。世界的にはこれでジャパンの実力がある程度評価されることだろう。W杯3勝、という夢のような目標が現実的な話なのだ。世間はトーナメント進出について騒いでいるが、そんなことは頭の中から追い出してしまおう。残るはアメリカ戦のみ。疲労はピークを迎えているだろうけれど、それは相手も同じ。最後の健闘を。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ