芸術の秋…というわけで、日本橋の「日本画廊」で行われている米山秀雄氏の個展にお邪魔した。米山画伯は、にゃんこがファンクラブに入っている作家で医師の米山公啓先生のお父上。この米山秀雄氏も、80代にして現役の医師であり画家であるところがスゴイ!
日本橋の画廊というと、普段はなかなか敷居が高くて足を踏み入れることができないのだが、こういう機会があると勇気が出てのぞきに行ける。会場には、タイミング良くおふたりともお揃いで、ゆっくりとお話をうかがいながら絵を拝見することができた。
にゃんこが一番気になったのが、仮面の店を描いたF120という大きな作品。
「みんな仮面を用意するので、こういう店は祭りの前になると忙しくなるんですよ」
というお話を聞いて、マスカレード、カルナバルなど、未知の土地への幻想が浮かぶ。ベネチアやドイツの水辺の風景も、石の建物を描いているのにどこかあたたかいものを感じるのは、秀雄先生の穏やかなお人柄が出ているせいかもしれない。済州島の石仏を描いた「おとうさん」という作品は、公啓先生の描くほんわかした雰囲気の絵と共通するものがある。ん〜、DNAは正直だ!
おふたりとも医師ということだけでなく、絵の世界、クルーズの世界etc…さまざまな場所を持っている。秀雄先生の「静」と公啓先生の「動」と違いはあるものの、常に何かに向かって「展開」させていることがそれぞれ魅力的だ。秋の一日、素敵な親子像を見せていただいた。
帰りがけ、すぐ近くの丸善本店に寄った。なんとこの日が、この建物での営業最終日。レトロでちょっと特別という雰囲気が好きでよく来ていただけに、ちょっと寂しさがこみ上げてくる。数々の文豪や文化人が愛した丸善は、どんな風に生まれ変わるのだろうか?日本橋という土地は、なぜか背筋を伸ばして歩かなければという気持ちになる特別の空気が流れている。
米山秀雄氏の画廊 →
http://www21.ocn.ne.jp/~yoneyone/hideogar.htm
米山公啓氏のHP →
http://www21.ocn.ne.jp/~yoneyone/


