旅の最後に向かったのは、高濱虚子が疎開していた小諸の名家・小山家。浅間山でお知り合いになってからずっと、「小諸の殿」と呼んでお付き合いさせていただいている。今回は、可愛いワンコちゃん3匹もお出迎え♪ 殿のお家は、江戸時代に建った物。登録文化財になってもいいほどのお家の中には、こんな年代物も平気で使われていたり…。立派な神棚やら長火鉢やらに、おめめ釘付け。
奥の間には、高濱虚子先生から贈られた直筆のうたが、さりげなく飾られていたり…。小山家に感謝をする虚子先生の気持ちが現れた品々。スゲェ!と思いつつも、ワンコちゃんが気になるにゃんこ(^^;;;
土間を通って裏庭に出れば、立派な蔵が。この中には、殿のお母さまがお輿入れの時に乗ってきたというお籠が…お姫さまじゃん!!! そのお姫さまだったお母さまが数年ぶりに会ったんにゃんこに向かって、
「あら、ご立派になられてねぇ。見違えちゃったわ。ほんと、頬のあたりがこう、ふっくらとなさってねぇ」
ダハハ…お姫さまに最初にお目にかかった頃よりも、7Kgも増えちゃったからねぇ(><;;; しかし、姫はこうやってお上品にお話なさるのですわ。ステキじゃありませんか。
北国街道に面した趣のある格子の前で、殿と奥方さま、そしてお姫さまだったお母さまと一緒に記念撮影。この日は時間が無くて、高濱虚子記念館や実際に虚子先生が借りていた虚子庵は拝見できなかった。近いうちに、再訪させていただこう。そういえば姫さまが、にゃんこのお袖の長い銘仙を見て、
「懐かしいわねぇ、私もこういう着物いっぱいあったのよ。まだきっと箪笥の中に残ってるわ」
とおっしゃっていた。次回、姫のお着物を見せていただくツアーとかしたら楽しいかも(*^^*)にゃんこたちの着物姿を見て、ご年配の方がふとご自分の着物のことを思い出してくれるのは、なんか嬉しい♪
この時いただいた、殿お手製の特別なお味噌をありがたく味わいつつ、
「ああ、信州っていいところだなぁ〜」
と、今回の旅を思い出している。風光明媚な地に住む質実剛健な人々にお会いすると、背筋が伸びる気がするのだ。またお着物着て、信州を歩きたいにゃ〜。(おしまい)
小諸・高濱虚子記念館→
http://www.kanko.komoro.org/midokoro/kyoshi.html