仕事がうまくいかん理由がわかってきた。
思考の型ができとらんのだ。
一応私は人が「使うもの」のデザインを学生時代から
やっとるわけですが、学生の頃はアイデアの出し方に
ルールを決めてたのです。
それは「自分がそれを欲しいと思うか否か」でして。
アイデアの原点は必ずそこに置くことにしており、
そこから発想して、ある程度形ができてきたら
「それホントに欲しいか?」「それに金払えるか?」
と自問して軌道修正を繰り返す、という、それが僕のデザインな
わけです。型が一応できてたのね。
で、今回の仕事。
クライアントから「◯◯で××なモノを作れ」と言われ、
それに対して、私が思う事としては、
「そんなもん欲しくない」
なわけです。
どうにもならん。
一般ユーザーがそれを求めてるとも思えん。
つーかクライアントも「ぶっちゃけそんなもん要らねー」って
思ってる。多分。
「言い出しちゃった手前引っ込みつかないから辻褄あわせに
ソレっぽいもん作ってくれ」感を非常に感じる。
まーそんなわけで、今までとは違う型のデザインを
せねばならなくなってるらしい。オレは。なるほど。
どーやってるんだろう。
プロのデザイナーの皆さんはどーやってるんだろう。
あ、上司とか先輩に聞けばいいのか。奴らプロのデザイナーだ。
ああでもなんか、お説教されそうでぬんどくさい。
今から本屋さん行ってデザイナーの著書とか立ち読みしてきます。

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