先日ニコンが、最新のフラッグシップモデルであるF6と唯一残っていたマニアルフォーカスのFM10(FM3は在庫のみ)を除いて、フイルムカメラ事業から撤退すると表明した。
それに続き、今度はコニカミノルタがカメラを含む写真事業から撤退すると表明した。
デジタルカメラは価格競争が厳しく、かの屈折光学系を採用しレンズが飛び出さないDiMAGE Xシリーズで一世を風靡したミノルタでも価格開発競争には耐えられなかったと言うことだろうか。
またコニカミノルタはデジタル一眼レフでは明らかに出遅れていたが、過去のレンズ資産を含めてまだ十分に戦える余地はあったと思う。なおこれまでの出荷製品のサポートはソニーに委託する方針で、ソニーと共同開発を予定していたαマウントシステムのデジタル一眼レフ向けには、引き続きコニカミノルタがレンズを供給するとのことである。なお撤退の経緯については以下のプレスリリースが詳しい。
http://konicaminolta.jp/about/release/kmhd/2006/0119_04_01.html
さて、現在のデジタルカメラ業界は、家電メーカーはソニー松下と元祖デジタルカメラメーカーであるカシオを除きほぼ撤退しており、エプソンはデジタルレンジファインダーカメラR-D1を一昨年発売するまで長らく撤退状態であった。また三洋電機はOEM供給はかなりの割合になるが、独自ブランドでの販売割合は低くOEM専業になる可能性もある。また元祖カシオもエクシリムシリーズのヒットで息をつないでいるが、こちらも長らく低迷していた。
現在、デジタルカメラ事業において、それなりの業績を上げている企業はキヤノンなど数社で、おそらくソニーですら赤字基調ではないかと予想される。そのためコンパクトデジカメで生き残る会社はおそらく、キャノン、富士フイルムなど4社以下ではないかと考えられる。またエプソン、リコーの様に特定分野のカメラに特化と言うことがさらに進むことも考えられるのではないか。冒頭のニコンについても、クールピクスシリーズから撤退し、デジタル一眼レフカメラに特化することも考えられる。
またフイルムカメラの衰退も激しく、数年後には車におけるマニアル車の様な特定分野やハイアマチュア、一部マニア向けになってしまうかもしれない。35mフイルムがそこまで衰退するかは、判断が難しい所だがサクラカラー以来のコニカミノルタブランドの写真フイルムも製造中止が決定している。
参考:
再編進むデジカメ業界、何がコニカミノルタを撤退に追い込んだのか?(BCNランキング)