一部の評価が必ずしも良くないというより、総じて不評と言った方が正しい横山秀夫の最新作「震度0」です。
ストーリーは阪神淡路大震災の朝、神戸から遠く離れたある県警の幹部が突然失踪し、県警首脳部が混乱に陥るというという感じです。
キャリアとノンキャリアの幹部の対立など、細かい所の緊迫感はよく出来ているのですが、肝心の全体的なまとまりがいまいちで、結末もあっけない感じがしました。これ以上書くとネタバレになりますが、あれではあまりに救いがなさ過ぎます。
もっとも、あそこまで組織防衛と保身に走った警察幹部が多数存在(というのかほとんど)するのか大い疑問なのですけど。それと、タイトル以外に阪神淡路大震災をあえて引き出す必然性が見られませんでした。
聞いたところに依ると、このところ横山秀夫はすさまじい仕事量で、数年先まで執筆予定が入っているそうです。
編集者の方々、もう少し仕事量を減らしてあげてください。警察小説のアタリショックが起きてしまいます。
横山秀夫は前回読んだ
ルパンの消息が良かったため、わざわざ高価な単行本(1800円)を購入したのですけど、意味があったのかなあと思っています。ただ半落ちが文庫化されたので近いうちに読んでみようと思っています。