アンコールギャラリーのための再展示を行った。
この間に、台風が来ていた。
台風の時はムーンハウスは開け放たれて自然の猛威にさらされながら、柳のように揺れる。
部屋のあちこちに水たまりを作りながら、今までの経験からすると、その水たまりは案外早く消えてしまうのだが、少しどこかな台風が来た印のようなものを残して行ってしまう。
今回は丸山純子の作品にも、少しの印を残す。
さらに、夜に集まる虫の死骸と、無添加ということはこういうことだと言わんばかりの石鹸の表面に現れた黄色い斑。
どう処理しようかととりあえず掃除をしながら、石鹸を洗ってみた。
赤ん坊を洗うように、水の中に泳がせて手のひらでそっとさすると、案外に堅く、しかし柔らかく溶けてくる石鹸の感触を丸山純子は体験する。
洗ったものは干す。
雲のようの見える。クラゲのようにも見える。
濡れてつるんとした表情は脂肪を連想もさせる。
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