黄色の小さな花が庭の至る所に顔を出している。
直径1センチほどの花。
年がら年中途切れることなく黄色い花を咲かせている。
花が終わると綿毛のようなものができている。
この花はちょっと前までは真冬には少し花を控えていたようだったが
昨年あたりから夏と冬とを問わず咲いている。
気が付けば庭中にネットワークを張り巡らしているようだ。
最初は小さくて黄色い花という印象であったが
いまでは黄色い花のじゅうたんで他の花を圧倒してしまうかもしれないという不安がある。
目立たぬようそして着実に地歩を固めていき
気が付いたときには不動の地位を築いているというのは
一見弱者だが実は強者のひそかな戦略かも知れない。
小さい花は一つの花を咲かせるのに必要なエネルギーは少なくて済む。
花を大きく見せたいときには花の数を増やして大きく見せる。
土地が痩せているところでは少ない数の花を咲かせ、
肥沃な土地では多数の花を咲かせる。
一つ一つの花には無数の種ができてそれが更に広がっていく。
暑さにも寒さにも強く、少しぐらいの乾燥にも強そうだ。
この花は日本の在来種ではなさそうだ。
昔はこんな花を見たことはなかった。
ところで今近くの堤防には菜の花らしきものが花盛りである。
種類は分からないが十字花科植物の黄色い花が咲いている。
猛烈な勢いで広がっている。
黄色い花が堤防の斜面を覆っている様は綺麗だと思うが
昔にはなかった光景のように思う。
なたねの花なら種を取って油を様々に利用するとも考えられる。
誰かが油を採る目的で空いている地面を有効活用しているのだろうか。
モネの家の庭には黄色の小さな花はあるがまだ菜の花は押し寄せていない。


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