2016/6/19

キッチンミクリヤの魔法の料理  

 こちらに引っ越してからは初のSPN以外の記事になりまーす!


 宣伝兼ねて、超久々のブックレビューはこの作品


 旧ブログからずっと読んでくださっている方の中にはご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はわたくし、昔創作サークルを主催しておりましてですね、このご本はその会員さんだった方のデビュー作なのでございますヽ(*´ω`*)ノ

 以下、ややネタバレと自分のプライベートな話をばちらっと・・・



 舞台は仙台の下町です。
 町の不動産屋の娘のまどかは、ある日仕事と彼氏を一度に失い、どん底になっているところを幼馴染の陽一さんに救われます。
 彼がシェフするご近所の「キッチン・ミクリヤ」は、まどかが幼い頃お世話になり、そのオムライスはまどかのソウルフードだったのです。

 美味しいお料理は人を幸せにする力がある・・・冒頭のまどかの話が基本となり、腰を痛めたミクリヤのおばさんのピンチヒッターとしてバイトを始めたまどかは、失敗しつつもミクリヤで色々な事件やエピソードに遭遇し、「美味しいお料理」がもたらす「何か」を目の当たりにします。


 いや〜〜面白かったです! ひいき目じゃなく面白かった(^◇^)

 まず第一に、お料理のうんちくが満載♪ あれもこれも美味しそうでお腹がグー。
 各エピソードが、身近にありそうなネタからシリアスな問題、エンタメ的要素まで含めてバラエティに富んでいて、それを個性的キャラが彩り実に楽しい♪

 この作品はキャラクターノベルとジャンル付けされていて、つまりライトノベルになるわけですが、実はわたくし、一人称のライトノベルがちと苦手だったのです。
 とある作品を読んで、その文体というか言い回しがどうにもイラつくものだったのですね。
 恐らく今の若い人の感性的なものと相いれなかったのでしょう。
 しかーし、この作品の一人称はまったく気にならない。むしろ読み易くてすいすい進み、まどかと一緒に笑ったり涙ぐんでしまう。
 これは作者さんのしっかりした文章力に基づいた一人称作品だからだと思います。
 根底にお料理と人間への愛が溢れているのが感じられます。


 さて、「いろぎも日記」からお付き合いいただいてる方は察してらっしゃるかもしれませんが、私はある時期からすっかりと読書離れしてしまったんですね。
 それはプライベートがとても混乱して・・・チラッとだけ書くならば相方の勤務先のブラックな社長のブラックな扱いにより生活が破たんしたのです。
 それは色々複雑な事情や複数の不運が絡んで単に辞めれば問題解決になるというわけにはいかず、もつれにもつれて悪い方に転がって行って昨年最悪な状態に。
 そんなわけで、「普通の日常」から遠ざかった数年前から、小説にあるフィクションの「日常」すら読めなくなりました。普通に生活してるシーンを読みたくない。集中も思い入れも出来ない。整理の必要があって蔵書もほとんど手放しました。
 それで、日常とは程遠いSPNとJ2(この二人はフィクションを軽く凌駕してる)に更にのめり込み集中することになったわけですが(笑)

 そんな私に、「キッチン・ミクリヤ」は久しぶりに読書の楽しみ、小説の面白さを思い出させてくれました。
 お料理と同じくらい、小説も人を幸せにしてくれると思います。

 そして・・・個人的な感慨で申し訳ないですが、滅茶苦茶な私の人生も、あのサークルからこんなステキな作品を書いてくださる方が現れたというだけでもちょっとだけ価値があったと思うことが出来ます。

 今ではきっと私しか呼ぶことはないかもしれない昔のPNで呼ばせてください。
 頬ちゃん、ステキな作品を届けてくださって、本当にありがとうございます。

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2016/6/20  8:50

投稿者:ふQ

>吉田安寿さん

わ〜い、わざわざこちらにコメントありがとうございま
す!
あのサークルを大切な思い出と言っていただけて本当
に、私の方こそ嬉しいです。
当時は良くあれだけの仕事量をこなしていたなと、若さ
を思いますが(笑)
それが楽しい思い出となってくれて頬ちゃんが書き続け
てくれたのかもしれないと思うと、本当に本当に頑張っ
たかいがありました。
ありがとうございます(^^)/ 続編楽しみにしておりま
すよ〜!

2016/6/19  22:50

投稿者:吉田安寿

ふQさん、もったいないくらいのレビューをありがとうございます!<(_ _*)>感激でございます。
サークル活動、本当に楽しかったです♪読んでいただく嬉しさや楽しさを教えていただいた、私にとっても大切な思い出です(*^^*)

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