あらすじ:
落ち目の役者夫婦が大俳優のお見舞で、図らずその臨終に立ち会ってしまった。
何度も記者会見でコメントを繰り返すうち、CMやドラマの仕事も増えてきた。
しばらくして天才漫才師が死んだ時も、二人にはたくさんのコメントの取材が。
どんな人でも死んだ時には賛美のコメントをする、それが日本の儀式なんだ。
すっかり死んだ有名人へのコメントが板についた役者はそう思うのだった。
感想:
普段けなされていても死んだ途端に美化する、マスコミや世間の死の扱い方をおちょくっている。テーマはブラックだけどまとめ方は穏健。
つまらないともいえないが、笑えるわけでもなく、さらさら読んで終わる。
清水義範の小説はだいたいそんな感じ。加えて、いつも常識インテリ派。
でも、しょっちゅう読んでしまう。巻末の島村洋子の解説に同感。
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