2009/10/9
通院11回目 治療日記
(昨日、8日のことを書いています)
夕べから降り続いていた雨は、朝の8時頃には小雨に変わった
病院の窓越しに見る空は、すっかり晴れた様相だった
けれど、そのガラス越しにも風の音が聞こえ
立ち木は、南風に煽られて大きく揺れ
まだ緑の葉も、強い風に千切れてゆく
-----通院-----
通院はこれで11回目になった
台風の最中、一時雨は強かった
でも、南というか、南東というか
その風が運ぶ空気は、いくらか湿り気を帯びているが
妙に暖かい肌触りだった
8時半を少し過ぎて、撮影の受付を済ませ
それから間もなく名前を呼ばれ、レントゲンを撮った
真上からと、側面と(このセットを何回撮ったろうか?)
8時45分頃には整形外科の受付にいた
予約の確認をしてもらって、受付は終わった
9時を少し過ぎて、名前を呼ばれた
診察室の前の、腰高の椅子に身体を預けた
朝一番の診察なので、少し待てば診察を受けられる
-----診察室-----
「台風の中、来ちゃだめだよ」
と、笑いながら先生が言う
看護士さんも、自分も笑っていた
自分では意識もないけど
この足の状態で、しかもニュースでは
電車が軒並み動いていないと報道されている
実のところ、松葉杖(二本)を返却するので
それを運ぶ都合もあって、ライトバンで通院していた
-----診察-----
「骨はしっかりできているよ」
と、先生はおっしゃった
これまでのレントゲンを見比べてゆくと
最初は頼りなく「くの字」につながっていた太いほうの骨が
次第にまっすぐになってつながり、骨折箇所も濃く映るようになっている
先生も僕も、ここまで早く回復できたことを喜んでいるのだが
同時に社会復帰後の苦労が待っていたことを思い出してもいた
それはよく先生とも話していた
先生の懸念は、がんばりすぎたりすれば負担が必ず表面がすることで
それは、入院期間の倍くらいはリハビリ期間が必要なこと
痛みや疲れが出て、辛くなることだった
骨は順調に回復して、僕もそれに合わせてリハビリを積んできた
でも現場に復帰すると、自宅療養中のペースは保てないし
予定外の作業が重なり、痛みが増してしまっていた
「痛いので、最近痛み止めを服用する回数が増えました」
浮腫(むく)みがひどいのと、傷の周辺と関節の痛み
間接(特に足首)の痛みは、それにつながる筋も痛むことを報告した
こればかりは覚悟もしていたが
予想以上の悪化なので、正直うんざりもしている
でもまぁ、仕方のないことは「しょうがない」と受け入れるしかない
「がんばれそうかい?」と先生
「はい、何とかがんばれそうです」と苦笑いをしていた
いつもどおり、2週間分の薬を出してもらうことにして、それで診察を終えた
結局のところ、関節炎と筋肉痛は当分続きそうな気配だ
あと数週間は「毎日捻挫」が続きそうだな・・・
-----強風-----
その日の東京は、一日中強い風が吹いた
曇天の向こうに晴れ間が見え
強い風に撒き散らされているのは、まだ青い葉だ

都庁の下の立体交差では、信号待ちの箱型のトラックが常に揺れている
雨と風の台風は、日本中で被害を出している
普段からキッチリ定刻を守ろうとする日本人の律儀さも
台風の影響は如実に現れ
交通のマヒは一度に百万単位の人の足を止めさせてしまう
運が良かったのかどうか
クルマで帰宅した自分には、割とスムーズな予定の消化ができて
都会の混乱を知らずに過ごしていた
南風に気温の上がった東京だったが
洗濯物を干すには、少々風が強すぎる一日だった
台風のせいで、整形外科も午後には忙しくなりそうだ
-----傘がない-----
昨日の朝、現場から東京に戻るとき
上司に運転を代わってもらっていた
ラジオから流れていたのは
井上揚水さんの特集で
注目していたアルバムは「氷の世界」
台風の影響で、困っている人がたくさん生じた一日
でも、今の僕にとっての問題は「右足」
政治のニュースも、混乱した日本の一日も
僕にとっては、最大の案件ではなく
あと、ひと月ふた月と付き合わなければならない
この不自由な右足が、僕のとっての問題で
昨日のことをも出だしながら
その「傘がない」は、なんだか自分に凍みてゆく曲に思えた

曇天の向こうには晴れた空が見えて
強い風にこらえながら歩く人を横目に
僕は自宅に向かって車を走らせていた
嵐が去れば・・・
きっと普段の生活が戻ってくるんだろうね
後片付けに台風特需も多少は出るかもしれないけど
農家の苦労は計り知れない
----------
まぁ、一日を無事で過ごせたことを幸いに思いたい
※誤字脱字、誤変換、誤用をご容赦ください
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夕べから降り続いていた雨は、朝の8時頃には小雨に変わった
病院の窓越しに見る空は、すっかり晴れた様相だった
けれど、そのガラス越しにも風の音が聞こえ
立ち木は、南風に煽られて大きく揺れ
まだ緑の葉も、強い風に千切れてゆく
-----通院-----
通院はこれで11回目になった
台風の最中、一時雨は強かった
でも、南というか、南東というか
その風が運ぶ空気は、いくらか湿り気を帯びているが
妙に暖かい肌触りだった
8時半を少し過ぎて、撮影の受付を済ませ
それから間もなく名前を呼ばれ、レントゲンを撮った
真上からと、側面と(このセットを何回撮ったろうか?)
8時45分頃には整形外科の受付にいた
予約の確認をしてもらって、受付は終わった
9時を少し過ぎて、名前を呼ばれた
診察室の前の、腰高の椅子に身体を預けた
朝一番の診察なので、少し待てば診察を受けられる
-----診察室-----
「台風の中、来ちゃだめだよ」
と、笑いながら先生が言う
看護士さんも、自分も笑っていた
自分では意識もないけど
この足の状態で、しかもニュースでは
電車が軒並み動いていないと報道されている
実のところ、松葉杖(二本)を返却するので
それを運ぶ都合もあって、ライトバンで通院していた
-----診察-----
「骨はしっかりできているよ」
と、先生はおっしゃった
これまでのレントゲンを見比べてゆくと
最初は頼りなく「くの字」につながっていた太いほうの骨が
次第にまっすぐになってつながり、骨折箇所も濃く映るようになっている
先生も僕も、ここまで早く回復できたことを喜んでいるのだが
同時に社会復帰後の苦労が待っていたことを思い出してもいた
それはよく先生とも話していた
先生の懸念は、がんばりすぎたりすれば負担が必ず表面がすることで
それは、入院期間の倍くらいはリハビリ期間が必要なこと
痛みや疲れが出て、辛くなることだった
骨は順調に回復して、僕もそれに合わせてリハビリを積んできた
でも現場に復帰すると、自宅療養中のペースは保てないし
予定外の作業が重なり、痛みが増してしまっていた
「痛いので、最近痛み止めを服用する回数が増えました」
浮腫(むく)みがひどいのと、傷の周辺と関節の痛み
間接(特に足首)の痛みは、それにつながる筋も痛むことを報告した
こればかりは覚悟もしていたが
予想以上の悪化なので、正直うんざりもしている
でもまぁ、仕方のないことは「しょうがない」と受け入れるしかない
「がんばれそうかい?」と先生
「はい、何とかがんばれそうです」と苦笑いをしていた
いつもどおり、2週間分の薬を出してもらうことにして、それで診察を終えた
結局のところ、関節炎と筋肉痛は当分続きそうな気配だ
あと数週間は「毎日捻挫」が続きそうだな・・・
-----強風-----
その日の東京は、一日中強い風が吹いた
曇天の向こうに晴れ間が見え
強い風に撒き散らされているのは、まだ青い葉だ

都庁の下の立体交差では、信号待ちの箱型のトラックが常に揺れている
雨と風の台風は、日本中で被害を出している
普段からキッチリ定刻を守ろうとする日本人の律儀さも
台風の影響は如実に現れ
交通のマヒは一度に百万単位の人の足を止めさせてしまう
運が良かったのかどうか
クルマで帰宅した自分には、割とスムーズな予定の消化ができて
都会の混乱を知らずに過ごしていた
南風に気温の上がった東京だったが
洗濯物を干すには、少々風が強すぎる一日だった
台風のせいで、整形外科も午後には忙しくなりそうだ
-----傘がない-----
昨日の朝、現場から東京に戻るとき
上司に運転を代わってもらっていた
ラジオから流れていたのは
井上揚水さんの特集で
注目していたアルバムは「氷の世界」
台風の影響で、困っている人がたくさん生じた一日
でも、今の僕にとっての問題は「右足」
政治のニュースも、混乱した日本の一日も
僕にとっては、最大の案件ではなく
あと、ひと月ふた月と付き合わなければならない
この不自由な右足が、僕のとっての問題で
昨日のことをも出だしながら
その「傘がない」は、なんだか自分に凍みてゆく曲に思えた

曇天の向こうには晴れた空が見えて
強い風にこらえながら歩く人を横目に
僕は自宅に向かって車を走らせていた
嵐が去れば・・・
きっと普段の生活が戻ってくるんだろうね
後片付けに台風特需も多少は出るかもしれないけど
農家の苦労は計り知れない
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まぁ、一日を無事で過ごせたことを幸いに思いたい
※誤字脱字、誤変換、誤用をご容赦ください

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