昔、埴谷雄高のエッセイを読んだ時、その中で埴谷は、雑誌・近代文学に拠る戦後派の作家たちの名前に絡む語呂合わせめいた駄洒落を紹介していた。
誰が作った語呂合わせなのか、その名は失念した(埴谷ではない)。
例えば:
花田清輝については、はなはだきおってる
野間 宏については、のろまひどし
埴谷雄高については、なにをいうたか
などが紹介されていた(これは記憶で書いているので、正確ではないかもしれない)。
そのエッセイでは、椎名麟三についても、ある作家がうまい語呂合わせをしていたのだが、忘れたと埴谷は書いていた。
そこで小生が、代わって作ってみた。
椎名麟三は、とっても気の小さい男だったから、小さな心臓
あるいは、
椎名麟三は、晩年、小柄な男なのだが、いつもアル中で真っ赤な顔だったから、ちいさなリンゴ、なんてのはどうだろう。
椎名麟三というと並び称されるのが、「桜島」の作家・梅崎春夫である。
そこで、梅崎春夫については、うめえさけあるよ、なんてのはどうだろう。
他にも野間宏や埴谷雄高らに関係する作家は多い。武田泰淳、『死の影の下に』の中村真一郎、『広場の孤独』の堀田善衞、『塔』などの作家・福永武彦、『俘虜記』の大岡昇平、『幼年記』などの島尾敏雄、『終りし道の標べに』などの安部公房などである。
彼らについても何かいい語呂合わせ的言い換えがないものか、追々考えてみたいものである。
(03/05/01) (03/05/09 up)