過日、体調を崩した際に買った養命酒がまだ、たっぷり残っている。全部で丁度1リットルの中身なんだけど、今までやっと200ml飲んだだけ。
一応、体調は回復したんだけど、このまま養命酒を放っておくのも癪だし、当分、毎日(但し仕事に出る日は覗く…はず)飲み続けることになる。
下戸で普段は飲みつけない酒を飲んで、何となく気分が高揚したりしているようだ。健康のため、下戸なる小生も堂々と酒が飲める?!
そこで、酒の話題などを一つ。
お酒好きな方なら御存知だろうが、「天使の分け前」という言葉がある。英語だと、「Angels' share(天使の分け前)」ということになる。小生、この言葉というか現象を10年余り前に初めて知った時、なんとなくロマンチックな気分になったものだった。
釈迦に説法で気恥ずかしいが(多分、このサイトを覗かれる方の多くが御酒を日々召されるに違いないだろうから)、一応、説明しておくと、貯蔵庫に寝かせておくあいだに蒸散するウイスキーのことをスコットランドでは上記のように表現するらしい。
「一年に樽容量の2〜3%。10年も経つと、分け前は樽の4分の1にもなるというから、天使のピンはね分は少なくない」と、何処かのサイトでコメントされていた。
どうやら天使は相当な飲兵衛だということが、これで分かる。休肝日などないわけだし、毎日相当に飲んでいるわけで、すこぶる丈夫だということも分かるわけである。西洋の絵画などで天使の素肌がややピンクがかって描かれるのは、暗に天使は酒でポッとなっていることを画家達が皮肉っていたわけだ。
さらに丁寧に説明を加えておこう(小生は、飲むとしつこくなる性質らしい)。要はウイスキーも貯蔵庫の樽の中で呼吸しているということなのだ。この場合、呼吸をするとは、外気を吸い、かわりに揮発成分を蒸発させているということなのは言うまでもない。
スコットランドのウイスキー作りの職人は、この蒸発した分を「空にのぼっていって天使が飲む分」という意味で、天使の分け前と小粋に表現したわけだ。
ところで、天使は男なのか、それとも女なのか、皆さんは御存知だろうか。西洋の絵画を見ても、そこがうまく誤魔化されていて、よく判別できない。困ったものだ(何が困るのか、よく分からないが)。
実は小生も知らない。寝しなに養命酒をちょっと多目に飲んで、夢の中で想像の目を輝かせて考えてみようっと。
(02/04/21)

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