2008/10/16
「笑わせるのではない、笑ってしまうのが芸」
わらいデイズ
突然ですが、
KKP#6「トライアンフ」を見てから、もう1ヶ月以上経ちます。
ですから、ことさら書き記すことではありません。
これから書くことは、私にはそう見えるだけであって、
他の方からすると「そんなことはないんじゃない?」
と、云うことかもしれません。
ここ何回か、
たとえば「TAKE OFF」や「POTSUNEN」シリーズ
を見て思うのは、「この笑いの空間はいい」ということです。
どういうことかと申しますと、
小林賢太郎さんが最近作っている舞台では、
@まず舞台を見てお客さんが笑う。
A次にその喜んでいるお客さんを見て舞台上の演者が喜ぶ。
B演者の「お客さんに喜ばれて嬉しい」と云う気持ちが自然と演技に出てくる。
Cそれを見て観客は幸せな気持ちになりまた笑う。
後は@〜Cを繰り返す。
みたいな現象が起こっているように見えるのです。
…まあ、これは、私の勝手な思い込みですが、
それでも他の舞台を見ているときより
小林賢太郎さんの作る舞台には
そういう空気を感じますし、
会場の空気がとてもいいように思います。
要するに
演技者が観客を笑わせようではなく
笑ってもらうのでもなく
こういうふに観客も演技者も一緒になって
ごく自然に笑ってしまうというのが
「笑い」にとってベストではないかと思うわけです。
もちろん、これは私個人の意見です。
ただ、「笑わせる」では、
演者が観客を下に見ているようですし
「笑われる」や「笑ってもらう」では
今度は観客が演者を下に見ている感じがして
気持ちが落ち着かないのです。
何を急にこういうことを書いたのかと云うと
今週の火曜日、NHK総合で放送された
「プロフェッショナル 仕事の流儀 第100回 柳家小三治」の回で
司会者の茂木健一郎が質問した
「人間にとって なぜ笑いが必要なんでしょうか」
に対する、師匠のお答え
「なぜ必要って…笑っちゃうんじゃないの?
さらに言えば…笑ってるときって幸せな顔しているよね。
で、みんなそういう自分って好きなんじゃないかなあ」
に感銘を受けたからですね。

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