濃密な午後の詩

2010/1/19

遠い月  

今夜の月は
さみしそう

寄り添う星が
いないから

街路樹たちが
騒ぎ出す

あなたが見えない
夜だから




今まで捧げた言葉たちが
ぼくの気持ちを知らないで
ずっと遠くの方で
さまよい始める

お気に入りだった
あの言葉も
いつのまにか
古くなり
思い出す事さえ
なくなるんでしょう


もう戻れないから
しっかり覚えておくんだよ
温かな指先を伝って
あなたを覆った優しい気持ち

変わらない事
変わり続ける事
ぼくたちにはつらすぎるね
今はただ
時間がこんなにも憎い



忘れない事
忘れられない事
忘れたい事
忘れたくない事
全部に当てはまるのは
あなただけ


凍える月はあなたみたい
砕けて落ちてきたらいいのに
あなたのかけらなら
どんな時でもぼくはそれを握りしめて
立ち上がろうと思う


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