今回も「年金」のお話です。
年金受給者がライフプラン上一時的にまとまったお金が必
要となった場合にどうするかです。
年齢を重ねると、冠婚葬祭も多くなってくるでしょうし、
ご自宅も修繕が必要になってくる可能性がありますね。
そんな時に「年金を担保にお金を借りる」正しい知識が無
いと、怪しい人につけ込まれて泣かされる

・・・
結果にならないとも限りません。
では、年金を担保に正しくお金を借りるにはどうすればい
いでしょうか?
実は、厚生年金や国民年金をもらっている人は、
「独立行政法人 福祉医療機構」
が行っている年金担保融資を利用できるのです。
借りられるのは、10万円から250万円までと、結構ま
とまったお金を借りる事ができます。
ただし、受給している年金額(年額)の1.2倍が上限で
す。
生業、住居、医療などに利用でき、特に資金使途に制限は
ありませんが、公序良俗に反するもの等に使うためでは融
資の対象とはなりません。
借り入れの申し込みは、金融機関の窓口で利用者本人が行
います。
でもどこの金融機関でもOKという訳ではありません。
年金を受け取られている銀行、信用金庫等の店舗(「独立
行政法人福祉医療機構」の表示がちっこく出てます)に借
入申込書が用意してありますので、これらの窓口で手続き
を行なってください。
なお、郵便局、農協及び労働金庫は、取扱窓口となってい
ないようですのでご注意を。
金融機関の窓口でお申し込みをされると、約3週間ほどで
ご自分の口座へ振り込まれます。
とっても気になる融資利率ですが、国の財政融資資金の金
利により変動し、現在は年利2.6%(固定金利方式・平
成20年4月1日現在)ととてもリーズナブルな金利で
す。
でもやっぱり融資を受けるだけあって、保証人が必要とな
ってきます。
「この年で保証人になってくれる人なんていないよ」
と言う方。
連帯保証人をたてない場合は、1万円当たり21円を基準
に年金融資福祉サービス協会に保証料を払えば保証人は不
要となります。
また、返済方法には以下の2つがあります。

完済するまで年金をすべて返済に回す満額返済

毎回定額(1万円単位)で返済し、差額分の年金は受
け取れる定額返済
どちらも最長2年程度で返済し終わる仕組みです。
返済は、借りた翌々月以降に支払われる年金から差し引か
れる形で始まります。
返済方法は途中で変更できないので、特に

の満額返済を
選択する場合は、返済中の生活費に困らないよう、よくよ
く注意する必要がありますね。
年金を月額8万5000円受給している人が、例えば9万
円の定額返済を選択する借入れをしたとします。
その場合、年金が振り込まれるのは、2か月分の年金17
万円から9万円を引いた8万円の年金を毎回受け取る事と
なります。
注意したいのは、65歳以上で介護保険料を年金から天引
きされている場合です。
融資を受けている間は、天引きが止まり、ご自身で別途市
区町村へ支払う必要がでてきます。
厚生年金や国民年金を担保にした貸し付けは、同機構だけ
に認められた制度です。
貸金業者が年金証書などを預かって貸すのは違法行為で
す。
違反した業者には罰則がありますが、借りる側も注意して
下さいね。
ここで紹介しました内容に関してはご自分の責任においてご判断、ご応募ください。
利用後のトラブルや苦情は一切お受けできませんので、ご了承ください。