年金問題は解決の方向性が未だ不透明な中で、昨年の厚生労働大臣の記者会見は衝撃的なものでした
その内容は、概ね以下のような内容です。
「該当者不明の年金記録は約5000万件もありますが、その内なんと4割にも上る1 975万件が社会保険庁のコンピューター上で持ち主を探す「名寄せ」では持ち主の特定が困難・・・」というものです。
つまり消えた年金の持ち主を探す事は、社会保険庁だけではギブアップせざるえないということです。
自民党が7月の参院選で作成したチラシには「5000万件の記録を1年で統合完了します!」とあったのに・・・
このチラシを見れば、いろいろ問題はあったけど、1人が持つ複数の年金加入記録を1年で固有の基礎年金番号に統合してくれるんだ・・・と思いますよね?
しかし実際には、コンピューター上で、持ち主不明の5000万件の記録を、約1億人の年金加入者・受給者のデータと突き合わせることだけ、を言っていたようです。
じゃあどうするか?ということで、確認のために国民の協力を求める「ねんきん特別便」が今年中に皆さんのお手元に届くこととなりました。
すでに社会保険庁は、過去の年金納付記録をお知らせる「ねんきん特別便」の発送を始めています。
※こちらに「ねんきん特別便」のサンプルを掲載しています。
こちらを見ながらお読みいただければよりイメージがつきやすいと思います。」
ねんきん特別便サンプル
まず第一弾として、社保庁の年金記録の中で名前などが一致していて、記録訂正の可能性がありそうな人について、今年3月までをめどに特別便を送る予定です。
また、関係がなさそうな人にも、

年金をもらっている「受給者」には4〜5月

保険料を払っている「加入者」には6〜10月
をめどに送るとしています。
これにより皆さんの年金記録が正しいかを自分で確認してもらうつもりのようです。
ねんきん特別便が届いたら、どんな点を注意すればいいでしょうか?
特別便は水色の封筒で送られてきます。
中には、名前や確認された年金記録などを記した

「年金記録のお知らせ」と、

「年金加入記録照会票」
などが同封されています。
「年金記録のお知らせ」には以下の情報が記載されています。
・過去の年金加入履歴
・年金加入期間等
その「年金記録のお知らせ」の右上に
「※5000万件の確認中の記録の中に、あなたの記録と結びつく可能性のある記録があるため、お知らせしています」
と書かれていれば、「確認中の記録がある」ということなので、より注意して見て下さいね。
しかしお知らせには、他人の情報を利用した「なりすまし」を避けるために「確認中の記録」についての具体的な情報は載っていません。
このため、加入記録に間違いがないかを調べるのは自分の記憶が頼りになってしまいます。職歴メモをつくるなどして自分の記憶を再確認したいですね。
国民年金では「加入時の住所」や「加入期間」を特に注意して見て下さい。
厚生年金では、会社名と勤務していた会社の所在地や勤務した期間などに注意が必要です。
社保庁では、詳しい場所や時期が分からない場合は、場所なら市町村名、時期では何年の春や秋など分かる範囲で構わないとしています。
記録の抜け落ちなどに気づいたら、同封されている「年金加入記録照会票」で記録を訂正する必要があります。
加入者は、「年金加入記録照会票」に訂正内容を書き込み、封筒で社保庁に返送します。
もし当時の年金手帳などがある場合は、備考欄に年金番号を記入するとよりよいですね。
わからない点があれば、
「ねんきん特別便専用ダイヤル」

0570-058-555
IP電話・PHSからは03-6700-1144
に問い合わせると詳しい情報が得られますよ。
間違いがない場合は、照会票に印刷されている確認ハガキを切り抜き、「訂正がない」に丸をつけて返送します。
ただし、一度「訂正がない」と返答してしまうと、後で再訂正する際に面倒ですから、ゆっくりじっくり思い出してくださいね。
特別便は社保庁が現在管理している記録の住所に送られま
す。
ですので、届けている住所と現住所が違う場合はいつになっても手元に届かないケースもありますのでご注意を。
なにしろこれだけの混乱を招いた方たちが行なう後始末ですから、よくよく自分でも注意が必要です。
不安な場合は、自分の勤めている会社に聞いたり、社会保険労務士に問い合わせたりした方がよさそうですよ。
ここで紹介しました内容に関してはご自分の責任においてご判断、ご応募ください。
利用後のトラブルや苦情は一切お受けできませんので、ご了承ください。