需要があるかわからないですが、反応しっぱなしな状態になるDDRパネルに対する(タダでできる)応急処置のやり方を以下に書き残しておきます。
もちろん、センサーに乗っている白い金具をちゃんと止め直したり、埃を取ったりするのはもっと前の段階でやるべきこと。それらをやっても、かつセンサーを換えてもすぐに反応しっぱなしが再発する場合のみ、以下の技を使って下さい。
まず、すごく初歩的なことですが、反応しっぱなしパネルを踏んでいる場合、「矢印を踏んでも反応しない」という症状となってプレイヤーに認識されます。つまり踏んでも反応しなかったから、というだけでは本当に反応が弱いのか、それとも反応しっぱなしになって次に踏んだ一歩を拾ってくれなかったのか、わかりません。よく調べた上で、店員さんにメンテを依頼するなり、実際のメンテ作業を行うなりしてください。
実際の修理を行う段になったら、
まず最初にやるべきことは反応しっぱなしになっているセンサーを正確に特定することです。やり方は筺体をversusモードにして、メンテしない方のパネルを踏んでてもらうとか、またはtutorialモードなどにして、踏めばパネルが光る状態にします。その状態で、パネルの四辺に順番に踵(かかと)で乗って十分加重をかけ、そこから銀板にジャンプする要領で、さらにもう一段加重をかけて急に加重をはずします。この時即座にパネルの灯りが消えればよし。1/10秒単位でも消えるのが遅れる場合は、反応しっぱなし、または反応しっぱなし予備軍の可能性が高いです。そのセンサーの辺で8分3連の縦連をしてみてパネルの点灯・消灯がもたもたする場合、状態はかなり深刻かもしれません。
ここで注意すべきなのは、パネル反応チェック用のサービスモードを使ってはだめだということです。このモードはパネルのON/OFFを調べる時間周期がゆるいため、OFFになったタイミングがわかりにくいです。やはりtutorial モード等にして普通にパネルのランプが光る/消える、で判断した方がより正確に状態を診ることができます。
また普通すべてのセンサーが反応しっぱなしになっていることは稀で、4つあるうちの1つ、または2つくらいの反応抜けが悪く、結果として反応しっぱなしになります。自分の経験ではよく踏まれる内側のセンサーの場合もあるし、逆にあまり踏まれない外側とか、左右パネルの上センサーが原因の場合もあります。
センサーを特定したら、名刺を一枚用意します。それを縦に半分に切って、片方の切れっぱしを縦に4つ折りにします(以下の写真)。
この時にいい加減に折らないで、きちんと折るのがコツです。指でしっかり押して、きっちり折り目をつけて下さい。
あとは折りたたんだ半名刺を、以下の写真に写ってるように、
原因になっているセンサーの内側側面(パネルの中心に近い方の側面)に”縦”に挿入して下さい(センサーに下に敷くのではないです)。ちゃんと挿入すれば、写真のように上から見て名刺の端が線のように見えるような状態になるはずです。

原因になっているセンサーが2つある場合は、それぞれに同じことをして下さい。これで反応しっぱなしはかなり改善されるはずです。一度パネルを閉じてパネル固定のネジをはめてから、最初にやったセンサーのチェックをもう一度行います。これで反応しっぱなしの状態が改善されていれば良し。変化がない場合は、もう少し厚い紙の名刺を使ってみるとか、また折った時の幅が微妙に広くなるように、最初に切りだす大きさを名刺半分より若干大きくする等を行い、状態が改善されるまでいろいろ試します。
反応しっぱなしはもちろんセンサー自体が劣化している場合にも起こりますが、
古い筺体の場合、むしろセンサーをはめるところのゴム枠の弾性低下が原因なことが多いです。上記の方法は、実は弾性が悪くなったゴム枠を補強するための処置なのです。
踏んでいる足をパネルから離した時、センサー自体を包んでいるゴムだけでなく、実はこのゴム枠も一緒になって、パネル板を押し返し、反応がOFFになります。センサーのゴムのみではパネルを押し返す力としては弱く、このゴム枠の反発力が必須です。新筺体ではこのゴム枠のうちの、センサー側面にあたっている部分の弾性が強く、またちゃんと真上に向かって立っているため、反発力が強くなり、いやゆる"硬い"パネルになります。しかし長年の使用でこのゴム枠はどんどん劣化していき、ゴム自体が弱ったり、また上部にカールがかかったりして、結果としてパネルを押し返す力が弱くなります。この状態がいわゆる"やわらかい"パネルですが、ゴムの劣化がさらに進行すると、足を離してもパネルを押し返すことができなくなり、結果として反応しっぱなしが起こることになります。このゴム枠の側面部分の弾性を補強するために(厚紙の)芯を入れるというわけです。
なぜ名刺を使うかというと、紙の厚さ、硬さがちょうどよく、しかも半分にして縦に4つ折りにすると、横に挿入するのにちょうどよいサイズになっているからです。もちろん似たような紙を同じようなサイズに切りだせば同様に使えます。ポイントとしては、厚紙でもやわらかい紙ではだめということです。むしろ埃が詰まったのと同じ効果(踏んだ時の力がダイレクトにセンサーに伝わらないなど)をもたらす危険があります。
4つ折りにした時の幅が小さすぎると反発力アップの効果は少なく、また逆に幅が広すぎてセンサーの厚みから大きくはみ出していると、今度はいわゆる硬いパネル(強く踏まないと反応しない)になってしまいます。この辺りはゴム枠の劣化具合に依存するので、半名刺の4つ折りではうまくいかない場合もあります。その時は幅を小さめにするとか大きめにするとか、またはちょっと厚め/薄めの名刺を使うとか、パネルごと、センサーごと、トライ&エラーで調整するしかありません。また所詮紙なので、何度も踏まれることで曲がり癖がついてしまうと効能が失われます。以前挿入した名刺を1-2か月ごとに取り換える必要があるかもしれません。
反応しっぱなしパネルのホントウソ
―反応しっぱなしはセンサー周りの埃を掃除すれば直るんです!
必ずしもそうじゃないです。直ることもありますが、ゴム枠の弾性劣化が原因の場合にはほとんど意味がありません。
―反応しっぱなしはセンサー交換しかない!
センサーを包んでいるゴムが著しく変形している場合は、センサーを新品と取り換えた方が安全です。でも名刺縦入れでなんとか凌ぐことも可能です。
―別に私が踏んでも反応しっぱなしにならないけどなーー
一般に体重が軽くてバー持ちでつま先でツンツン踏むタイプの人は同じパネルでも反応しっぱなしになりにくいです。逆のタイプ、たとえば大柄な人がバー無しでべた足とか踵踏みなんかをすると、発動しやすいです。パネルチェックをする時はいろんな人にやってもらうとよいです。
―午前中は大丈夫だったけど、夕方になったら反応しっぱなしパネルが出始めた?
夜の間にゴム枠が弾性で自然に戻り、かつ温度も下がるために弾性が微妙に復活するので、一般にその日の踏み始めの時間帯は反応しっぱなしが出ないことがあります。しかし時間がたって踏まれてるうちにどんどん症状が出てくる(摩擦で温度が上がる→ゴムがやわらかくなる→弾性低下)、ということはよくあります。

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