随分と放置していた 絵画アリ。 です。
一発書きだから結構変な所があるかもしれません;;
gdgd感の溢れる小説を今回も。
では、どうぞー。
あ、今回からはアリス視点とかで無く、
客観的…?になるかもしれませんー。
偶然見つけた不思議な絵。
どんな人でもひきつけられるような絵
思わず触れてしまった
気付いた時には
時間とか景色とか何もかもが混ざるような感覚がした
―絵画の国のアリス。第2話。―‐
「あれ?…こんな所に人が…?」
シルクハットをかぶり、スーツ姿の人物が止まった。
目線の先には一人の 少女のような少年のような奴が居た
目を瞑っていて、全然動かない きっと気絶でもしているのであろう
「最近はかなり物騒な世の中なのに。。。」
スーツ姿の彼はそう呟いた。 目の前の子は待っていてもしばらくは目覚めそうには無い。
「しょうがない。 また後でここに来なくちゃ。。。」
実は彼はこれから行く場所があった。 予定があると言うのも把握していた中で身支度に時間が掛かっていて遅れて家を出たため約束の時間には間に合いそうに無かったのである。
目の前の子をどうにかするというのを優先すると確実に遅刻だ。
彼は気絶している子が気になりながらもその場を去っていった。
◆ ◆
「…んぁ……。えっと…ここは何処だ…?」
木に寄りかかって今まで気絶していた彼 來狼は目を覚ました。
見渡す景色は彼が見たことの無い景色だけが広がっている
彼はまずここが何処なのか、そして気絶する前に何があったのか
この2つを考えていた
考えてる間にふと、身にまとっている服に違和感を感じた。
着ている感覚は確かにあるのだが、どうも下半身がスーっとする感覚がしているのである。
まさかそんな事無いよな…と自分に言い聞かせながら見てみると、
明らかにここに来る前とは違っていた、彼 來狼が身にまとっている衣服は スカートだったのである。
どうやら上の服と繋がってるみたいだ、正確にはスカートではなく赤いワンピースと言う所だろう。そしてそのワンピースの上から白いエプロンの様な物を着用している。
「ま まさかな…。 きっと他の誰かの体にでも意識が乗り移ったんだよな!」
そう自分にずっと言い聞かせている。 軽い現実逃避を始めた來狼だった。
「あ、目ぇ覚ましたんだね!1」
先程來狼を心配していたスーツ姿の男性が戻ってきていた。
とは言っても彼が心配して戸惑っていた時は、來狼は気絶していたわけである。
当然スーツ姿の彼の事は分からないはずである…
「みそ…ぎ……?」
來狼はそう言った。何故彼がここに居るのかと不思議そうな目で。
そう、スーツ姿の彼は紛れも無く、來狼が気絶する直前に会って話した彼 禊だった。
声も顔もあの禊と全く同じである。 ただ、服装が全然違うのだが。
「え…? 何で自分の名前を……」
会ったはずだ、いくらなんでも記憶喪失というのはありえないだろうし。
だが、禊の反応は明らかに初対面で、名前もまだ知らない赤の他人 という反応である。
「どっかで会ったっけ…? まぁ自分の名前知ってるなら話が早い 君の名前は?」
名前を知ってるだけで話が早いのだろうか。 そう思ったのは内緒にしておいて戸惑いながらも笑顔で
「いや、俺の勘違いだと思う。 來狼だ」
と軽く自己紹介をした。
「來狼か…。どこかで聞いたことあるような気もするけど。。。 とりあえず、さっき言ったように 自分は禊 翡翠。 來、これからひとつ宜しく。」
慣れた口調で禊も軽く自己紹介をした。
禊の言い方から考えると、自分のすぐ近くに居るいつもと変わらないように見える彼はきっと自分の知っている禊とは違う彼なのだろうか。と小難しそうな事を來狼は考える。
「えっと…ここにずっと居てもしょうがないし。 ちょっと場所移動しようか?」
そう言って禊は歩き始めた。
來は「うぃ」と言って禊の後をついて行く。
5分も歩いてないだろう。 目の前に一軒の家があった。
ノックやベルを鳴らしたりもせずに
「こーんばんてーん リエン居るー?」
と言って入っていった。
この見知らぬ世界に居るのは禊だけじゃないのか。と思いながら來狼も入っていく。
内装を見るからに、この建物は店のようだった。
「はいー 禊さんまたいらしたんですねー♪」
やはりリエンも同じで自分が知っているリエンと全く同じに見える。
というか、リエンの言い方からして禊はこの店の常連なのだろうか。
「あれ?禊さんの隣の方は…?見かけない顔ですが?」
と不思議そうな顔をしてリエンは言った。 リエン「も」言った。
姿はいつもと全然変わらないのに…。いろいろと來狼は考え始める。いろいろと考えすぎて脳内がショートしてまた気絶するのではないかという事は本人は全然考えてないらしい。
「あー、こっちの彼は來狼っていってね。」
禊は手短に説明を済ませた。
「あ、さっきいらっしゃった時に言っていた道端で倒れていたという彼ですか?」
禊はどうやら來狼と会う前にもこの店に来ていたようだ。
「そそ、 戻ったら彼目ぇ覚めてて。んで、自分はまだちょっと用があるからすぐ行かないといけないんよね;」
禊はとても忙しいようだ。 彼の顔からはかなりの疲労が見える。 ぶっ倒れないと良いのだが、彼の顔から見ると少し不安である。
「んで、リエンにちょっと頼み事で。。。 來にいろいろと教えてあげてくれるかな?」
いろいろって何だよ。 でも流石はリエン。
「えぇ、構いませんよ」と笑顔で引き受けた。
「んじゃ、任せた!!1」と言って禊は勢い良くドアを開けて飛び出していった。
―絵画の国のアリス。第2話。fin...―‐