11月初めに行われたオムニバス・ライブツアーを含め、この1か月に私が直面した出来事。

いずれも今後の私にとって大きな意味をもち、今も整理がつかない中、この1か月がオムニバスだったのかと思うほどです。

まず、ツアー前日に某渋谷の放送局で番組収録がありました。急遽、メンバー変更もありましたが、久しぶりのタップ・アンサンブルとのセッションはやはり楽しい!

皇太子と雅子さまがご臨席予定でしたが、喪に服されていたため、私たちのパフォーマンスを見ていただくことはできませんでしたが、ご臨席されていたらどれだけテンションが上がっていたことか。

テレビらしい制約の中、高いテンションを保ってくれたメンバーに感謝!そして、浦上雄次君や洞至君らと国内外で数々の場を踏んできた時の流れを感じました。

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そして、京都(ホール)、四日市(ライブハウス)、伊勢太鼓祭(屋外)という条件が全く異なるツアーへ!

毎回、出演者が変わっても対応できたのは、今年取り組んできた「Silently She Dances−静かなるダンス」の創作過程が糧になっているからかなと。

恒例の音響・木村氏のショット(笑)

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いよっ!レナード!

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通りすがりの鼓童も参加した「彩(いろどり)」など、伊勢は大盛り上がりとなりました。

けれど、興行的には厳しい結果となった京都と四日市。パフォーマンスが良かっただけに本当に残念。

そもそも、私には「(説明しなくても)良い音は誰もが分かち合えるもの」という認識があり、ビジネス感覚に欠けているぞ!と良くお叱りを受けたものでした。

自虐ネタになりますが、それは、衛藤公雄というアーティストの遺伝子を引き継いでいるからと言えます。

と言うことで、1950年代にアメリカで活躍した父の秘蔵音源が発売されました。

それも、あのアメリカ大統領選の日に。

生まれた時からもれなく付いてきたアメリカン・パスポート。その鷲のマークの小冊子から父親が辿ってきた音楽人生を妄想し、形成された私の音楽観。

告白しますが、2000年にアメリカのダンスカンパニー、ピロボラス(PILOBOLUS)とニューヨークのジョイスシアターで3週間公演するまではアメリカにロマンを持っていたかなぁ。

そして、今のアメリカ。

一日中、頭がグワングワンしておりました。

書籍は12月5日。自分の人生と重ね合わせることはできませんが、どうしても重ね合わせてしまいます。

衛藤公雄「奇蹟の爪音」

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「音楽の殿堂カーネギーホールでのリサイタル、コンサートホールの最高峰リンカーンセンターで日本人初のリサイタル、全米40州を越える演奏ツアー、著名レーベルからのLPアルバム発売、ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演、ビートルズに先駆けての武道館初のコンサート開催・・・こんな空前絶後の音楽活動を成し遂げながら、人々の記憶から忘れ去られてしまった衛藤公雄・・・。」

私もコメントを添えさせていただきました。

「秘蔵音源を聴くというよりも、その時代の空気に入り込むような感覚でした。昔のジャズのような一発録りの臨場感と気迫。そして、筝とともに人生をドライブさせていた父の音楽人生を感じることができました。私も50か国以上で演奏してきましたが、音楽に自由を求め、人生をドライブさせていくこと。音楽家として最もクリエイティブな生き方を再認識したアルバムと言えます。」

関係者の皆様の尽力には心から敬意を表します。しかし、息子としては死んでから評価されても寂しいものです。

確かに死んだから蘇った音源ですが、生きているその時を表現し、その時に受け入れられた方が幸せに決まっています(例え、受け入れられなくても納得することもあります)。

私に関して言えば、今年は企画を搾取されたり、私の楽曲のひどいコピーを目の当たりにしたり、ちょっとあり得ないことが続きました。

搾取されてもアイデアはいくらでも出てくるので、私自身は何かを失われたという感覚よりも「世の中の切羽詰まった感」に胸を痛めました。

自分が表現していること。

その価値をいかに高めて伝えていけばよいのか。

経験が足かせにならないように各方面の方々と意見を交わしながら、前に進んでいこうと思っています。

Stay positive.



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