こんばんわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<『爆笑レッドシアター』でジャルジャルの陰が薄いとき、なんだかせつなくなります>ミツルギです。
今日は演劇『動物園物語』を観ました(於・ピッコロシアター中ホール)。友人、風太郎の2人芝居で無料となれば見ざるおえません。ほんとに久々にピッコロに行きました。
舞台はベンチがあるだけの簡素な美術です。白い十文字型の舞台に乗っかってます。1時間程度の濃密な2人芝居でした。作はエドワード・オールビーです。初めて聞きました。
この2人というのが面白いです。ほんと相容れない感じが・・・。
ジェリー役は風太郎さん。かなりプアな下層で生きている奴。ちょっと変わっている。というか異常。
ピーター役は島守辰明さん。実に真面目なサラリーマンで、父親。実に実直で面白みがないといった感じ。
このピーターがベンチに座って読書していたら、ジェリーがやってきて話しかけるところから始まります。そして、自分の生活や大家さんの犬のこと、そして、さっきまでいた動物園のこと。そして、次第にベンチをジェリーが横取りしようとするというお話です。
実に世間から落ちこぼれた人というのが風太郎さんにはぴったりです。何か悩んでる感じとなんか笑ってしまうような無邪気な感じが特に。
この話は実に現代と照らし合わせると痛い感じです。食い詰めた人がたくさんいる現代、病んだ人がたくさんいる現代、奇妙な事件が起こる現代。このどちらの登場人物も私の中にいます。だから、この芝居、好きになれませんでした。
あのー、基本的に既成台本は観ないようにしてます。古い作品は特に。ストーリーを思想や哲学にすり替えるような真似が多いからです。この作品もそんな感じです。わからないわけではないです。が、わかりたくないのです。
役者さんの熱演は実に凄いです。できるだけうわべのコミカルさだけ味わおうとしましたが・・・。
この芝居の先には底なし沼があると思います。作品の理解にしても、演出にしても、演技にしてもです。
風太郎さんは当日パンフに
「テーマはクロス(交差)。」
と書いてます。舞台も真っ白な十字架を思わせる舞台でした。でも、私の感想は痛々しくて。
「X」
クロスではなく、ばってんをつけさせてもらいます。ごめんなさい。底なし沼はまっぴらなんですよねー。

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