こんばんわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<『STORY FOR TWO』OAの1時間前に番宣があります。30秒の中で一言私が喋ってます>ミツルギです。
あうん堂『うり かい ことば ぼくねんじん』を観ました(於・ウィングフィールド)。初あうん堂です。正直思ってたのと少し違ったのです。まあ、私の勝手ですが。
食についてトコトン問い詰めた作品を観るのは初めてです。安全な野菜を作ろうとする農家の人の嘆きがあり、安全な野菜が口に入らない庶民の嘆きがあります。
荷車一つの八百屋があります。「これ!」と思う人にしか売らないのです。が、「これ!」という野菜を売っているので、必死で食い下がる人達。の話です。
こうやって見せられると安さのために「旬」を無くしてしまった我々の食が見えてきてしまうのです。味は凄く落ちたと言います。が、それによってたくさんの人の口に入るわけで・・・。でも、野菜も輸入しているわけで・・・もう安全とかどうとか言ってられないわけです。
この作品ではそれまでほぼリアルに進んでいたのに、突然、不思議なシーンが現れます。主人公の八百屋(杉山さん)は普段、黒っぽい服なのですが(便宜上、黒杉山と呼びます)、このシーンだけ白い服です(便宜上、白杉山)。黒杉山は話かけられても無愛想なのに、白杉山は誰も話しかけないどころか、相手にもしてないのに喋ります。なのに他の人と同じ台詞です。サービス精神があるのかないのかわかりません。
で、このシーンが結構アングラシーンになるのです。食べ物をむさぼり食べまくります。最後は「食の暴力―!」という台詞になります。
が、あんまり納得がいかなかったのですねー。狂気がにじんでなかったですから。「何でこのシーン?」という気になってしまったのです。
何だかこの作品は嘆きが多くて辛かったです。私は芝居の中の人物の生き様やストーリー展開が観たいのですが、嘆きや主張が多かったです。それを砕くほどののほほんさもなかったですし。どうも私は天から主張が降り注ぐタイプの作品が苦手なようです。テーマの色濃さがストーリーに繋がってない気がしました。勝ってしまってるんですね、テーマが。
役者さんが凄く素敵です。特に私と1994年に『ジプシー』で共演した栗山<子沢山>勲がなんか変なある面怖い奴をやってて嬉しかったです。変わらんなー彼も。
この芝居、いただきますとは言えますが、ご馳走様とは何かいいにくかったです。私の芝居の好みは偏食ですかねー。直せる気がしないけど・・・。

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