こんばんわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<部屋の掃除をしないといけないなーと思いながら3ヶ月経ちました>ミツルギです。
映画『レスラー』を観ました(於・シネリーブル梅田)。久々のミッキー・ロークの主演作です。この人、かっこよさと自堕落さと甘えた感じを併せ持っていて、なんか私は好きでした。一言で言えば「大馬鹿野郎」です。なかなかそんな「大馬鹿野郎」な役者さんって見当たらないんですよねー。ラッセル・クロウとかショーン・ペンとかもその線の役者さんだと思うのですが、色気の部分でこの人には勝てません。だってスターの地位を捨て、猫パンチしか出せないのにボクサーになっちゃうぐらいの大馬鹿野郎なのですから。なんで誰も止めてあげなかったんでしょう?おかげで顔が崩れてしまったのです(一説には整形の部分が崩れたとも)。
この映画自体も『竜二』に匹敵する「大馬鹿野郎」映画です。説明するのが難しいです。特に女性には。ただ
「プロレスが好きなんだ」
で通すしかないのです。そういう馬鹿な生き物が男なんだと思ってください。
昔、売れっ子のレスラーだったのに、今はうだつのあがらない細々とバイトしながら週末のみプロレスをするというパートタイムレスラーです。その浮き沈みがミッキー・ローク自身とシンクロします。監督のダーレン・アロノフスキーはミッキー・ロークの主役にこだわり、会社から制作費を減らされてもそこだけは曲げなかったそうです。一番大事なところだったのですねー。
ミッキー・ロークはプロレスに飛び込んでます。タッカー(大型ホッチキス)で体に針を打たれたりします(特撮かなー?)。ネグロ・ブッチャーとデスマッチするあたり、ほんとにやくやってます。有刺鉄線に飛び込んでいってます。
娘にも愛想つかされ、、心臓の手術をしてドクターストップが出て、恋人に止められてるにのにリングにむかうのです。仕方ないですよねー、ミッキー・ロークやし。
私も40になってしまいました。売れてるか辞めてるかだと思っていたのですが・・・。売れずに続けてます。だから、よくわかるのです。わかりすぎるほど。
彼がオールドレスラーのサイン会に参加するとき。辺りを見渡してみると車イス、義足、盲導犬連れだったりするのです。プロレスラーとして生きた代償なのでしょうか?それでは余りにもつらいです。が、事実そういうものでしょう。やっぱり三沢光晴選手のことを思い出してしまうのです。
きちんとプロレスに対するリスペクトがあります。だからいいです!
「俺のいるところはあそこだ!」
リングを指差すのです。涙が出ます。覚悟とかそんなことではなく、リングで輝くために生きているのです。説明とかできない「大馬鹿野郎」映画です。だから、観てみてください。『ロッキー』のような爽快な映画ではなく、ほんと男は身につまされる映画です。必見!です。

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