48歳はいかにも早すぎる。
すでに
ダイアナ・ロスという先例はあったけれど、デブじゃない! なんてスレンダーなんだと、ちょっと驚いたのが第一印象だった。
グラミー賞会場は、追悼の言葉で溢れたそうだ。
麻薬中毒のあげく破産して、わずかなドルにも困っていたのはみな知っていたはず。そんなにたくさんのスターたちが敬愛していたのなら、一人1000ドルくらい回してやれば、すぐに数千万円も集まっただろうに。元夫の
ボビー・ブラウンもいったい何をしていたのか(
ボビー・マクファーリンと結婚していれば、もう少しマシではなかったか)。
映画「
ボディガード」の主題歌が繰り返し流されている。
アレサ・フランクリンが名付け親で
ディオンヌ・ワーウィックが従兄弟というR&B名家に育ちながら、こんな
セリーヌ・ディオンみたいに歌い上げなくてもよかろうに。おかげで全米的な歌姫になれたのだとしても、R&Bシンガーとしては満たされていたのかどうか。
今回のグラミー賞に輝いたのは、イギリスの歌手アデルだった。
「
オールウェイズ・ラヴ・ユー」やスーパーボウルでの
「アメリカ国歌斉唱」によって追悼された故人より、ずっとソウルフルなリズム&ブルースをアデルが歌っているのは、皮肉なめぐり合わせに思えた(おまけに、ジャニファー・ハドソンの「えんだあああ♪」はまるでダメだった)。
ついでに、映画「ボディガード」は、
ケヴィン・コスナーのマヌケ面のおかげで、きわめつけの駄作だった(
マドンナのコンサート後、花束を抱えて楽屋を訪ねたケヴィン・コスナーが、「君は歌が上手だ」と褒めて帰った後、「ねえ、いまの聞いた? いったいどこのバカなの、あれは!」とマドンナが憤慨したエピソードは有名)。
アデル 『サムワン・ライク・ユー』 Brit Awards 2011
(敬称略)

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