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2017/3/14  16:04

黒幕と黒衣  政治

トランプはいかにしてクリントンに勝ったのか? あるいはどうして全米マスコミ挙げての必敗予測を覆すことができたのか? もしくは大統領選を通じてメディアによる数多の世論調査がクリントン勝利と間違ったのはなぜなのか? または、「隠れトランプ派」とはいったい何だったのか?

それらの疑問の背後にいて、米大統領選を操った黒幕と黒衣を名指した注目記事です。英フィナンシャルタイムズ紙やガーディアン紙では既報のようですが、フィナンシャルタイムズ紙を買収して傘下に収めた日経には載っていないようです。

トランプ「人心操縦」の黒幕
米大統領選と英国民投票の二大仰天劇は同じ黒衣の仕業だった。恐るべし、最先端マイクロターゲティング。
https://facta.co.jp/article/201703002.html

FACTAという日経を辞めた記者が起こした電子メディアの有料記事なので、以下は要約です。

ヒラリー・クリントンと全米メディアは、ビッグデータ分析の最先端企業、ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に敗れたのだ。

それまでの選挙戦が人口動態学を土台としていたのを、CAは「ビッグデータと心理統計学」に一変させた。

CAは英国の欧州連合離脱(Brexit)を問う国民投票で、反EU派の急先鋒、英国独立党(UKIP)のキャンペーンを請け負い、トランプ顔負けの無責任な放言と毒舌パフォーマンスで、みごとに想定外の勝利をもたらした。

16年の二大サプライズを演出したこの黒衣CAの実体は、数学者や統計学者、宇宙物理学者ら博士号の肩書を持つ分析オタクのチームだった。

従来の選挙予測、つまり人々がどのような投票行動をとるのかという予測では、人口動態学を基盤に既存の世論調査の加重を調整し精度を高めるものだった。

これに対し、CAは新しい心理統計学(またはサイコグラフィクス)モデルを採用している。米国内に4千〜5千カ所のデータポイントを持ち、全米2億2千万人の成人の属性――ネットでどんな検索をし、どの番組を視聴し、どの車を運転し、何を食べているかを逐一プロファイリングしている。

ポイントが重複する人は似た人格なので、32のタイプに分類した。「行動は人格に導かれる」から投票行動もこれで予想できる。それを可能にしたのは、米国ではフェイスブックなどのソーシャルメディア(SNS)が普及し、ユーザーの同意なし(オプト・アウト)で簡単にビッグデータを購入できるからだ。

既存の世論調査に比べ、ビッグデータではサンプル数の裾野がケタ違いだし、粒度(凝集度)では世論調査はまるで歯が立たない。

分析するだけではなく、選挙キャンペーンに利用するために、CAは錯覚学ともいうべき認知心理学の知見を巧みに援用して、トランプを好イメージで飾るだけでなく、ヒラリー・クリントンに嫌悪感を催すようなサブリミナル効果を上げるターゲットマーケティングの武器にしている。

ガセでもデマでも構わない。不確定の状況下だと、「知りたいことしか頭に入らない」という確証バイアスが働く。メッセージが矛盾していても、直感は物事を単純化し、好き嫌いや近づきやすさ、慣れ親しんだものを選択する。プライム(先行刺激)を与えれば、たやすく判断を誘導できる認知バイアスの弱みを突き、人を非合理的な行動に誘導するのだ。

CAはスポンサーを明かさないが、英フィナンシャルタイムズ紙やガーディアン紙などは、世界有数のヘッジファンド「ルネッサンス・テクノロジーズ」(RT)の共同CEO、ロバート・マーサー(70)と名指しする。この共和党最大の献金者は、元コンピューター・サイエンティストで、93年にIBMからRTに移った。

RTは運用資産720億ドルといわれ、その旗艦ファンド「メダリオン」は過去28年で550億ドルも稼ぐ驚異的な高収益を上げていながら、厚い秘密のベールに包まれている。RTの投資手法は、あらゆる投資対象の値動きパターンをプログラム化して短期売買で稼ぐクオンツ運用で、CAと親和性が高く、すでに東京市場に上陸している。

トランプは「聴衆の反応に合わせた完全便乗型アルゴリズム」を装備した自動人形にも見える。70歳の本人はスマホが不得手で、ツイートも口述か代作だから、なおさらである。


アルゴリズムの世界に黒幕や黒衣という比喩はいかにも古腐れ、トランプが「黒衣の花嫁」なら、スティーブ・バノンが「花婿」という気色わるいコスプレを思い浮かべてしまいます。

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(敬称略)
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2017/3/11  0:11

ひばりの歌です  音楽

真夜中のサバナ」(MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL)をCATVが放映していた。クリント・イーストウッド監督作としては凡作だが、最後に流れる skylark がよかった。検索してみると、歌唱はK D LANG。映画のモチーフのひとつであるゲイに当てはめた人選だったのかどうか。

K D LANG skylark


ちょい役にジュード・ロウが出ていたのに気がついた。若き日のマーロン・ブランドの物まねのようなオーバーな演技をしていて可笑しかった。そういえば、NYから来たライターのジョン・キューザックは往年ならグレゴリー・ペックの役どころ。ハリウッドの全盛期を見てきたイーストウッドならではのハリウッドオマージュ映画とみることもできる。ただし、ハリウッド映画と違って黒人の扱いかたはさすがに一味違う。

kd lang "Hallelujah" CSHF 2006


じつに平田弘史が描くような武骨な顔です。アメリカの西部男や大恐慌時代の子だくさんの貧しいお母さんのような顔です。

kd lang - I will Survive


あまり上手くいってない選曲ですが、懐かしい歌なので。イーストウッドもゲイを描くのは上手くなかった。たとえば、オカマとクローゼット・ゲイにバイセクシャルを一緒くたにしてしまっている。どストレートなイーストウッドには向かない題材でした。

(敬称略)
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2017/3/2  18:36

親指は親分の指  政治

前稿で、「日本のビックブラザーは親指なのだ」と書いたが、どうやら籠池理事長をめぐる贈収賄事件に進みそうな模様。親指立てて目配せや視線外しで、法治もコンプライアンスもなし崩しという「ポスト1984年」に未達なら、おなじみの汚職事件がずっとまし。

しかし、驚いたなあ。財務省理財局といえば、戦前から官僚エリート中のさらにエリート。そのトップの局長に国有地払い下げが絡むと民間人が面会できるのか。まあ、立場は違えど百々(とど)のつまりは親指仲間だから、驚く方がナイーブかも知れない。

親指は親分(上司)を指すのだが、その親分の親分のとたどっていくと、やがて内閣総理大臣安倍晋三に到着することになる。顔の前に親指を突き出す人が卑し気な笑みとみじめな目つきをしながら、ちょっと得意気でもあるのはそういうわけだ。

賄賂を受け取ってくださいと差し出せば、3年以下の懲役または250万円以下の罰金です
https://news.yahoo.co.jp/byline/sonodahisashi/20170302-00068265/
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2017/2/28  12:13

東のトランプ降板か?  政治

安倍晋三記念小学院「事件」を隠すためのような金正男暗殺「報道」の垂れ流しが続いてきた。実質200万円で小学校を造った森友学園たの籠池理事長の言動のわかりやすさゆえか、ようやくマスコミが本腰を入れ始めた。

俺が学園のPR担当なら、即刻入院させるなどして、絶対に表に出さない、出せない理事長だ。突っ込みどころが多すぎる弁明もさることながら、その顔つきと話しかたがどうしようもない。本人は自信満々なのだろうが、せっせと墓穴を掘っているに過ぎない。

教育勅語は名文にして素晴らしい内容なのだが、いつもこの手の輩によって利用され汚されて今日に至っている。軍歌も戦意高揚の道具とは切り捨てられない、兵隊の哀歓が込められた名曲・名歌詞が多いのも知る人ぞ知る。

さて、「一強」安倍晋三が詰むかもしれない。東のトランプと題したが、トランプこそアメリカの安倍晋三ではないか。トランプの言動や政策は安倍晋三を真似たと考えれば、利発な娘イヴァンカまでが「安倍晋三の言うとおりに」と助言したのにも頷ける。

政権発足後、大統領選挙の論功行賞以上の人事ができないほど、トランプ周辺の人材不足が露呈している。ましてやたぶんトランプ本人も当選するとは半信半疑だったはずの選挙中から大統領就任前まで、家族やわずかな友人だけが相談相手だったことはじゅうぶんに考えうる。

さて、この安倍晋三記念小学院「事件」、状況証拠は真っ黒いが、政治家やその周辺が関与したという証拠はいまのところ出ていない。安倍晋三もしくはその周辺は無関係ということもあり得る。しかし、その方がより重大な問題といえる。

つまり、権力者へ阿るために「忖度」や「配慮」が駆動したからこそ、いくつものチェック&バランスを免れたことになるからだ。オーウェルが『1984年』で描いたビックブラザーを日本は必要としない。

いつでもどこでも、立てた親指をちょっと上げるだけ、それで通じるものだ。朝鮮日報が自国を卑下する常套句を拝借すれば、だから、いつでもどこでも、日本には「答えがない」のである。

(敬称略)

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