日曜朝6:40、渋谷駅。母校S小の子供たちが、大荷物を抱えてうきうき通り過ぎていく。
臨海/林間学校に行くのだろう。なつかしい。10年前のあたしだ。
10年前、あたしがQやまーさ達と一緒のS小国際学級に所属していた頃。
国際といえば、昨夜は大変国際色豊かだった。
土夜11時、帰ってきてPCでも開こうかというときに、同級生Tkからメールが。
「今から六本木で遊ぶぞーイエー」
は?!今からですか?!
・・・
「オーイエー」
気づいたら、電車に揺られて都心へ向かっていた。
そもそもこのTk、NYからの聴講生で、両親ともにアメリカ永住の日本人。なので、日本語が若干、いや、結構アヤシイ。全くと言っていいほど日本語では話しかけてくれないし、あたしも日本語は通じないんだろうなぐらいに思っていた。
ところが、駅を出てみると、やつの背後から別の外人出現。
Tk「これ、友達ー。トルコ人。英語通じないって。」
トルコ人「どうもー。」
あたし「あ、どうもー。」
っていうかTk!あなた日本語流暢ですけど!なんで今まで隠してた?!
そしてトルコ人! 〃 !
というわけで、なんとも不思議すぎる取り合わせで3人出発。
途中、ドネルケバブの車からドネルケバブ購入。トルコ人が店のトルコ人になにやら母国語で圧力をかけたようで、かなり中身たっぷりのが出てきた。おとくおとく。
そして1軒目、911へ。トルコ人はここのウェイターとも知り合いらしい。既に大入り満員で、客層はかなりインターナショナル。ブロンド美人妊婦までいるという、何でもアリ的状況。
何杯か飲んで、空席があったので座る。すると、もう1つの空いた椅子をもらっていいか、と言ってきた兄ちゃんがいた。どうぞ、と言うと、彼はそれに先ほどの妊婦を座らせた。
お、妊婦じゃーんみたいになるうちら。そうこうするうちに他の椅子も空き、彼女の連れの赤い服の金髪美人も一緒のテーブルに座る。兄ちゃんは立ち見。
トルコナンパ男、すかさず声をかける。
「congratulations」
??が浮かぶ美女二人。
英語が通じないのかな、と身振り手振りで「妊娠」「大きなお腹」「めでたさ」などを表現するトルコ人。
すると、赤いほうが理解し、「あぁ・・not congratulations」と言った。
できちゃった系?望まれない子供?もう末期だから堕ろせない系?などと気まずそうに顔を見合わせるTkとあたし。
すると、見かねて兄ちゃんが日本語で「いや・・あの・・妊娠じゃないみたいです」
うわぁ〜やっちゃったよー・・最悪だー最悪だと言いながら他人のふりをするTkとあたし。
しかし、そんな事件はあっというまに風化し、グループはいよいよ不思議な6人組と化した。
どうやら美人二人はフランス人で、赤は某仏語学校AFの先生らしく、兄ちゃんは日本人でそこの生徒。妊婦は赤のフランスでの友達で、旅行で来日。
さらに、トルコ人はもともとTkの両親の知り合いで、4年前から東京在住。驚くほど日本語ペラペラで、ギャグもすっかり日本人。両親の紹介で、あたしと待ち合わせる5分前に初顔合わせしたらしい。
異種格闘戦もいいところだが、そこに言語の壁があるためさらに事態は複雑化。
あたし:
日本語、英語、
フランス語かじる程度
Tk:
英語、日本語
トルコ人:
トルコ語、日本語、
英語かじる程度
赤:
フランス語、
日本語と英語かじる程度
妊婦:
フランス語、
英語かじる程度
兄ちゃん:
日本語、フランス語
言語障害にもなりますよ!そもそも共通語と言えるものがない!
いや、待てよ。そういうときこそ「音楽は共通語」なんじゃないの?
そして、乾杯も共通語。踊りも共通語。
じゃあ2軒目行きますか。
こうして一行は、いい音楽と広いフロアそして更なる酒を求めて外へ。

0