2006/12/16
「レールエ節」
伏見の稲荷、願掛けおいたは何のため
主の浮気が山科の、レールエー
恋のトンネルが、ほど追うたが深い仲
レールエーレールエー。
汽車が着く、車掌が戸開け芸者が降りる
車掌さん見とれてあれ落こちた、レールエー
お役大変だ、後の始末は誰がする
駅長助役。
車掌さん、私ゃ西京の者どすえ
今日は演劇明日はまた、レールエー
一番汽車で、新橋ステンショ乗り通す
切符拝見。
ああ辛気、ほんに待つ身になるなとは
主は梅田かまた夢か、レールエー
辻占合わず、落つる簪畳算
レールエーレールエー。
三井寺の、鐘を数えてもの思い
積もり積もりし比良の雪、レールエー
硯に可笑し、雁の便りに落とし文
レールエーレールエー。
主さんと、こうして二人がいることが
もしも世間へ知れたなら、レールエー
私はよいけれど、あなたの御身に何事も
なけりゃよいが。
ご覧なさい、私がこんなに痩せるのも
主の浮気が苦に病んで、レールエー
私が不憫と、思し召すなら浮気をば
やめてちょうだい。
生意気に、鳥打帽子に切付貼の
芸者に見とれてワイ落とした、レールエー
おやおや大変だ、取りに行く間に汽車が出た
阿呆よ馬鹿よ。
「恋慕」
来いと言うたとて別れる道か、灘が四十九里波の上
サー恋慕、恋慕恋慕サー恋慕、オヤー。
咲いた桜になぜ駒つなぐ、駒が勇めば花が散る
サー恋慕、恋慕恋慕サー恋慕、オヤー。
遠く離れて逢いたいときは、月が鏡になればよい
サー恋慕、恋慕恋慕サー恋慕、オヤー。
恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす
サー恋慕、恋慕恋慕サー恋慕、オヤー。
投稿者: minminmin
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