2006/12/13
「名所々々」
京の銀閣寺を、御覧じましたか拝見なしたか
楠天井の一枚板ではないかいな
萩の違棚、南天床柱、名所々々。
瀬田の唐橋大橋小橋は、大津の鍛冶屋と
草津の鍛冶屋が朝から晩まで
とってんからりと叩いて伸ばして錆をふかした
唐金擬宝珠、水に映るはすこぶる別嬪
誠にきれいな膳所城、名所々々。
可愛いけりゃこそ三条の、河原町の樫木様の屋敷から
唐竿片手に担げて、通いにくうて三条の
河原町の樫木様の屋敷から
唐竿片手に担げて通われよか、名所々々。
早野勘平さんは、蓑着て笠着て鉄砲担げて
火縄に火をつけ猪撃ちゃ、生商売で二十四が前後
三十が命の寿命、可愛いお軽様すこぶる別嬪
誠にきれいな若後家よ、播磨の港でピンの出した
寂しけりゃ毎晩通います、名所々々。
「めぐる日の」
めぐる日の、春に近いとて老木の梅も若やぎて候
しおらしや、しおらしや、香り床しと待ちわびかねて
ささ啼きかける鶯の、来ては朝寝を起しけり
さりとは気短な、今帯締めて行くわいな
ホウホケキョウとい人さんじゃ。
投稿者: minminmin
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