-15°  

 信じられないことに2月です。
 今年のスイスの冬は雪も少なくて暖冬だったのですが、ようやく来ました。明日の朝の最低気温は-15度だそうです。水蒸気がそのまま凍ったような粒子の細かい雪が降ってます。今年は日本も各地で大雪だそうですね。
 昨年は一度も行かなかったのですが、今年はスキー・スノーボードもやっておかねばという気分です。
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あけましておめでとうございます  

ひとまず、あけましておめでとうございます。
スイスに帰ってきました(帰りは12回乗り換えというハードな移動でした)。
日本滞在は1週間ほどでしたが、散財の毎日でした。
日本に帰ると、なんだか要らないものまで買い込んでしまいます。おかげで帰りの荷物が大変なことに
でもまあ、なかなかよい買い物ができました。

というわけで。
今年もよろしくおねがいします……って、昨年はまたしても不義理を重ねてしまいましたので、今年はもう少し顔を出そうと思います。すいません

ショートショート、2作品リリース。次からは多分1つづつです。
スリル
幼馴染
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ルーブル美術館  

行ってきました、ルーブル美術館。完敗でした。
全部観てやると息巻いていましたが、途中で全部観るから全部見るに変更し、最後は全部視界に入れるから、すべての部屋を通るに変更したのに、閉館時間で途中で追い出されましたorz。
有名どころは押さえましたが(モナリザもました)、本当に全部観ようと思ったら、パリに住むしかなさそうです。
展示はとにかく圧巻です。日本の美術館が束になってかかっても勝負にならないレベルでした。
水、金は夜間も開館しているようなので、行くなら水・金曜日にしたほうがいいですが、一日中歩き回れるくらいの体力が必要です。

美術館を追い出されたあとは近くのラーメン屋で、1年ぶりのラーメンをいただきました。店のたたずまいから、ラーメンの味までほぼ日本と同じで、値段も少し高いくらい。ちくしょー、ベルンはなあ、もっとずっとクォリティーの低いものを、3倍の金を払って、しかもわざわざ郊外までいかないといけないんだぞ、と毒づきたくなりました。パリの日本人、恵まれすぎです。

最終日の今日は、見残したところをささっとまわって、お土産を買って夜にフライトです。
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パリ  

パリに来てます。2日目です。

予想以上に広大でした。3泊4日で、2日をパリで、残り2日でルーアンとモンサンミッシェルに行くつもりでしたが、予定を変更して4日全部パリ観光にしました。4日あってもたぶん見切れません。

パリ市内を歩いていると、日本にいるような錯覚に陥ることがあります。建物は石造りだし、景観は全然違うのですが、なぜでしょう。たぶんスイス暮らしが長いのもあるのかな。パリに比べたら、スイスの街は古臭く感じます。
日本絡みだと、パリは日本食レストランが多いことで有名ですが、本当に多いです。別に捜し歩いたわけではないのですが、10店以上は見かけました。でも、多くは中国人経営のニセモノらしいです。スイスもイタリアもそんな感じです。それでどうして中華四千年の歴史を誇れるのかわかりません。
カラオケや漫画喫茶、メイドカフェまであるらしいですが、とてもじゃないけど探せません。次来た時には探してみたいです。

それと、感じるのは移民の多さですね。スイスも多いですが、パリも同じくらい、もしかするとそれ以上でしょうか。うまく適応できた人たちはいいのですが、中には物乞いをしなければ今日を生きられない人たちも少なからずいるようです。

さて。

初日はとりあえずエッフェル塔と凱旋門を押さえました。エッフェル塔は古典的東京タワーみたいな感じで特に感慨はなかったのですが、凱旋門は衝撃的でした。ああいう建造物は今まで生きてきて初めての感覚です。同じようなものは世界中探してもないのではないかと思います。まっすぐに伸びたシャンゼリゼ通りの入り口から見ると、すぐそこにあるように見えるのに歩いても歩いてもたどり着かない。山のような建造物です。

2日目も市内の要所をひたすらまわりました。年間5000万人近い観光客が訪れるという観光都市だけあって、観光バスや観光フェリーなども整備されていて、効率的に回れます。クリスマスなので観光客は少ないのかなと思ったら、そんなことは全然ありませんでした。実はこれでも少ないほうなのかもしれませんが。

3日目の明日は、今回のメイン「ルーブル美術館」です。丸一日かけて見尽くすつもりですが、一日じゃ足りないという話もよく聞きます。とにかく楽しみです。
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2011年  

2011年ももう終わりですね……。
今年はなんというかとんでもない年になってしまいました。あの地震さえなければ、それでもいろいろなことがあったけど平穏な1年だったのかもしれません。
と、何事もなかったかのように何か書いてますが、またまた放置しててすいません
スイス暮らしもそろそろ2年近くになりますが、なんとかやってます。日本に帰る企ても実はあったのですが、失敗したのでもう1年くらい続くことになりそうです。

今年の年末年始は日本に帰ることにしました。昨年はスイスに残って、知り合いの猫の世話をしてたんですよ。あれはあれで楽しかったけど、2年連続はさすがに怒られそうなので、ちゃんと帰ります。
で、帰る前にフランスで3泊4日のプチ旅行をしてきますv
パリに連泊して、とりあえず周辺を制覇するのが今回の目的です。
スイスはほぼ制覇したので、そろそろ近隣国にも足を延ばしたいのですが、地続きの隣国でも長期休暇がないとなかなか行けないのです。

書き溜めていたSSが溜まってきたので、これから少しずつ解放していきます。もう誰も見ていない恐れもありかもですが。
最近はドイツ語⇔日本語を教えあっているスイス人の友達に、ドイツ語訳した過去作を読んでもらってます。
ドイツ語難しすぎ〜!!

先端恐怖症
人間不信
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安全神話  

 電力会社が原発の安全神話を作り上げるために、マスコミ関係者を接待して不利益になる報道を遮断していたという報道があるようですが、一つ思い出したことがありました。
 大学1年生のときですが、物理学科の学科長が「原子力発電所の見学ツアー(無料)」に行くから希望者は申請しなさいと言ってきたことがありました。僕はちょっと野暮用があって参加しなかったのですが、今から思えばこれなんかも電力会社の洗脳作戦の一環だったんでしょうね。当時は大学でもこんな社会見学みたいなイベントがあるんだななんて考えてましたが、こんなイベントは後にも先にもこれっきりでした。
 「1年生対象」というのがまた見え透いてます。専門知識を学んで、反原発志向を持たれると困るから、その前に洗脳しようということだったんでしょう。さらにうがった見方をすると、大学が電力会社から幾らかの謝礼金を受け取っていたんじゃないかなんてことも考えてしまいます。

 先日紹介したyoutube動画を見たスイスの日本人たちに、いっしょに動画を見ながら補足解説をしてきましたが、よく言われているように「放射線」と「放射能」、「核分裂」と「核爆発」の混同とか、半減期の誤解などがあるようです。電力会社は安全の洗脳をする前に、一般市民に周知しておくべきことがあったんじゃないかという気がします。おそらくですが、周辺住民はおろか、現場で作業をしていた作業員にすらもそのあたりの正しい知識が周知できていないのではないかという気がします。10年前のJCOの事故のときにも「臨界」の意味を知らない作業員が大勢いたなんて話も聞きます。
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バトン  

 スイスで知り合った日本人の方からyoutubeのリンクが送られてきました。
 京都大学の小出裕章氏(京都大学原子炉実験所)が原子炉の専門家として原子力発電反対を唱えています。ちょっと長いです(2時間弱)。

http://www.youtube.com/watch?v=4gFxKiOGSDk

 電力会社を守る法律のところとか、知らなかったことがたくさんありました。氏によると、この法律によって東電は、今回の事故による賠償の責務の一切を免除されているのだそうです。「あれ? 出来る限りの賠償を東電がして、どうしても賄えない部分を国が(税金で)負担するって話じゃなかったの?」とかね。
 そのへんの裏事情はともかくとして、これを一般の人が見ると「放射線ダメ、原発絶対ダメ、そして福島はもうダメ」という考えに完全に染まりそうです。この動画を投稿されている方も、これはすべての日本人に見てもらわなければならない、そうすることが日本を守ることだという信念で投稿なさっているようですし、動画を見た人たちもそのバトンを次に渡そうとしています。結果的に僕のところにも回ってきました。
 この先生の言っていることはすべて本当のことです。でもね、違うんです。聴衆が反原発の考えを強化するように、かなり偏った言い方をしている。自然界にも放射線が存在していることを言わない、人間の体がある程度の放射線に対して素晴らしい防御機構を備えていることを言わない、JCOの事故を引っ張ってきてほらこんなに放射線は怖いんだと写真を示す、福島の農作物の検体を計ったら測定器が死んだと一般の人が聞いたら誤解を招く言い方をする。悪意からそういう偏った言い方をしているわけじゃないことはわかる。この先生はきっと、原子力にかかわりながら原子力技術の持っているどうしようもない矛盾、問題に憤り、国が押し進めてきた原発推進をなんとか食い止めようとして、学会の中で肩身の狭い、というか、ほとんど相手にされない状態で一人で戦ってきたのでしょう。たった一人で戦うのだから、多少誇張表現でも敢えて使ってきた。でもさあ、こういう講演がインターネットの力を借りて、講演者のあずかり知らぬところで流布しちゃうのは絶対だめなんだと思う。この先生だって、これだけの不特定多数の人間に聴かれることを想定しちゃいなかったろうし、だからこそこういう、よりインパクトのある言い方を選んでしゃべってるんだ。見ればわかるけれど、この講演は山口県での原発建設に反対をしている市民に向けてのもので、決して日本全国の一般に向けたものじゃない。まして福島県民が見ることを想定しちゃいない。
 もうこうなってしまったらどうしようもない。この動画だけじゃなく、ネットを通して、今回の事故はもう誰にもコントロールができない形で広がってしまいました。国は今回の事故を招いた責任として、例えば内閣府がスポンサーになって全国ネットでテレビ討論会でもやるべき。推進派、反対派全部集めて、洗いざらいすべてをさらけ出して、これまで何を目指して何をやってきたのか、そしてこの先どうしていくつもりだったのか、事故を受けてどうしていくのか。結論なんて簡単にでないだろうけど、それで原発廃止の結論になるんだったらそれでいい。もうそれくらいしか、この混沌を収める方法はないような気がします。
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余震  

 頻発する余震。本震から一か月、ただでさへ心身ともに疲弊しているところにこの追い討ちはあまりに酷です。M7クラスの余震1つ1つが、普段であれば本震のクラス。改めて日本周辺にこれだけのエネルギーが蓄積されていたこと、そして今も蓄積されていることを思い知らされます。
 この一か月東北地方で起きたことは、45億年のスケールから見ればほんの一瞬の出来事、そして、過去に何千万回と繰り返されてきた地球の営みのほんの1つに過ぎないのでしょう。日本の歴史の中ではたかだか数回、近代日本にとっては初めてのことだったとしても。
 今回の地震が言われているように千年周期の出来事だとして、もしかすると地球の中には人類の歴史を超えるような、もっと長い周期をもった巨大な事象が隠れているのかもしれません。

 話は変わって、ここベルンにもいくつかの日本食レストランがあります。各国で日本食レストランが風評被害にあっているというニュースを聞き、ちょっと心配になって行ってきましたが、マスターが言うには風評被害バリバリだそうです。冗談めかして言っていたので、本当のところはわかりませんが、確かにお店の中は前に行った時よりも閑散としているように見えました。
 現在、日本から食品などを輸入する際には、放射線量の測定結果を添付することが義務付けられています。風評被害に加えて、その測定料金までもが輸入元に損害として計上されます。もちろん決して安い金額ではありません。
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一か月  

 こちらは4月に入ってから急に春めいてというか、夏めいてきて、汗ばむような陽気が続いています。Tシャツ一枚でも十分です。去年の今頃とは明らかに違うような気がします。

 地震から1ヶ月。少しずつ復興の兆しを感じさせるニュースも聞こえてくるようになってきましたが、原発の状況やいまだに被害の全容が明らかになっていないなど、まだまだ先は長そうです。というか、どこを目指しているのか、その指針がないままにこれまでの災害時と同じことをただ繰り返しているような気がします。多少強引でも、被災者や国民から一時的に非難を受けても、ベストだと思われる方法を熟慮断行していってほしい。
 例えば低濃度汚染水の海への放出、あれはこの非常時においては間違いなくベストな対応でした。むしろ遅すぎた。事前通達がなかったことがまた非難の的になっているようですが、むしろ通達したら「NO」を突き付けられたことは目に見えているし、その上でそれを無視して放出したらさらに問題になる。FAXだけ送ってGOというのは実はうまいやり方だった。
 被災者の県外避難なども、もっと強引にやるべきかもしれない。地方には余っている市営、県営住宅が万単位である。それを使うことで浮くことになる仮設住宅設置費をもっと建設的な復興費に充てたらいいし、復興への時間短縮にもつながる。しかも現実に避難所で亡くなっているお年寄りもいると聞きます。地元に残りたい住民の意思は尊重すべきかもしれませんが、それを押し切って復興を目指す権利と責任が国にはあるべきだし、その強い意志を国民は見せてほしいと思っているはずです。

 話は変わりますが、福島第一原発で何が起きたのかについて、スイスに住む日本人向けにちょっとした講義をすることになりました。別に原子力の専門家でもなんでもないのですが、多少なりとも知識のある立場の人間として、正しい知識を少なくとも日本人には知ってほしいという気持ちがあります。日本人コミュニティに話を持ちかけたら、トントン拍子で話が進んでしまいました。少し勉強しないといけません。
 原発存続の是非についての個人的な意見は、見直しはもちろん必要、しかし全廃はあり得ないというものです。再選を果たした石原都知事と同じです。別にその点が都民に支持されたわけではないと思いますが、少なくとも支持を得るために空疎なエネルギー戦略転換論を展開したほかの候補よりは信頼ができそうだと思います。
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原発事故、海外では  

 仕事から帰ってくると、とりあえずニコニコ動画のニコ生でNHKを見る毎日です。暫定的なサービスということのようですが、ありがたいです。海外在住の日本人はかなりの人が利用しているのではないかと思います。

 福島第一原発の事故が、震災からの復興の初動に落としている影の大きさを考えると暗い気持ちになります。現場で命懸けで作業にあたっている作業員の人たちには感謝の気持ちしかありませんが、もし営利第一主義や慢心からこのような事態を招いたのだとしたら、東電の責任はとてつもなく重い。今はこれ以上被害が拡がらないで、事態が収束するのを願うしかありません。批判はそのあとです。
 いろいろなところでレビューされているようですが、海外での今回の事故の報道は出鱈目だらけです。知り合いのスイスの方に英訳してらもいながら、スイスでの報道の一例を見ましたが、チェルノブイリの事故で事後対応にあたったという専門家が出てきて、48時間以内に悲劇的な事態が訪れるだのと平気な顔をしてしゃべったりしています。こちらに住んでいる日本人の人たちの中にもそのまま真に受けてしまっている人もいるようです。
 無料で配られているタブロイド紙の類では、津波の犠牲者をそのまま掲載したり、日本中に放射能がまき散らされているかのように書かれているそうです。
 今回のことでわかったことは、外国になんて期待しちゃだめだということです。日本は日本人が守るしかありません。外国なんて助けてくれるどころかむしろ足を引っ張っている。殊勝な顔して救援隊を送ってよこしたって、そんなのは国際社会の中での体面などを気にした政治的なアピールに過ぎないし、原発事故での行き過ぎた避難勧告が日本の社会に与えた社会不安のほうがはるかに大きい。
(つづく)
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スイスから  

 スイスに戻ってきました。日本であれだけのことが起きて、今も続いているのに、出発前と何も変わってません。
 こちらの日本人の知り合いの人たちとも会って話をしてます。一様に、ニュース等で入ってくる映像が信じられないようです。僕も確かに日本には居たけれど、被災地からの映像はテレビやインターネットを通してしか見ていないし、実を言うと名古屋に地震の揺れが来たとき、バスに乗ってウトウトしていたので、揺れにはまったく気が付かなかった。だから、リアルな感覚で今回の地震を語れるものは何もないのです。それもあって、またこちらでの何の変化もない日常に戻って、なおさら日本で起きていることが信じられない気持ちです。

 知り合いの日本人に聞くと、スイスでも日本の地震のニュースは連日トップで扱われています。そして、その中でもやはり原発の事故のニュースが一際大きく扱われているそうです。日本発の原発不信が世界に拡がっています。
(つづく)
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地震  

 お久しぶりです。日本に帰って来てます。会議出席のためですが、年末年始に帰らなかったのですこし余分に滞在して日本を満喫するつもりでした。
 今日発生した地震。こちら(名古屋)でもかなりの揺れだったようですが、ニュースの映像を見ると言葉を失いそうになります。現実を疑いたくなるような現実。少しでも被害が少なくなること、1日も早く被災地に平穏が戻ることを願うのみですが、その前には想像をはるかに超える厳しい現実がありそうです。
 ヨーロッパに住んでみると、日本は強い国だなと感じます。こうしたたび重なる自然災害を何度も、何世代にもわたって乗り越えてきた上に今の日本がある。戦後の驚異的な経済成長も日本人の強さの表れです。日本人だからできたこと。きっと今回の地震も(ちょっと時間はかかるかもしれないけれど)きっと各国が驚くようなスピードで乗り越えて復旧するに違いありません。
 しかし、それにしても、まだ自分の見ているものが信じられません。とりあえず自分にできることを考えていますが、何も思いつきません。16日にはスイスに帰らないといけませんが、スイスに残っている日本人の人たちにこちらの状況を伝えることくらいです。非力。

 皆様のご無事をお祈りいたします。
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スイスの夏  

 日本は猛暑続きのようですが、スイスの夏はもう終わってしまったようです。8月の半ばだというのに、雨模様の今日は肌寒いのレベルを超えて「寒い」のレベルでした。市内を歩く人たちの中にはすでにコートを着ている人もいます。これが例年のことなのか、それとも今年が特別なのかはわかりませんが、本当の冬が思いやられます。思い返せば、7月のはじめころに暑いと感じる日が何日かあったくらいで、まさかあれが最後になろうとは思ってもいませんでした。

 “夏を求めて”というわけでもないのですが、少しだけ日本に帰ることにしました。ちょこまかとした用事を片付けて、こちらで買えないものを買って帰る小旅行です。


<今日の一枚>
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先月のサイクリングの終着点トゥーンの旧市街。メインストリートは出店が立ち並んでいて活気にあふれています。旧市街と新しい市街地を隔てるようにして、ベルン市につながるアーレ川がトゥーン湖から流れ出していて、いかにも水運の拠点として街が発展したんだろうなという立地です。小高い丘からトゥーン城が街を見下ろしています。トゥーン城とお城からの眺めは次回の更新で。
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ユングフラウヨッホ  

 行ってきました、ユングフラウヨッホ! しばらくは山とか川とか湖とか”自然!”という感じの景観はもういいです。おなかいっぱいです。
 前回のサイクリング出発点、インターラーケンから登山列車でグリンデルワルト、クライネ・シャイデックを経由して、最終駅ユングフラウヨッホへは約2時間。Top of Europeと呼ばれるユングフラウヨッホ駅は標高3454メートルに位置していて、ヨーロッパではもっとも高いところにある駅なのだそうです。ちなみに世界一は標高5068メートルのチベット鉄道のタングラ南駅ということで、上には上がありますね。日本の最高標高の野辺山駅(1345メートル)はすでに行ったことがあるので、こうなるとこのまま世界の最高峰駅を制覇してみたくなります(笑)。
 線路は山を掘削するようにして急斜面を登って行きます。登山鉄道はすべてそうなのか知りませんが、線路の中央に歯車が噛み合う凸凹があって、車両の下部に取り付けられた歯車を回転させることで、ぐりぐりと登っていく機構のようです。ユングフラウ鉄道は2012年に開通100周年を迎えるそうですが、その歴史を物語るように線路の凹凸はかなり磨り減っているのがわかります。

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ユングフラウ鉄道の線路。トップへの最終経由地クライネ・シャイデックで。

 近年ではずいぶん少なくなったということですが、日本人観光客も非常に多くて、列車のアナウンスは公用語であるドイツ語に始まり、フランス語、イタリア語、英語のあとに、日本語、朝鮮語(?)と続きます。車掌さんも日本語が話せる人がいて、切符を見せたら「まいど」と言われました(笑)。
 そんなこんなでユングフラウヨッホ到着が12時。目前に聳え立つ圧倒的な山肌、長大な時間を掛けて流れる巨大な氷河のパノラマビューは時間とお金をかけて一見する価値はあります。実は今回は日本からのお客さまを案内するのが主目的でした。日本から見にくる場合にはお天気のタイミングで運が試されますが、この日は誰の行いのおかげなのか文句なしの快晴でした。
 2時間ほど景色を堪能して、上りとは別の経路で、途中少し散策をしながら出発点のインターラーケン東駅到着が午後5時半。そこからは西駅を経由してトゥーン湖を横断する遊覧船に乗ってインターラーケンからトゥーンまで移動という優雅な日程です。つい先週、自転車から見た景色を船から眺めるというのも乙なものです。

 と、こういう記事を書いているときに氷河鉄道の事故が起きました。事故が起きる前の車内の様子とか、簡単に想像できてしまうので余計につらいものがあります。まだ事故原因などはわからないようですが、スイス政府には再発防止を徹底してもらいたいものです。


<今日の一枚>
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インターラーケンからトゥーンへのサイクリングの中間点、トゥーン湖畔の町シュピーツを町を見下ろす高台から。中央左に見えるのが1614年建城のシュピーツ城、その右の尖塔は町の教会です。対岸に向かう船はトゥーン湖を巡る遊覧船です。ヨットハーバーに居並ぶヨットと住宅からは何やらブルジョアの香りがします。
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物価  

 お金の話。
 スイスの物価についてはこれまでにも何度か触れましたが、商品を手に取って値段を見るときに、日本で買う場合の3倍を想像して値段を見ると驚かずにいられる感じです。あるいは1CHF=30円だと思うことにして買い物をすると、損をしたような気分にならないで済みます(実際は80円強)。このレートで給料を計算すると悲しい気分になりますが。
 そんな物価高のスイスにあって、日本よりも安く買えるものも中にはあります。これまでに見つけたものだと、

○ビール
○ヨーグルト
○チーズ
○生クリーム
○苺
○チョコレート

くらいでしょうか。通常レートで計算して「安っ!」と思った経験が一度でもあるものということです。食品ばかりですが、今のところ食品以外には日本より安いものはありません。
 よく世界一物価の高い都市は東京だという話を聞きますが、あれって誰がどうやって調査しているのでしょうね。


<今日の一枚>
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インターラーケンからもう一枚。メインストリートにあるロータリーです。周りはおみやげ屋さんが軒を連ねていて、いかにも観光地という雰囲気です。ロータリーって、日本ではほとんど見かけませんが、ヨーロッパの交差点の多くは信号機のないロータリーです。慣れていないとどうやって左折したらいいのかわからないので注意が必要です。
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