屏風グラエリアの自粛解除のお知らせをさせていただきます。
今回、自粛に至った最大の問題点はアプローチにありますが、地権者・警察の方々から岩場での事故に充分注意するように言われています。
今後も事故が続くようであれば、自粛では無く登攀禁止も起こりえます。
下記の注意点をよく読んでいただき、マナー・ルールを守って自覚ある行動をお願いいたします。
また、柏木はクライミングスタイルも問われるエリアです。
下記の「柏木の岩場で登られる方へ」もあわせてご覧下さい。
柏木・屏風グラエリアの自粛解除と岩場の利用について
4月22日(日)、クライミング中発生した事故処理のとき、既存のアプローチで使われていた落石防止フェンスの乗り越えを止めるよう警察から指示を受けました。これにより、新たなアプローチの整備と地元との話し合いを進めている間、屏風グラでのクライミング自粛をお願いしておりましたが、新たにアプローチの整備及び、地元及び警察・消防との話し合いを終えましたので自粛を解除します。
屏風グラエリアの岩場とアプローチの土地は、管理者や地権者の方の御好意により使わせていただいています。
しかし何か問題が起これば、即クライミング禁止となります。地域の方々に感謝し、信頼を裏切らない節度ある行動をお願いします。
自己責任の原則
屏風グラエリアで登るクライマーは全ての責任を自分で負い、事故や問題を起こした場合、当事者が責任を持って処理にあたり解決してください。
事故や問題にはクライミング中のことだけではなく、岩場へのアプローチや、火災、駐車、地元との関係なども責任の範囲に含まれます.
屏風グラエリアでは下記の注意点を守り、クライミングを楽しんで頂けるようお願いいたします。
駐車場に関して
駐車に関しては、警察から特に注意するよう指示を受けています。
・なるべく相乗りし、車の台数を減らしてください。
・駐車は詰めて止め、非常用のスペースを確保してください。
岩場の利用に関して
柏木のルートはスケールもあり、ボルトの数も必要最小限に抑えられています。
そのため、クライマー・ビレイヤー共に細心の注意と技術が必要とされ、岩場での経験を充分に積んだクライマー向けのエリアです。
・週をまたいでのクイックドロー(ヌンチャク)の残置はしないでください。
・チョーク跡は掃除してください。
・順番待ちが発生しているルートでは、長時間のハングドッグは控えてください。
・喫煙する場合は携帯灰皿などを利用し、歩きながらの喫煙はしないでください。
・火災を起こさないよう、タバコ、コンロなどの火気には細心の注意をはらってください。
・ルート間の移動には踏み後をたどり、落石を起こさないよう注意してください。
・岩場の上部からの自然落石等に注意してください。
・トンネルサイド・駐車場でのキャンプは自粛しています。
・岩場での基本的なマナー(ごみ・トイレ・樹木の伐採・焚き火など)を厳守してください。
屏風グラエリアへのアプローチ
入り口の階段

駐車場から国道169号線を上北山方面に300〜400mほど
向かうと、右手に鉄製の階段があります。
階段を登ると、右側に目印の白テープと踏み跡があります。
そのまま右の尾根に出て登り、白テープと踏み跡を辿りながら左側にトラバースして行くと、岩場の基部に着きます。
アプローチは道路と平行に走っています、
落石・滑落には十分注意してください。
アプローチ道は車道のすぐ横にあるため、小石程度の落石でも重大な事故が発生する可能性があります。
アプローチはまだ安定していません。各自で危険を判断し、自己責任において利用してください。
また今後、道の崩落や落石の危険性が高まったと判断された場合、このアプローチは通行止めになる可能があります
・決められた踏み後を使用し、落石を起こさないよう注意しながら慎重に歩いてください。
・浮石などを見つけた時はこまめに処理してください。
・入口の階段には、一度に複数で取り付かないでください。
連絡先 ボルダリングサークル関西(BCK)
ホームページ http://moon.ap.teacup.com/bck2006/
メールアドレス kkbck2006@hotmail.co.jp
柏木の岩場で登られる方へ
現在、柏木のメインエリアとなっている屏風グラの開拓は1988年南裏氏により古い人工ルートのフリー化“突破口”から始まりました。
関西で5.12台のルートは数えるほどしかない当時、このルートが圧倒的な壁を開拓する突破口となり、集うクライマーの成長とともに5.13のルートが拓かれ、関西一の高難度エリアとなりました。
その間、開拓者たちはグレードだけではなく、クライミングスタイルを非常に重要視し、このエリアを訪れる再登者にも求めてきました。
岩と雪129号 吉野・柏木の岩場紹介より抜粋
最後に、あらためていうまでもないだろうが、手つかずの壁を前にだれもがそう思うように、我々もグレードはさておき、いいルートを拓きたいという一念にかられ行動してきた(と思う)。いいルート=プロテクションのいいルートとはいいがたいけれど続登者が、初見という二度とないチャンスで十分そのルートと勝負できるよう、プロテクションの位置、間隔、そして強度とも考慮したつもりだ。
いままでも柏木では、トップロープは開拓者の手段であって再登者の方法ではなかったし、これからもそうあり続けたい。私達はなにも、ここ柏木を単なる新しい練習場として提供しているのではないのだから。 (南裏健康)
最近では私たちが当たり前と思っていたことが忘れられ、実力不足を補うために目を覆いたくなるようなスタイルで登る方が増えてきています。
このような状態になるのを危惧した開拓者一同の意思で日本100岩場への掲載依頼を断った経緯もあります。
今後も柏木の岩場において下記のような行為はご遠慮下さい。
・トップロープでの試登
・スティッククリップ・アブミ等の人工手段によるクイックドローの設置
・クリップポイントを変えるような極端に長いクイックドローの使用
・長期にわたるクイックドローの残置
柏木は関西の他エリアに比べプロテクション間隔が遠く、スケールもあるためビレイヤーにも細心の注意が求められます。
岩場は地域の財産区であり、屏風グラの小さな祠にも地区の方が来られます。
過去には登攀禁止になりかけたこともあります。
岩場での基本的なマナー(ごみ・トイレ・樹木の伐採・焚き火など)を厳守し、事故の無いようにご利用下さい。
また、トンネルサイド・駐車場でのキャンプは自粛していますのでご注意ください。
今後、ボルトの老朽化などの問題にも対応していきたいと考えていますので、開拓・初登者の気持ちをご理解頂き、マナーを守って岩場をご利用下さい。
開拓者一同 代表 大西一彰