2009/9/25

Shall We Dance?  

 「ねえ、まだドレス着ないの?」

しなを作ってダンスの先生に持たれかかっている女の子は、「おひめさま」は必ずドレスを着るものと思い込んでいるようだ。ひょっとすると自分もドレスを着られると思い込んでいるかもしれない。だって、女の子の参加者がいっぱいいるのはそんな幻影をみているがゆえなのかも・・・・。

おのこりの隔週金曜日、幼稚園の近所のダンス教室の先生が「親子でダンス」を指導してくれる、という。それも無料のボランティア。預かり保育の中に降園後ゆえのおのこりしている子どもたちだけで作る新しい遊びや生活を模索しているなかにあって、渡りに舟の話である。聞けば小さい子どもたち(幼稚園児から小学生低学年くらいまで)にダンスを幅広く教える、技術指導というよりはダンスの楽しさを伝える場がどこにもない、という想いからだそうだ。社会の中にダンスの裾野を広げる場を、それも小さい子どもたちから、とい考えは、登山の世界での中高年齢化の傾向拡大と重なって感じる部分かもしれない。
もともとはクリスマス会に子どもたち、お家の人たちに華麗な衣装で社交ダンスを披露してもらって10数年。代々子どもたちは「おうじさま」と「おひめさま」と呼んでいるが、僕が幼稚園に勤めたときにはお子さんが在籍していたから、その頃から変わらぬ容貌、体型、姿勢を維持している「おうじさま」と「おひめさま」にはただただ感嘆するほかはない。こちらが一方的に老けていく身を省みつつ、「あゆせんせいも是非!」という声にほだされて、子どもたちに混ざっての参加となる。この日が2回目なのだが、お家の人の参加が少ないのは残念というほかない。平日休みの父がいれば是非ご参加あれ。

手拍子を入れたり、二人組でギャロップしたり、子ども同士のリズム感を生かしながら、さあ、では本番のステップ。これがなかなか難しい。右、左、右、左・・・と足の出し入れで頭がいっぱい、身体もいっぱい。どうしても盆踊りっていう振りになてしまうんだよなあ。子どもの方が素直かも。音楽を身体で感じて動く・・・・この感覚は運動会のダンスと相通じるのだけれども。「正しく」、より「楽しく」、そのほうが身体も軽く美しい・・・。先生のダンスの想いはそこなのだなあ。
「猫背がいかんのよ」とは一緒に踊った母たちの弁。はいはい、了解です。これを機会に猫背も直るといいんだけど・・・。
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