ごあいさつ  

 木の花で心安らぐ空間の一つが、庭とホールをつなぐたたき。

 そこは四季を彩る季節感のある庭での泥臭い遊びと、ホールでの二階や物置とも連なった摩訶不思議な遊びが、同時に味わえる空間。大きな声では言えないけれども、書類より大事な我が工作道具がここに常駐してあることも理由の一つ。どうやら職員室より部屋よりも、たたきの方が性に合うようだ。担任外のフリーの「生活」、いやいや「仕事」を三年も続けると、そんな性分に拍車が掛かったらしい。思えば、二階建てのダンボールハウスも、庭に引っ越した「木工ハウス」も、ペットボトルロボットも、子どもが入れるダンボールライオンも、このたたきで生まれた。周りに満ち満ちた子ども達の遊びの匂いに刺激されて。

 そんなたたきをベースに垣間見える子どもたちの愉快でおもしろい姿・・・・。

 物置の裏の様々な遊具たちの乱舞、庭の茂みに隠されたバケツの中身、レンガで組んで作った隠し小屋の数々、庭の「木工ハウス」の雨どいに集う面々、砦の下から掘り出したもの、木片を切って出るおがくずの行方、ダンボールのお家の中での怪しいやりとり、ピアノの下に出来た隠れ家、焼き芋のかけらの争奪戦と分かち合い、階段を腹ばいで下る奇妙な一団、大型積木の日替わり劇場、透明ボールの野球観戦・・・・・。楽しくて可笑しくて、それでいて保育学的な分類も整理もしにくい、子どもたちの木の花的日常生活。

 ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る、「園長日誌」、とでも思ってください。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想、とでも思って気晴らしに覗いて頂けば幸いです。

 子ども達が来るまで、この「園長日誌」はたたきの道具箱に収納中・・・・。
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2010/12/31

「シンデレラ」から王子様を目指して・・・  

昨年の幼稚園協会の新年会での出し物で木の花スタッフが行った、ミュージカル(?)が「シンデレラ」。まあ悲喜劇やし仕方がないのだが、今から想えば、完全なる笑い者であった。そしてその「シンデレラ」を幼稚園のお誕生会の劇ですれば、きょうだいのおちびさんたちは泣きだしたらしい。よほど怖かったのだろう・・・・。その汚名をそそぐべく日夜努力を重ね、ついにこの武道館のデビューを迎えたのであった・・・。

・・・まあ武道館はありえんけれど、クリスマス会の舞台は「シンデレラ」にすれば上等である。「親子・De・ダンス」の先生のほんの戯言は、子どもたちと一緒に練習しているうちに、いつのまにかその気になっている自分が怖い。じゃあ一人で練習しようにも、全然踊れない。映画「Shall We Dance?」で主人公が無人の公園で一人黙々と練習しているシーンがあったけれど、これが出来ないのはどういうわけだろう?よほど物覚えが悪いか、あるいは一人が寂しいのか? やっぱりダンスは一人じゃつまらんし、人目を忍んで黙々と練習するなんて「シンデレラ」の柄じゃない・・・・からだろう。

・・・・というわけで月に二回の練習で十分楽しく踊れるのがよくわかった「シンデレラ」である。リズム感のない、何をやっても盆踊りの和製「シンデレラ」でも、ダンスの楽しさがようやく身体になついてきた感じ。人に登らされていたクライミング初心者が自分で壁を登るクライマーになったような気分に似ている。チャチャチャ、ワルツ、タンゴ・・・・。できればラテンも。こいつをマスターして是非とも三度南米へと舞い戻りたい。壁の中でも踊れる「シンデレラ」クライマーってどう?

夢が膨らむダンスの日。来年のクリスマス会は子どもたちも一緒に舞踏会をしようね。さあ、王子様は誰だ?

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2010/12/31

「信号機が要ります」  

雷鳴がとどろき、あられが落ち始めると子どもたちが一斉にたたきに集まってくる。雪やあられやよ・・・とうれしそうに眺める視線に上に向けられた鉛色の空。ご飯が終わればジャンバーを着こんで庭に集う。待ち合わせをしている子も・・・。かすかに溜まった雪やあられを集めて固める子どもたち・・・・。寒さを厭わず(感じずか?)庭に飛び出す子どもたちを見るとほんとに季節感をしっかり全身で受け止めて、しっかり遊びに取り入れていてうれしい限り。

こんな天気なので運転免許センターは休業と思いきや、今日もお客さんが多く押しかける。仕方がないのでとりあえず開店。一輪車で走り回る子どもたち。免許を既に取った子らは免許証持参で新車に交代で乗車。周りの車好きの子どもらからは羨望の眼差し・・・・。

しばらくして免許証を見せながら子どもの一人が、車がぶつかると危ないし、遊んでいるうめももちゃんにも危ないし、「信号機が要ります」・・・との要請。こっちは年末で書類仕事や見学者で忙しいし、自分で作ってくれんけ?と返すと、もちろんそのつもり・・・・とばかりにさっそく作り始める。想えば、彼は木の花祭りで「木のおもちゃ屋さん」だった。のこぎりを使い、金づちを振い本職の職人さながら・・・・。ときどき覗くと縦型信号機で、どうも歩行者用の信号機も付くようだ。

彼に刺激されて信号機を作る子らが他にも表れ、庭の「道路」の何箇所かに置かれる、みたい(子どもたちなりに「危険」なポイントに置く、とのこと・・・。)

そして、そんなまつくりさんの周りでうめももさんたちの大工熱も盛んになっていく・・・・。

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2010/12/31

木の花運転免許センター  

卒園生の母から不要になった真新しい車が幼稚園に届く。この手の車は置き場所もないし、あまりにも既製品なのは木の花的でもないので、いらんよ、と断っていたはずだが、忙しすぎてまるで記憶にない。ええでもらうわ、と応えたらしい。しゃあない・・・・。 古いのを捨てて替えたら、と他の先生たちは言いますが、とてもそんな不憫なことはできませんぜ。で、せっかくの新車なので、「このはな運転免許」を発行することにした。

要はこの新車に乗るには運転免許保持者のみ。あるいは運転免許保持者がその子よりも下の学年の子どもらを乗せて押す(引率)する場合に限る、とする。

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運転免許は、免許センターで講習を受けて項目ごとにシールを貼って10項目クリアしたら仮免許。そして本番の乗車試験に合格したら、免許発行と相成る。講習項目は現在のところ、「ひとりでうんてん」「にもつをのせてうんてん」「ともだちのせうんてん」「ともだちにおしてもらううんてん」「おかたづけうんてん」(庭に落ちているおもちゃを一輪車で集めて片付ける)「しゃこいれ」(一輪車を所定の場所に入れて立てる)「せんしゃ」(汚れている車などを洗う)「こうつうあんぜんきそく」(車関係の絵本を読む・・・・こどもたち絵本コーナーで適当に選んで来るけど、中には安全規則マークのある絵本を選んでくる子も。今はそれをああ〜だこうだ、と読みあっている子どもたち)「そとまわりうんてん」(植え込みや畑、木の周りなど庭の外周部位の運転。だって子どもたちの一輪車はほんとにあちこちで活躍するから)等々・・・・。

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一輪車も子育て支援の補助金で新たに届いているので、車の使い方、片づけ方など大事に使ってほしい、という気持ちもあるし、なにせ子どもたちに車好きが多いこともあり、免許ごっこを始めると、「しゃこいれ」とか「せんしゃ」とか「こうそくどうろ」とか、子どもたちで講習項目を色々と増やしていく遊びがなんとも面白い。また子どもたちも自分たちで園庭の中に橋を作ったり、サッカーゴールを動かしたりしてコースを整備。「トンネルが要るから、この竹出して・・・」とうるさいので、トンネルとして以前庭で活躍した竹連結のレインボーブリッジを出したり・・・・。

只今講習を終えて免許取得者は5名。さあ、雪が降る前の快適な庭(それでもでこぼこ道、池あり、川あり・・・で難儀なコースだけど)で免許取得者は何人になるかな?

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2010/12/31

未完の発表会  

年中さんの発表会が先週の金曜日に終わった。

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日常の遊びをベースに取り組みを集中的に行って舞台へ。子どもたちの表現が生きる、お客さんにも理解してもらえる発表会…という意味で、保育者も手探りが続く。上手にうまく演じることが主眼ではなく、自分を表現する場として位置づけているのが木の花の発表会。

取り組みの中でテーマがあり、子どもたちそれぞれにもテーマがある。枠が決まってしまうとそこに向けて台本どおりに「練習」して、舞台演出・・・となるところを、木の花では取り組みの中身を重視しながら、子ども達の表現を探ってゆく。例えば、「今回の五枚のお札」。

子ども達の発想の中身をお札の中に託して提起された表現はこれまた21通り。それぞれの子ども達の遊びと生活の滲み出たお札のひとつひとつにテーマがあり、それぞれにお話が隠れている。お札のひとつに「くるみ拾い」というのもある。バザーの前にくるみおにぎり屋さんとくるみパン屋さんがバスに乗ってくるみを拾いに行ったことが、ここに出てくる。お札さんがくるみをばらまいてそれを山姥に拾わせるそうだ。なるほどねえ・・・。だって実際の遠足ではほとんど拾えなかったもんね。

今回の舞台を構成する際に、担任は、21枚のあるものから面白そうな5枚を子どもたちと選びながら試行錯誤でやってみて、これで本番も決まりかけたところで、5人の小僧さん、5人のお札、という5人で何か出来ることはないだろうか?という担任の想いを子ども達に投げかけてみた。そこにもうひとつ新しい表現も生まれるのでは?・・・・・と。クラスの子どもたちの中で育んでいる発想を全員で共有して遊び、表現を拡げていきたい・・・という想いをさらに加味しながら、3日前にくじ引きでもう一度お札を引き直して再構成し直す、という。結構勇気がいる担任の決断。五人で出来る表現を探りたい、子ども達に考えて欲しい・・・という意味では実は純粋な意味での「くじ引き」ではなく、担任の意図が入ったくじ引きではあったけれども、前日の様子を見ると固まった舞台の三日目より全然子どもたちは楽しそうだ。子ども達の中に新鮮な遊びが新たにリニューアルされて舞台は再び活性化した。

取り組みは進行形である、そういう意味で、でもそれによって不安に感じる以上に新鮮さの中で(ハラハラさも増すが)演じられたのが今回の年中さん。完成された姿をあえて求めない(次に、年長へと繋がる意味でも)、舞台にたって一人一人をしっかり(うまくではなく、ちゃんとできるではなく)自分を表現した子どもたちに、拍手拍手。

さらに発表会のときに風邪でお休みしている子がいたので、再度くじ引きをして新たなお札を選び、ほとんどぶっつけで行うという大胆な計画も担任を唆して全メンバーでお誕生会のときにしようと思っていたが、残念ながらお誕生会のこの日もお休みの子が復帰できずミニ発表会は打ち止めとなる。

担任が言うには子どもたちはまたまたリニューアル発表会にもとても乗り気でくじ引きでの新たなお札も決まり、戸惑うことなく前日一度のリハーサルでも子どもらで勝手に進めていたらしい。

発表会ってほんとに当日だけではなくて子どもたちの中で熟成されて、そこでの世界が続いていく、そんな営みなのだと改めて実感。お休みだった子も残念だったけど、また別の機会でそれを体感できればいい。

発表会で「協同」を集中的にくぐって、年中さんは「一日入園」に向けて園を背負う年長としての役割を掴んでいくだのだから。

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2010/12/31

つまみ食いの法則  

「あ、これさっきのまずいやつや。」

「あ、そうやそうや。」

「にがいあじのやつやね・・・」

「え、こんなに美味しいのに・・・・ああ、うまいなあ・・・」

「・・・・」


植木屋さんが夏みかんの木に雪囲いを作ってくれた際、囲いの外に出てしまう夏みかんを取って
園に残してくれた。まあ、ちょい酸っぱいやろうけど子どもらで食べるか?と言うと、畑担当のりえ先生が、マーマレードに挑戦してみたい、とのこと。おお〜いいじゃない・・・・。

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給食の持ち込みに来たパン屋さんに作り方を聞き、ホールに机を出して自由遊び中の子どもらと一緒に夏みかんをつまみながら、マーマレードを苦労しつつ作る。予想以上に酸っぱくなかったらしい。子どもたちが「うま〜い」と手が伸びるのを制しつつの作業で、「すっぱ〜い」という体験をさせて、既に黄色に色づいている夏みかんを採ろうとしている年少さんらに「春になったら甘くなるかねえ・・・・」と制している根拠としようという目論見もあったのだが・・・・。とはいえマーマレードは無事完成。見るからに美味しそう。

マーマレードは給食のパンに漬けて子どもたちに食べられるように各部屋に昼食時に配膳された。しかし・・・・

子どもたちのお昼からの庭での自由遊びを眺めながら、いつものように遅めの昼食をたたきで取っていると、りえ先生がお皿にマーマレードを入れて持ってきてくれた。ありがとう!しかもおかわりのパンも添えてこんなに沢山。普段こんなサービスないのにねえ・・・と摩訶不思議。

「なんか苦かったみたいなんです」

「そうお? 美味しそうだけど・・・」

「どうですか?」

「うん、うまいよ」

「ほんとですか!」

「うん、若干酸味が残る感じはするけど、大人の味で美味しい」

「大人向けかもしれません。子どもたちには評判が悪くて・・・」

・・・というわけでいっぱい残ったマーマレードがこちらに回ってきたらしい。沢山残ったマーマレードを抱えて暗い顔だったりえ先生だが、「いっぱい食べて下さいね」と笑顔でマーマレードのお皿を置いて行った。

なるほど。残飯処理班ってわけね。しかし・・・

いつものように庭に遊び行ったり、大工さんごっこをやりにくる子どもたちが、我がたたきの食卓を覗くと、あのマーマレードが目に入る。

甘いなあ、うまいなあ・・・と食べていると、どうもほんとは甘いのかなあ?と勘違いするやつも出てくる。

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「ねえ、ちょうだい」

「ぼくもほしい・・・」

「あまいわ、これ」

「ほんと・・・」

「わたしも食べていい?」

給食できっちりと配膳されるより、こんなつまみ食いの方が、甘くて美味しいことを子どもたちは知っている・・・・・。

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2010/12/31

雪囲いはみかんの「お家」  

今年も雷鳴がとどろく冬が近づき庭の果樹、樹木に雪囲いと雪つりができる。当然、子どもたちの遊び場がまた増える。なにせ夏ミカンの雪囲いは格好のお家。「みかんのお家で遊ぼう・・・」と子ども達にも人気である。

巧いこと作るものだ、と毎度ながら職人さんの腕に惚れ惚れする。

かくてツリーハウスの一階、砦の下と雨風をしのぎながら、子どもたちの庭でのお家ごっこは冬をも続いてゆく。

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2010/12/31

母から母へ   その2  

発表会の後の役員決めは毎年恒例のこと。今年は年中さんの部屋のベランダに出る隣部屋でちょっとその決定風景を参観させてもらった(戸を閉めると声は全く聞こえないからいい按配)。この役員決め、親の発表会にあとにすることにも意味がありそう。親御さん同士の一体感。そして園への想い。言葉はなくても雰囲気は十分伝わってくる。幼稚園を想うこういう母等に支えられて木の花は今も生きている。

幼稚園協会でのPTA連合会の全国大会への東京出張への折、様々な園の保護者会役員さんたちと話す機会を得たが、なかなかこの役員さんを決めるのが難しいらしい。園からの指名だったり、持ち回りだったり・・・・。保護者会自体がない園も年々増加傾向。PTAの連合組織もどんどん脆弱になりはしないか、危惧するところである。親同士の話し合いの中で物事を決めていく、迷いや過ち、試行錯誤も多々あるけれど、他人に仕切られたものでないぶん、そこから得るものは本物じゃないだろうか(子どもの体験と一緒だ)。役員をめぐる不文律もあるが、それはなぜ?・・・と自ら考える母らの思考、議論の健全性が木の花の保護者会の力の源だろう。

保護者会は木の花暮らしを組み立てる保育者の保育と両輪をなす大事な取り組み。コミュニケーションをとりながらよりよりものを目指していきたい。

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2010/12/18

男の背中、再び三度・・・  

世間は師走の大忙しの中、なぜか男達は金沢クライミングウォールへと集結。今日は男性保育者の研修会。男たちの要望熱い、クライミング研修である(けして我がの好みではありませんぜ)。

世間は忙しい上に週末、さらに寒いのでジムはいつになく人気が無くいい按配である。三々五々集った男達からストレッチをして、各自の足サイズに合ったクライミングシューズを借用して、まずは低い壁のボルダーからスタート。

高さが無いので高所恐怖症の某くんも全然大丈夫。初級のピンクルート(いやらしい意味ではありません、テープの色で難易度を表示)もさくさく登り、13手もあっさりとクリア。逆周りにも挑戦・・・。最初はぎこちないけど徐々に身体がうまく振れてバランスよく登れるようになってきた。やるじゃん。

クライミングは初めて、という腹回りの太いはずの某氏や、ハーネス(安全ベルト)はサイズが合わずまわしのほうが似合いそうな芸達者の某くんなども実にバランスよく登り、人は見かけによらないことを実証してみせる。さすが!

足首を3日前に捻挫した、という初参加の男も果敢に挑戦して飛び跳ねている。根性だあ!徐々にヒートアップしてより難しい周遊ボルダー20手に挑む男達。

これは、かつて嵐と稲光のなる悪天候の中、自転車&登山で山頂を制した某くんが、今回もバランスと粘りをみせて、ほぼ完登寸前の19手までクリアすれば、それを見てあの自転車研修では講師を務めながら、あっさり脱落して温泉三昧だった某園長が、まさにぎりぎりの根性(意地か)のみの力業で20手をねじ伏せて、面目躍如。確かにここで負けたら男がすたる。

さて、その後、被ったハングしたボルダーや13mのより高い壁のクライミングにも挑戦する男達。「こえええ〜!」と言いながらも初級ルートは何人も完登。いやいやたいしたもの。やはり煙と○○は高い所が好きと言うのは本当のようだ。

ほとんど腕がパンパンに張りつつも、その後、物足りないとばかりに、オレンジルート、5.10のグレードに挑戦する男達も出る。

(難易度は国によって表示が違いますが、5.10というのはデシマルグレードと呼んで、アメリカのビッグウォール、ヨセミテが発祥。現在は世界的に定着して日本でもクライミングの世界ではデシマルを使うことが多い。5.45.5・・・・と難度が上がってゆき、5.9が初級者の入門グレード。5.10が登れるとクライマーとして認知される、かな。5.10からはさらにa,b,c,dと細分化されて難度が上がる。)

さて息子連れの某氏は、5.10aルートの核心部で惜しくもダウン。力業ではここからは登れず、様々な「ムーブ」という技術が要求される領域に入る。(「ムーブ」は身体の使い方を指し、グレードが上がるにつれてムーブの多彩さの習得が必要。身体の細く小さい子どもや女性が被ったハングした壁をすらすら登っているのは、その「ムーブ」が出来るから。)息子くんは先ほどおやじと同じほどの高さ、9mを登っていたから、彼ならこのルートも登れていたかも・・・・。

そこに登場したのが、意地と力業と目立ちたがり屋では誰にも負けない、某くん。なんとテンションはかかったものの、降りてこず、そのままトライを続け、とうとう完登。最後に魅せてくれるなあ。もう少し蟹股が直り、強引に女性を口説かず、性格が謙虚であれば、クライマーの称号を与えたいところだが・・・。

・・・という次第で第三回の男の会のクライミング研修を終える。クライミングの研修自体も3回目を重ね、皆さんのバランス、力、精神力も徐々にランクアップしているのは間違いない。保育の現場でも是非高い木登りをさらりとみせて子ども達の羨望を浴びてくださいな。

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2010/12/6

柿取り器  

「もっとこっちやで〜」

「いくよ〜」

「きた!」

「よんこめ、ゲット!」

北陸学院大学の金森先生の研修で伝授された「柿取り器」。と言って特別な器械ではない、単なる竹竿。長い竹竿の先に切れ目を入れてそこに細枝を差し込み固定するだけのシンプルなもの。この竹先の切れ目を柿の実のなっている枝先に差し込み、ねじると簡単に柿の実が採れる・・・・。「昔はこんなんや・・・」ともちつきに来たじいちゃんらも言っていた。柿枝の軟かさ(弱さ)を十分昔の人(失礼)は知っていたからこその技。これを使えば柿取りも子どもたちだけで出来る。昔の人ってホンマに賢い。

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2010/12/2

祖父から父へ  

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毎年恒例のおもちつき。今年もお手伝いにおじいちゃん、おやじらにお願いし、10人ちょいの参加者があった。今年は参加者が少なくその代わりに地域の人も覗きに来てくれて、また交流の幅が広がりそうな予感。

臼や杵、蒸篭などを家庭で持っている園は御近所では皆無ムニとりわけ活躍したのが大釜。地域のもつちき用に使っている大きなドラム缶と大釜を在園の祖父が持参。積み上げた蒸篭を一気に蒸しあげるこの大釜は、五右衛門風呂のごとし。いくつかの技と知恵を父たちに伝授してくれたかな?

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2010/12/1

お弁当バック持って、遠足に行こう!  

冬場に行った二回目のボランティアクッキングは物語の世界。「フランシス」と「ぐりとぐら」の絵本に出てくる食べ物を給食の素材に子どもたちに提供するという斬新なアイディア。新聞紙で作った手提げのお弁当バックと共にお庭で母等もランチ・・・。

子どもたちが周りで群れて遊び、中には食べたい寄ってくる子も。ここは森の中・・・・。

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2010/12/1

ペンキ屋さん  

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おやじたちが造作、構築したベンチと出作り小屋の色塗り作業を天気のいい日が続く中実施。どうしてもやりたい、という子どもたちには、裾まくりをさせて、「服にはつけたらあかんよ、とれんから」と厳重注意の上、参加許可。刷毛の数を限定したので、順番待ちの交代制で満3歳さんから年長までごちゃまぜで、ワイワイとペンキ屋さんがゆく・・・。

手作り小屋の塗装が一番難しいのは中の塗り方。1番、奥の壁、2番、側面、3番天井、最後に床面・・・と手順があるので(でないと全身まっ黒けになる)、ここだけは年長さんにお願いした。

二階のロフト(トンネル)部位だけはあゆどんが担当。潜り込んで塗るが態勢が非常に苦しい。

「あゆど〜ん、何しとるん?」と子どもたちから声を掛けられるが、返事もままならぬ状態。

「何しとるんかね?」

「あゆどん、あそこで寝とるわ・・・」

ちゃうがな!お仕事やがな。


おやじたちが造作、構築したベンチと出作り小屋の色塗り作業を天気のいい日が続く中実施。どうしてもやりたい、という子どもたちには、裾まくりをさせて、「服にはつけたらあかんよ、とれんから」と厳重注意の上、参加許可。刷毛の数を限定したので、順番待ちの交代制で満3歳さんから年長までごちゃまぜで、ワイワイとペンキ屋さんがゆく・・・。

手作り小屋の塗装が一番難しいのは中の塗り方。1番、奥の壁、2番、側面、3番天井、最後に床面・・・と手順があるので(でないと全身まっ黒けになる)、ここだけは年長さんにお願いした。

二階のロフト(トンネル)部位だけはあゆどんが担当。潜り込んで塗るが態勢が非常に苦しい。

「あゆど〜ん、何しとるん?」と子どもたちから声を掛けられるが、返事もままならぬ状態。

「何しとるんかね?」

「あゆどん、あそこで寝とるわ・・・」

ちゃうがな!お仕事やがな。

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2010/11/30

落ち葉集めにドブさらい・・・・師走の前の大掃除  

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年長さんによる園庭の溝掃除、落ち葉集めが行われた。ずっと昔からこの種の「お仕事」が子どもたちと共に行われてきた。落ち葉や栗のイガを集めて焚火をしたり、菜園のお芋をふかしたり、焼き芋にしたり・・・・。季節に応じた暮らしの原風景は変わらない。




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「お仕事」っていうと大人は何か構えてしまうが、子どもたちにとっては「役割」と「責任」を負う、自
信に満ちた「遊び」でもある。大人から要請されるか、子どもが主体的に切り取るか?の差異が「お仕事」と「遊び」の大きな違い。一輪車に泥の山をのせて運び「どいてどいて・・・」と走り、落ち葉を箒とトンボで集めて砦の下に集めて落ち葉のプールにしたり・・・・きっとこの風景を何も知らない覗いた人がいれば、子どもたちの遊びって大胆で面白いですねえ・・・と言うに違いない。
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2010/11/23

母から母へ・・・・  

 キラキラ会へのテレビ取材の依頼がきた。
「発達障がい」をテーマにした家庭教育番組で、学校や療育機関や専門家などの発言紹介とならび、幼稚園での保護者同士の支え合う会としてのキラキラ会の取り組みが、北陸中日新聞の取材記事で担当ディレクターの目にとまり、話が持ち込まれたようである。

最近、「障がい」に関わる社会的な認知が高まってきているのではないかな?と漠然と感じている。大学等でも発達障がいの学生さんへのケア、相談、支援を特に富山大学では先行的進めている等は最近報道され、またその本も出版もされるとのこと。個人的な話云々ではなく、「障がい」の子も定型発達の子も共に育つ、そうした当たり前の環境の場での幼稚園、そこでの親御さん同士の支え合う学び合う姿、キラキラ会の何気ない普段着姿のお母さん達の話し合いの様子などは、社会への情報発信としては必要ではあるまいか?子どもたちの遊び声をバックに、ただお母さんたちがどこかの公民館の会議室で話し合いをしているのではない、こうした子どもたちの生活を感じる環境だからこそ育ってきたキラキラ会だと思うし、逆に木の花が番組から抜けた場合の「障がい」の子どもたちを取り巻く環境に世間に与えるインパクトが変に硬く歪んでしまわないか?と危惧も感じつつ・・・。

とはいえ在園のお母さん達には映像はとても負担が大きいと思うので、今回の取材の件を何人か木の花卒園生の先輩お母さんたちに話し、幸いご理解を得られたので、数人の母等(小学校〜高校生の母)の方々の話を伺いながら、キラキラの成り立ちや歴史、あの頃はねえ・・・というようなざっくばらんな座談会という形態の中での取材となった。

面白かったのはまずは卒園生母の自己紹介から始まったものの、そこでの話に在園の方々から質問が入り、それに受け答えする中で話しが他の話題に飛び火し・・・・担当者がもう始まってますか?と問いなおすほど、話しの展開がマイペース。ここらへんがキラキラ会の持ち味なのだろう。

卒園以降の子どもの育ちの中でのとりわけ学校との軋轢、養護学校の対応に関する疑問、学校現場でのいじめに関するような話題、不登校の問題だったり・・・・。卒園生母たちが子どもたちと歩んできた歴史には苦難が付きまとうが、そこに暗さを感じさせない、ある意味で開き直りの強さを感じるのは自分だけか。その芯、根っこにあるのがキラキラ(旧がんばる会)での繋がりだったのだ、というのが充分伝わってきた。人生を生きる上で何が大事なのか?という視点、基盤を学校の「物差し」ではなく、自分達の人生としてしっかり見据えて「自分」を親も子も持ちえていることだろう。学校の受験システムから一流企業へとレールが人生の全て・・・という価値観に染まっている健常の親御さんの方々にも充分、値のある話しではなかったかな・・・・。
やるなあ母たち。頭での知識ではなく体験に裏打ちされたこの種の話しの中に、「教育」という営みの本質が詰まっているような気がした。

番組でそこが伝わればいいと思うものの、そこは教育委員会提供の番組だからねえ・・・と参加者の皆さんが苦笑していたのが現実なのでしょう。
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