「breakfast ? @ Tiffany's」
お酒
満月の夜だ。日付が変わるほんのちょっと前、家へと帰る道の
右側には、満月が浮かんでいた。その満月の近くに星があった。
土星?
同僚と難波で飲んだ。その同僚は、難波から梅田に職場が
変わることになる。彼は、帰国子女だ。(なんか似合わないな)
returnee , repatriate, そんなところだ。
アル・ゴアについての話や、割り箸の必要性についての話や、
レッド・ソックスについての話や(彼は、ヤンキースのファンだ)
野茂についての話や、google earth とテロリストの関係についての話や
ポリスの再結成についての話や、デザイナーズブランドが流行った頃の話や
コピーライターについての話や、セサミ・ストリートについての話や、
スタートレックについての話や(彼は、treky だ)、
そして、ほんのちょっと仕事の話をした。
腕につけている時計は、tiffay だった。ニューヨークで買ったもの
らしく、日本では売っていないということだった。
数ヶ月前に、今開発している教材の関係で、電通主催のセミナーに
行かせてもらったことがある。日帰り出張というやつですね。
シニア関係のマーケティングについてのものだった。
そのセミナーが終了して、夜に銀座の街をただ徘徊した。
その時に、Tiffany's を見つけた。きっと精神的に成熟した女性の
聖地なのだろう。そんなイメージだ。
銀座には、「ああ、久しぶりですね、また、こっちへ戻ったんですか」
というような店はないので、ただ、徘徊をした。久しぶりで結構楽しかった。
日帰り出張だったので、自分でお金を出して、その日は横浜に泊まった。
野毛のbreeze bay hotelだった。野毛には、たくさんの馴染みの店が
ある。「あれっつ、とうとう戻ってきたんだ」なんて声をかけてくれる
マスターがいるところがある。
いくら客商売とはいえ、そんな何気ない言葉が嬉しい。
"at"は、"on" や"in"と比較して、とても一時的という匂いがする。
3次元でも平面でもなく、「点」なのだ。
満月を見ながら帰る。
心地よい空気。日付が変わり、5月が終わってしまっている。
白い雲が紺の空を横切る。
満月のそばで輝く星。
人間は、@ な存在なんだ。
だから、ちょっと一生懸命、生きないと。
なんて思った。
その同僚は、自転車で通っている。その自転車には、ちゃんと
自分の2歳のお子さんを乗せるためのシートがついていた。

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