1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2008/7/24
21日に、3日間続いた「小倉祇園太鼓」が終わり、はっぴ姿の
お祭り人たちは、お祭り「レットダウン」を感じているのだろう。
博多祇園山笠は、7月1日〜15日で結構長く続く。
小倉の街の至るところで、太鼓がドンドコ鳴っていたのは3日間
だった。
25日〜27日には、戸畑祇園山笠が始まる。
小倉祇園太鼓は、400年の歴史を持つ。1602年に小倉城を
築いた細川忠興は、領内の総鎮守として祇園社を創建し、京都の
祇園祭を取り入れた。
小さな神輿と太鼓の音が至るところで聞こえてきていた。
北九州市は、僕が生まれた年に政令指定都市として始まった。
小倉北区、南区、戸畑区、門司区、八幡西区、八幡東区、若松区の
7つの行政地区で成り立っている。
1945年8月9日。小倉市が広島市に次ぐ、原子爆弾の第2の
標的になり、B−29が飛来するが、曇天と前日に大空襲を受けた
八幡市からの煙の為、歯科医が悪く、投下を免れた。
しかし、晴れ間が見えた長崎が「臨時」の投下地区になったのだ。
昨年、8月9日、長崎へと行った。川に灯篭を流した。
今年も行こうと思う。8月9日に行くから、意味があるのだと思う。
そして、おいしいちゃんぽんを食べながら、平和について考えようと
思う。
2008/7/23
仕事が現場に戻ったので、この時期にイベントが
あったりする。外国人がやって来て、子どもたちと英語で
ゲームを行うというようなものだ。そのアレンジメントや
保護者が来ていたえいすると、司会もやったりする。
こちらでは、首都圏と異なり広い場所で行うので、保護者に
対する挨拶などは結構、重要になったりする。そういった
仕事は得意な方なので、苦にはならない。
しかし、熱い中で、子どものセキュリティや保護者や講師の
動向を気にしながらの仕事を1日中やると、やっぱり疲れる。
しかし、仕事の後のビールが「くっと」おいしい。
手伝いに来ている2人の外国人は、通常は北九州地区の公立
の中学や高校で教えているAETだ。
イギリス人とカナダ人。2人共、結婚して日本に住んでいる。
そのうちのカナダ人の一人が言っていた。
色々なレベルの学校に教えに行っているけれど、本当にレベル
の低い学校の生徒には行く場所がないんだよ。未来がないと
思うよ。小倉辺りには仕事がないんだから。
みんな博多へと出て行くし、最近では、やくざも仕事がないって
言っているらしいよ。
同じ公立であっても、レベルの低い学校では、当然生徒は話を
聞いていないし、堂々とぷかぷかタバコはふかすし、どこに
未来があるんだとも言っていた。
教育が唯一の出口だというのに、とも言っていた。
地方は疲弊してきている。まだ北九州市は、政令指定都市なので
中途半端に都市なのかもしれない。中途半端というと失礼だが、
ある意味、そのこじんまりとした感じが心地よくなったり
することもあるのだと思う。
こじんまりしているからこそ、隣人同士のことは結構、わかって
いるみたいだ。誰が何をしていたってやつだ。
僕は都市に長く住みすぎていたのだろうか。
3日間、小倉祇園太鼓が開催されていた。街は太鼓の音に
溢れいていた。祇園は、勿論、京都がオリジナルだ。
『無法松の一生』には、小倉祇園太鼓が登場する。
原作は、絶版になり、4回くらい映画化された。
2回目の時の映画化には三船敏郎が主人公を演じ、その映画
はヴェネツィアの映画祭で賞を取っている。
2008/7/19
小倉のバー「まある」で働いていた27歳の店長が
自分の店を持った。旦過商店街へと向かう手前の商店街の
中にだ。
7月14日がオープンだった。僕が、小倉の良さそうなバー
を探しているときに見つかったのが、「まある」だった。
そしてそのカウンターの向こう側にいたのが、Kさんだった。
27歳で一国の主となったわけだ、凄い。
Kさんは、結婚している。家の中にはワンちゃんもいるらしい。
バーは午前2時まで開いているので、奥さんとは時間的にすれ違う
ことが多いということだった。横浜の中華街のバーの店長もそう
だった。隆一君だ。僕が20代後半の頃、よく出入りしたバーの
今は、オーナーになっている。残念ながら、彼は離婚をした。
奥さんとしては心配だろう。バーには男だけではなく、女の人も
ぞくぞくとやって来るからだ。そして、お酒を飲みながらのトーク
は、ちょっとカウンセラー的になったりして、お互いのことを
「ちょっぴり」わかった気になったりしてしまうのだろう。
話を聞きながら肯定してくれたり、時々、諭してくれるバーテンダー
(そしてそのバーテンダーがちょっぴりいい男だったりしたら)
に、女性は、そりゃあ「傾く」だろう。
初めて、昨日その店に行った。商店街の周りの店はすっかりと
シャッターを閉じていた。入り口には蘭の花やひまわりが飾って
あった。
落ち着いた雰囲気のバーで細長く店が広がっていた。僕が入ったときには、
チェット・ベーカーが歌っていた。
バーカウンターは、アフリカからのゼブラツリーというものだった。
バーのカウンターは、お客さんの言葉や沈黙が、時間を経て重なり合い
ながら、その形を変えていくのだ。そして時々、ぽろっと落ちた涙の粒や
ころがったグラスからのスコッチやカクテルのアルコールが、カウンター
の一部の色や密度を変えたりするのだろう。
だから、バーのカウンターは木がいい。しっかりとその時間の重なりを
じっくりと受け止めることが出来るからだ。
様々な種類のグラスが流れているのは、Kさんのこだわりだった。
一杯、一杯の飲み物のグラスが異なる。その飲み物とそのお客さんの
雰囲気に合わせてサーブしているようだ。
僕の隣には、小倉でも有名なホテルに勤務するHさんが座っていた。
きりっと顔が整った女性だった。「まある」の時からずっと通っている
らしく、Kさんとは年齢も近い(28歳)らしく、友達同士のように
話をしていた。
その彼女が飲んでいたのは、サントリーの角のハイボールだった。
渋いな。
彼女は、会社の上司がいかに、わかってないかということを話していた。
(きっと女性にとって、大抵の男性上司は、わかっていないになるのだろう)
頭の回転の速い、素敵な女性だった。しかし、完全に酔っ払っているようだった。
翌日が休みで、何も気にしないで朝まで飲んでいるつもりだった。
その彼女とKさんが言っていた。
「小倉は、まだまだ男尊女卑のところがあって、女は・・・
というところが残っているんですよ」
そうなんだ。九州男児って、男尊女卑のことじゃないよね。
そして、喫煙率が高いような気がする。ここ小倉では。僕が住んでいたどの地区より。
それでも「女がタバコ吸って・・・」とか勝手なことを男は言うらしく、
タバコを吸うことも目的でバーに来る女性もいるようだ。
それでも、制服姿の女子高生がくわえタバコで歩いているのを
見かけたりする。
そのバー N CROWN に来る前に20代前半くらいのある女の子は、明かりが落ちた
商店街で、店の柱でタバコを消していた。それって、「マナー」の問題でしょ。
品格が下がるだけだよ。
残念なのは、タバコの煙で、新鮮なネタの魚の刺身の味が落ちたり
してしまうことだ。飲んでいるときとかにね。
AERAの表紙近くのコラム(養老先生と内田先生が交互に書いている)
で内田 樹先生が、喫煙者が少数派になったから、急に「タバコを
1,000円にして税収をあげよう」なんて議論が出てくるのだ
ということが書いてあった。多数派のうちは、沈黙をし。その集団が
少数派になったら、攻撃が集中するという社会はどうなんだろう
ということだと思う。
1,000円というのは確かに乱暴な話かもしれない(イギリスなんか
は800円くらいするというようなことを聞いたことがあるけれど)。
その一方で、自国で喫煙者が減少してきたから、海外(特にアジア、その
中でも中国は大きなマーケット)に大々的な展開をするアメリカの
タバコ会社の戦略もどうなんだろうと思う。
新しいバーの開店にあたって、CDをプレゼントした。
アート・ファーマーの The Summer Knows だ。
開店、おめでとうございます。
2008/7/17
スタジオジブリの最新作は『崖の上のポニョ』だ。
http://www.ghibli.jp/ponyo/
その主題歌を歌うのは、大橋のぞみちゃんという
女の子と2人の50代のおじさんだ。
ぽにょぽにょぽにょ、というような感じで続く歌だ。
今週末から上映なので、3連休では結構盛り上がるの
かもしれない。
前回の『千と千尋の神隠し』のように、海外の賞を受賞しての
作品ではないので、あれほどには盛り上がらないかも
しれないが。
『千と千尋の神隠し』が上映され、大ヒットした年、邦画が
洋画で興行収入を上回った。
そういえば、かなり前、『プロフェッショナル』で宮崎駿氏
が出演していたときに、なんとなくポニョの図柄のアイディア
を話していた。
さて、ポニョなんです。
2008/7/12
アメリカ環境局(政府機関?環境庁のようなものか)が、現行の
法律では、大気中の二酸化炭素を減少させることはできないという
ステイトメントをしたらしい。毎度の行動だ。京都議定書から脱退し
たときと同様だ。洞爺湖サミットで、京都議定書後の枠組みについて
(数値目標は提示しなかったものの)二酸化炭素を減少させること
については、検討していくという姿勢を示していたのに、その数日後
のタイミングの発表だ。
世界の国別 CO2 排出量は、
アメリカ22%、中国 19%、ロシア 5.8%、日本 4.7%、
インド 4.5%、ドイツ 3%、イギリス 2.2%、カナダ 2.0%
イタリア 1.7%、韓国 1.7%、メキシコ 1.6%、フランス 1.5%
オーストラリア 1.4%
EDMC エネルギー経済統計要覧2008年版より
ということだ。そのトップの国が、京都議定書や今回の目標設定と実行に
参加しないと全く意味がないし、経済発展を阻害されたくない中国、ロシア、
インドも「だって、アメリカが一番、二酸化炭素出しているのに、うちらだけ
枠組みの中には入れないよ」というロジックを持つだろう。
CO2 が直接的な原因ではないかもしれないという意見もあるけれど、それは、
誰も断言はできないことだ。世界的な機関の発表、さらに、アル・ゴア氏
(やっぱり、色々あるにせよ、アル・ゴアが、大統領になるべきだったのだ)
の本や映画を観ても、地球温暖化の原因がCO2排出増加によるものだという
確率が高いことがわかるはずだ。
出来ることを行うこと。その努力が、他にもいい影響を与えるからだ。
「排出権」(京都メカニズム)や、バイオエタノール、原子力(フランスは
自国の多くのエネルギーを原子力でまかなう原子力国だ。中東に原子力を
流しているのはフランスだ。しかし、その種は、アメリカからもらっている)
、太陽光発電(お金はかかるのかも知れないが、これが、食料不足や放射能
汚染の危険などを生まない「全うなエネルギー」のような気がする)、
風力発電(これも、効率が悪いかもしれないが、「全うなエネルギー」だ
ヨーロッパの中でもデンマークの会社が有名だったっけ)、それらが、
ビジネスとなり、「政治」が色々と入り込んでいくかもしれないが、
温暖化の原因と考えられるものを抑制しようとすることが、「全うなこと」
ではないのかと思う。
日本に関していえば、様々な流れで、お米の需要が増えているらしい。
バイオエタノール(とうもろこし)などによる、穀物相場(世界の穀物は
7つくらいの会社に牛耳られている。シカゴ市場だ)での小麦の値段の高騰
などにより、お米へ目が向いているということだ。
日本は減反政策で田んぼ減少してきた。農業はものすごく大変な職業で
あると思うが、これでお米が食料として見直され、需要が増えていけば、
日本の食糧自給率もあがるかもしれない。
さらに、注目は、肥沃な土地が必要のない「そば」だ。
中国の生活レベルがさらに上がっていくと、おそらく中国は二酸化酸素
排出国の1番手になり、食料の面でも世界中から輸入をする国になるだろう。
日本が、少しずつ経済力(海外から食料や、エネルギーを買うための体力)
を失っていくとしたら、日本は、自給できるものを少しずつ増やしていく
必要があるのだ。
それにしても、アメリカは、やはり「ジャイアン」だった。
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