2006/10/9

秦建日子(アンフェアな月)  作者名は行

      秦 建日子「アンフェアな月」★★★★☆

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「娘が誘拐されました」「生後三ヶ月なんです」―錯乱状態の母親からの110番通報。母親の事情聴取に入った刑事・雪平夏見は母親の不審な行動に疑いをもつ。狂言か?―そこにかかってきた一本の電話。具体的な要求をしない奇妙な誘拐犯の目的は何か?赤ん坊の安否は?…

この作品は、テレビドラマ「アンフェア」に続き、女刑事・雪平夏見が活躍する。
ストーリーの展開は、まさにテレビドラマをみているようで、飽きることなく一気に読み切ることができた。
テレビドラマ同様、誰が犯人か、最後までわからないところが、大いに楽しめると思う。
前作の「推理小説」(アンフェア)同様に、母と子の情の深さ、絆の強さが痛いほどに巧く描かれているので、ホロッとさせられたり、納得させられたりする。
そんなところが、単なるミステリーだけではない深みがあって良かった。

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