2018/6/10

4471:スタート  

 朝の4時にスマホのアラームが一斉に鳴った時、そのアラーム音の向こう側に雨の音がしていないか、耳を澄ました。

 雨の音はしていないようであった。起き出して窓から外を眺めてみた。空は雲が覆い尽くしていたが、まだ降り出してはいなかった。

 用意しておいた朝食を胃袋の中に詰め込んで、身支度を素早く整えた。チームメンバーのスバル フォレスターの中に収納されていたKuota Khanを取り出してタイヤを取り付けた。

 タイヤはヴィットリア コルサ スポーツ(チューブラ)で、ホイールはカンパニョーロ ボーラ ウルトラ(ダークラベル)である。

 これは今年新たに導入された「決戦用ホイール&タイヤ」である。「決戦用」であるので、レースでしか使わない。

 事前に慣れておくためにすでに2度試したが、レースで使うのは今日が初めてである。この新兵器が有効なものなのかどうか、今日の結果次第で明らかになるはずである。

 宿の駐車場での作業をほぼ終えた。晴れていれば宿の名前(富士見園)のとおり、富士山が綺麗に見えるはずであるが、今日は雲に覆われていて、その姿は目にすることはかなわなかった。

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 隊列を組んで防寒着などが入っているリュックを預けるために会場へ向かった。昨年はこの会場までのルートが大渋滞して大変であったが、今年は前日にも荷物を受け付けるようになったので、昨年のような混乱はなかった。

 荷物を預けてからスタート時間まで1時間以上の時間があったので、会場の周囲でアップを30分ほどした。

 雨は降っていなかったが、霧がかかっていて肌寒かった。その冷たい空気を切り裂くように走って、心拍数を何度か上げた。

 アップを十分にしておくと、スタートしてからのエンジンの回転が早い段階から滑らかになってくれる。

 スタート30分前になったので、待機場所へ向かった。私は第5スタートであり、スタート時間は7時15分であった。

 スタート時間が近づいてくると、やはり不安になってくる。その不安心理の故かサイコンに表示される心拍数が90以上の数値を示していた。

 同じ第5スタートには、3名のチームメンバーが一緒であった。4名は一団となって並びカウントダウンのアナウンスを聞いた。

 そしてスタート。と言っても、タイム計測開始ポイントはスタートしてから1.3Km先にある。そこまではゆったりとしたペースで走った。

 そして、その計測開始ポイントに差し掛かった。その緑色のラインをまたいだ時、左足首に巻いた計測チップに反応して、「ピッ・・・!」と音がした。いよいよ2018年のMt.富士ヒルクライムが始まった。



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