2018/6/8

4469:一覧表  

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 我が家のプリアンプは、MarantzのModel7である。フロントパネルはほんの少しゴールドの入ったシルバーであり、シャーシの色合いは淡いブラウンである。

 これが最初期型になると、フロントパネルはよりゴールドの色合いが強くなり、さらにシャーシがグリーンハンマートーン仕様になる。

 その色合いの最初期型のModel7は中古市場でもプレミアが付き、信じられないような高価な価格で取引されている。いわゆるコレクターズアイテムになっているのである。

 Model7は、マランツの創業者ソウル・B・マランツ氏が開発し、1958年に発売された。1958年というとステレオ録音のレコードが市場に出るようになった時代である。

 Model7は、その時代背景を反映して、まだまだ市場で幅を利かせていたモノラルレコードの様々なイコライザーカーブに対応するための機構を持っている。

 イコライザーポジションのスイッチとトーンコントロールを使ってRIAA以外の七つのイコライザーカーブに対応する。
 
 マニアがインターネットで、イコライザーポジションに対応する手法を公開してくれているので、それを参考に作成された一覧表をリスニングルームに常備している。

 モノラルレコードを聴く場合には、そのレーベルがどのイコライザーカーブを採用していたかを確認し、そのうえで該当するイコライザーカーブに対応するための操作を行う。

 今日、たまたま手にしたのは、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカのピアノによるシューベルトとモーツァルトのピアノソナタが納められたレコードであった。

 レーベルは「Muza」。モノラルレコードである。まずは一覧表を見て、「Muza」が採用していたイコライザーカーブをチェックする。
 
 一覧表によると「Muza」は「NAB」を採用していたようである。そこで、イコライザーカーブを「NAB」に合わせるため、イコライザーポジションを「Columbia」にしたうえで、トーンコントロールのLowを「-1」に設定する。これでイコライザーカーブが「NAB」になる。

 古い時代のモノラルレコードでは、イコライザーカーブが合っていないと、キンキンした音になったり、モヤモヤした音になったりする。

 その設定は、結構重要なことなのである。なので、一覧表をリスニングルームに常備している必要がある。RIAAカーブに統一されたのはアメリカでは1954年頃であるが、ヨーロッパでは1950年代後半まで様々なカーブが使われていたようである。



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