2010/5/28

三昧境4  三昧境

三昧境4

萩活けて坊のしじまに足る心
外風呂や高黍丸き月を懸け
秋晴れの島に物焚く煙かな
霞む島舟この内海(うみ)を瀬戸と言ふ
ダイヤルは予報に厄日ものものし
常の日の常の陽たりし厄日かな
病む牛に医を待つ厩夜寒の灯
杣曰くそは毒茸よ是もとや
秋晴れや山雀(やまがら)に擬す鵙の声
秋の灯が燭條を生む留め涙
朝霧の一番渡舟解かれけり
朝霧やはれて行く浮き澪標(みおつくし)
秋袷射垜(しだ)にゐ向ふ肌を脱ぐ
曼球沙華極まる朱に親しめず
秋袷去年の日記なつかしむ
厳選に我が句落ちたり柿を食ふ
我尿(わがゆばり)水に届かず冬の川
榾圍み(ほだかこみ)稲盗人のうはさかな

               つづく

タグ: 俳句



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