研修で、地方裁判所へ行ってきました。前々から一度裁判を傍聴したいと思っていたので、念願がかなって嬉しいです
裁判は公開なので、内容を人に話してもいいそうです。裁判官の名前までは明かしてもいいらしいんだけど、忘れてしまいました。被害者の名前は覚えてるんだけどな〜。
罪状はネット詐欺。今日の審判は2件で被害額は約3万円だったけど、今までに被告人が行った詐欺件数はなんと96件で、被害額約350万円!!! ゲームカードやコンサートチケット代を振り込ませて商品を送らないという、まぁベタな詐欺なんだけど、友達は詐欺に遭ったことあるし、私も危うく振り込む寸前まで行ったことがあります。(←LIVEチケ、ゲットするのに必死ですから!)こうやって起訴まで行くってのは、氷山の一角なんでしょうねぇ。
裁判長・弁護人・検察官・書記官が入廷しスタンバイした後、被告人が2人の看守?に連れられて入ってきました。手錠をかけられ、腰は縄でくくられていました。看守に手錠をはずされ、定位置に座りました。
物々しい雰囲気で、圧倒されました。空気がピーン!と張りつめたカンジ。同僚が「本物?」と聞いてくるので「そりゃ本物やろ」って言いました。何を言ってるのかってハナシですが、いやいや私も、役者さんが目の前で芝居しているのかな?と一瞬思いました。
罪状や証拠の説明は、言葉が堅苦しいし検察官も弁護人も早口なので(←頭よさそ〜な話し方)、聞き取るのが大変でした。被告人とのやりとりが始まると、かなり刺激的でした。今裁判の被告人は罪状を完全に認めていたのですが、否認している場合はもっと切迫して凄いだろうな〜。
以前も被告人の両親が被害額の尻ぬぐいをし、今回も最初は怒っていたけれども結局は示談・弁償の手続きをしてくれたようです。それで被告人は反省して、「出所後は今度こそ必ず定職に就き、被害者に謝罪し、親にも迷惑をかけないようにする」と誓っていました。
両親は面会にも来ていなかったみたいだし、傍聴席にも姿がありませんでした。ま〜実家から遠いってこともあるんだろうけど、何度もこんなこと繰り返されちゃ〜ヤだわなぁ、そりゃ。
それにしても、「そんなことまでつっ込まれるんや!」と驚いたのが正直なところ。まぁ被告人は以前にも他人のカードを盗んで勝手に使い込んだり、児童ポルノ法違反も犯したことがあるんで、更正が可能かどうかが争点になっていたからかもしれないけど。
「詐欺で得たお金をデートなどに使っていましたね」とか、「実家を飛び出して東京へ出てお金がなかった、仕事に就いても給料が入るのは1ヶ月後になると被告人は言っているが、彼女の家に転がりこんだのなら、何とかなったのでは?」とか、「彼女は、あなたが詐欺をしていたことを知っていたのですか?」とか、そんなことまで訊かれてましたねぇ。
検察官の求刑は、「2年6ヶ月の懲役」でした。執行猶予はナシです。6月末に判決が言い渡されます。
しかしいくら裁判は公開だっつっても、第三者に裁判の様子を見られるのってどんな気持ちなんだろうなぁ〜?傍聴人が誰もいない法定もあるだろうに、今日はいやにたくさん人が来てて「げっ!」とか思ったかも。私はあんな風に物珍しそうに見られるのヤだし、絶対に被告人にはなりたくない!!って思いました。(って、裁判が非公開だったら、冤罪がもっと増えちゃうだろうけどね〜)
とにかく、機会があればゼヒ傍聴に行ってみて下さい。少人数ならアポ無しでフラッと入れるそうです。ドラマよりもずっと迫力があって、色々考えることもあるんじゃないかと思います。