我が家の娘、
とにかく大変な“えばりんぼう”だ。
この“えばりんぼう”が原因で
お友達から「キライ!」とか「仲間に入れてあげない!」と言われてしまうことがあるようだ。
親の私が言うのもなんだが、
娘は頭の回転が速い。
決して頭が悪いわけではないようだ。
その上、変なところで正義感が強い。
幼稚園でもお友達に言われたひとことに対し、
2倍にも3倍にもして言い返してしまうことがあるらしい。
先生が「ダメですよ」と言ったことはやらない。
自分がやらないのだから、ついルールを破ってしまうお友達を
見過ごすことができない様子。
「走っちゃダメなんだよっ!」
「給食のときはウロウロ歩いちゃダメなんだよっ!」
と、あちこちに注意をせずにはいられない。
それがまた大変なえばりんぼう口調で言うものだから
お友達からは疎ましがられる。
悪いことをしているわけではなく、
むしろ言っていることは正しいのだが、
問題なのはその口調。
大人にだって「物の言い方」は難しいときがあるというのに、
まだ4歳の幼稚園児の娘に「物の言い方」を教えるのは非常に難しい。
母は猛烈に反省した。
娘の口調がえばりんぼうなのは、間違いなく私の責任だ。
私が娘に大してえばりんぼうな口調で接しているから
娘が私にならって、えばりんぼうになってしまったのだ。
娘の物の言い方をどーのこーのと言う前に、
まず私の物の言い方を正さなくてはなるまい。
私にできることといえば、
まずは子ども達を怒鳴り飛ばすのを辞めること。
いつもにこやかに、穏やかに子ども達に接し、
叱るときも怒鳴り飛ばして威圧するのではなく
まばゆいばかりに怒りのオーラを放ちつつも
静かに言い聞かせること。
子どもを怒鳴らないように、怒鳴らないように…と
念仏のように唱えながらのこの数日。
決意するのは簡単だが、実践するのはなかなかどうして
かなり難しい。
私が怒鳴らないのをいいことに
子ども達の悪ふざけやわがままはエスカレートする。
「ママが怒ってないから、まだ大丈夫」とでも思っているようだ。
怒鳴り飛ばしてしまえば一発で収集がつくような場面でも、
「怒鳴らない、怒鳴らない」と魔法の呪文を唱えてから
ふたりに静かに話しをする。
私のいつもとは違う雰囲気に
一瞬だけおとなしく話しを聞く子ども達だが、
次第に話を聞きながらもふざけだす。
お腹の底から怒りがこみ上げてきて、
“怒り玉”が前歯の裏をつつく。
口を開ければ、即、怒声が出てきてしまいそうな状態だ。
それでも魔法の呪文とともに怒り玉をぐっと飲み込み、
最後の手段として子ども達から目を逸らす。
目に入らなければ腹も立たない。
そんなことを繰り返し、
私の我慢も限界に近づいてきているのだが
娘にも極々微妙ではあるものの、変化も見えてきている。
もうしばらくがんばろう。
もうしばらくがんばれば、娘の口調も少しは変わってくるだろう。
娘の口調が優しくなるまで、
私もがんばろう。
それでも、どうしても大きな声で子ども達を叱ってしまうときもある。
どうしても抑えきれないときもある。
でも、
また明日からやり直せばいい。
反省して、明日は怒鳴らないようにすればいい。
私も娘も急になんて変われない。
少しずつ、一歩ずつ変わっていって、
最終的にすっかり穏やかになれたら、多分それでいいんだよね。
まだ4歳の娘に
人間関係で苦労をさせるわけにはいかない。
今、つまづかせるわけにはいかない。
私がしっかり支え、軌道修正してやらなくては。
ごめんね、娘。
ママがしっかりがんばるから、
あなたはしっかりついてきてね。