買い物先のスーパーの店先で
古物商が催事をしていた。
曲がった指輪や
切れたネックレス、
片方だけになってしまったピアスなど、
金やプラチナの地金を1g単位で買い取ってくれるらしい。
家に帰り、あちこちを探しまくり
若かりし頃に買い集めた指輪やネックレスなどをかき集めてみた。
どれもこれも酸化して
黒く変色してしまってはいたが、
18金やプラチナ。
当時は、とてもかわいいと思っていたアクセサリーも
20年近くの時を経た今になると、
デザインは古臭くなっている。
この先、これらを身につけることもなかろうと
18金の指輪を9個、
ネックレスを2本、
ピアスを1組、
プラチナの指輪を1個、
ネックレスを1本、
金とプラチナのコンビブレスレットを1本、
査定してもらってみることにした。
どうせ必要のないものだし、
隠していても捨ててしまっても一円にもならないのなら、
たとえ100円でも値がつけば…
だいたいこのテのものは「高価買取」とは言いつつ、
納得いくような高値で買い取ってくれた試しがない。
チラシには
基本的には買い取るのは地金だけだが、
ダイヤモンドに関しては石を買い取る。
と、書いてあった。
まぁ、査定だけでも…と思い、
1カラットダイヤのプラチナネックレスも出してみた。
ダイヤに値段がついたとしても、
大してグレードの高いものではない。
まぁ、全部ひっくるめて諭吉の顔が拝めれば大喜びだ。
旦那ともそんな話をしながら査定額が算出されるのを待った。
しばらくしてお店の人が査定額が出たと言ってきた。
さてさてお値段は…?
な、
な、
な、
なんと!!
諭吉15人!!!
ダイヤに諭吉10人の値がつき、
その他のものだけでも諭吉5人。
これには私も旦那もびっくりだ。
実はこのダイヤのネックレスは手放す予定はなかった。
が、今現在、超極貧な我が家。
その時点で私と旦那の財布の中身を合算しても
諭吉一人分にもならない状態。
諭吉が15人養子にきてくれりゃ、
少しは安心できるというものだ。
でも、
でも、
そのネックレスは……
しばらく悩んだ。
このネックレスを手に入れた日のことが思い出される。
お気に入りのネックレス。
これを身に付けた日のことも思い出される。
あんなことこんなことが走馬灯のように頭の中を駆け巡り…
…気づけば眉間にしわがよっていた。
そう。
このネックレスに
あまりいい思い出はなかったようだ。
それでもお気に入りには間違いない。
が、
今、我が家の窮状を救えるのは、このネックレスしかない。
断腸の思いで(大袈裟(^^;))買い取ってもらうことにした。
これで我が家には諭吉が15人も養子に入ることになった。
我が家の窮地は救われた。
18年前の私に万歳!
ありがとう!
若かりし頃の私よ!
気に入ってはいるものの、
タンスの肥やし化していたネックレス。
これでよかったのだ。という晴れ晴れとした気持ち半分、
やっぱり手元に置いておきたかったという気持ち半分。
でも「後悔」ではなく「惜しかった」ていどの未練。
旦那には
「私をしばらくいじめないで欲しい。
いじめられたら、
お気に入りを手放してまで我が家の窮地を救ったのに、
こんな目に遭うなんて!
と、ダイヤを手放したことを後悔してしまいそうだから。」と、お願いした。
いゃぁ、それにしてもらまさかここまでの値がつくとは思わなかった。
探せばまだ何か出てきそうな気がする。
しばらく家中を捜索してみることにしよう。
そんなことを考えていたら、
これまた若かりし頃に購入した
ロレックスが出てきた。
ニヤリ( ̄ー ̄)
旦那の勤務地は新宿。
あのあたりならロレックスの買取屋がいくつもあるだろう。
よし、旦那!
明日はこれを持って、
仕事はしなくていいから買取屋めぐりをするのだ!
しかし…
20年ほど前の私、
どんだけお金持ってたのよ?
どんだけ金遣いが荒かったのよ?
我がことながら記憶にないのだけど…(^^;)
ま、まぁ、
20年後のこの日のために用意しといてくれたんだよね?
あの日の私…。