「C−3、C−1、C−2…」
皆は、こんなカンジで言われていたのだけど、私の場合は、何時も違った。
「いやぁ。君は綺麗だねぇ。はい。いいよ。次の人。」
磨いていますか?
今日は「歯」の話(最近、ボブがラジオのDJを始めたので、僕の此処最近のブログも、其の影響を受けてDJ風[勿論、僕なりの]に始めさせて貰っています)。
小学生の頃、毎年「歯科検診」があった事を覚えている。そして私は毎年、其れを楽しみにしていた。理由は二つ。
一つは、歯医者が使う道具で、柄の先に小さな丸い鏡が付いた「例のアレ」が歯茎に当たる時の感触。ヒンヤリとして固くて、そして何処か甘い感じのする、あの感触が好きだったから。
そして、もう一つは、褒められたかったから。
そう。私には虫歯が一本も無かった。
整列して、前の生徒が冒頭で書いた様な「C−3、C−1、C−2…」といった御決まりのセリフを歯医者から聞かされているのを見るにつけ、私は心の中で「よし!いいぞ!まだ『ゼロ』は居無い!」とニヤケていた。
当時から、目立ちたがり屋だった私にとっては、歯医者の感心の一言は、浮かれさせるには充分過ぎる程のものだった。
学年が上がるに連れて、必然的に虫歯の数も増えてきて、私のライバルも少なくなっていった。特別、努力をした訳でも無い私だったが、何故か虫歯は出来無かった。こうして私は、毎年、歯医者に褒められる事になった。当然、学年が上がるに連れて、歯医者の感心の一言は、感嘆を伴う様になった。
「君。6年生なのにエライねぇ。綺麗な歯だよ。」
私は、誰に振りまくでも無く、後ろを振り返り、ヨンジュン並の笑顔を振り撒いて見せた。
残念な事に、歯科検診は小学校で終わってしまい、「ダイ様スマイル」が、より多くの人々に振り撒かれ、より多くの人の心を優しく包む事も無くなってしまった。
しかし、私の「虫歯ゼロ」の記録は其の後も、かなり続いていた。
毎食後に歯を磨いていた訳でも無く、寧ろ朝の一回しか磨いていなかったのに、虫歯は出来無かった。
時には、飴を舐めたまま寝てしまい、無意識の内に「蔵(ホラ。リスとかが、頬っぺたにドングリとか入れるでしょう?あそこの事を僕は、そう呼ぶ事にしているんです)」に入ってしまい、翌朝迄しっかりと保存されている事なんかも何度もあったのに、依然虫歯はゼロだった。
そんな私の「X−DAY」は突然、やってきた。
忘れもしない。図らずも2002年9月13日の金曜日。私が一年間のカナダ遊行をし始めてから、たったの三日後の事である。
本当は、引っ張る程の内容では無いのですが、なんだかエラく疲れてしまったので、明日(以降)に持ち越します。申し訳ありません。おやすみなさい。