服薬していると健診が受けられない!?
後期高齢者医療制度に怒りの声が沸騰していますが、保険料の天引きや差別医療と合わせて高齢者健診も大きな問題があります。
倉敷市ではこの6月から健診をスタートさせるため、現在健診券の発送作業をすすめていますが、その健診券の裏には次のような記載があります。
血糖、脂質、血圧の服薬治療中の方は、受診できない場合がありますので、かかりつけ医にご相談ください。
これは、2月6日に厚生労働省が、担当者を集めた説明会で、「問診票で、血圧を下げるなどの有無を確認する項目を設け、治療中の者を把握するなどの方法で、対象者の絞り込みを行う」と説明したことを受けたものです。
健診は75歳以上は「義務」とせず、「努力義務」にした上に、受診を制限しようとする厚生労働省のやり方は断じて許されません。
私は、2月議会でこの問題を取り上げ、「倉敷市としては希望する全員が健診を受けられるようにすべきだ」と主張しました。
これに対して市の回答は「検討する」という中身でした。
ところが、「検討」した内容や結果について何ら説明も報告もなく、突然国のいいなりに「服薬をしている」というだけで、高齢者を健診から排除しようとしているのです。
このままでは、健診券を受け取った高齢者が健診を受けようと医療機関に行っても、問診票の「血圧を下げる薬をのんでいますか?」の項で「はい」に〇をすれば、健診を受けられず、帰らされるという事態も起きてきます。
問診票↓↓
「かかりつけ医に相談してください」と言いますが、何を相談しろというのでしょうか。逆に医療機関は相談されても、どう返事をしたらいいのでしょうか。
先日、倉敷市が行った医療機関への説明資料には「服薬していたら健診から除外する」と明確に書いてあるのです。相談されても、医療機関は断るしかないではありませんか。現場は混乱することは目に見えています。
岡山県の後期高齢者医療広域連合では、健診事業は市町村を実施主体としました。国や広域連合、岡山県はあくまでも市町村の事業に補助する立場なのです。
つまり、健診については市町村の判断で実施できるのです。
私が小池晃参議院議員の事務所に確認してもらったところ、厚生労働省は、服薬中の者は除外するという方針は示したが、「仮に服薬中の人が健診を受けても補助対象からはずすようなことはしない」との見解を示したそうです。
であるならば、倉敷市として希望する高齢者全員が健診を受けられるようにすることに何の支障もないではありませんか。
実際、全国の広域連合や市町村で独自の措置をしているところが多くあると聞いています。
再考を強く求めます。