2007/9/22

『地球へ…』感想24  アニメ感想

暫定感想です。

第24話「地球の緑の丘」
半年の長きに亘り、へったくそな勢いばっかりのこの感想をご覧頂き有難うございます。
いよいよ最終回を迎えました。
トータルでの作品への評価を付けるとすれば、この作品は「☆5つ」を差し上げたいと思います!
原作のある作品をアニメ化する際、大抵はよくて無難にまとめるか、最悪“劣化アニメ”と化すことが、ある意味王道。そんな中、名作中の名作をこうして24話というアニメにして且つ、オリジナルを織り交ぜながらも決して原作の中身を激しく逸脱することなく、現代風にアレンジして終えた作品を、筆者は数えるほどしか知りません。
『地球へ…』は最初から最後までクォリティの高い作品でした!

さて物語の中身に移りましょう。

Gマザーと対峙したジョミー。横にいるキースの本心を知るジョミーは、「力」ではなく「話し合い」で解決しようと粘る。
ミュウとの和解が何故得られないのか、それはミュウを殲滅することがGマザーに(プログラマーより)与えられた絶対命令だからだった。
キースはギリギリまでGマザー側の立ち位置を動かず、若干ジョミーが焦れていた感じでした。でもキースの口はマザー寄りなのに、行動はその言葉を二割位裏切っていたかな(笑)。
ジョミーは“能力(ちから)”を、キースは銃を使えば、互いに簡単にエンドマークは付くのです。でもそれをジョミーは勿論のこと、キースもしなかった。
その光景を傍観していたGマザー。実は彼女に組み込まれたプログラムが着々と進行中。

「人類こそが“悪”である」
「我は人類に残された最後の“良心”」
とGマザーはいけしゃあしゃあと言うのですが、それすらもプログラムされた代物 だと思うと「なんだかなぁ」って感じ。
でもってプログラムを変更出来るのは(マザーの意向に添った)“完璧な人間”のみだそーでして、現在お眼鏡に叶っているのはキースです。
「SD体制は人類の欲望を閉じこめた“パンドラの函”だ」

潰す気なら中身ごと潰せ、とキースは詰め寄る。

マントル層に近い最下層で静かな、けれど互いの種族の存続を掛けた戦いが起こっている時、地上ではキースが「一個人として」スエナに密かに送ったデータが世界(宇宙)中に公開された。
「“ミュウ因子”を取り除くことは出来ない、と言ったのは嘘だ。進化の過程において、ミュウが必然の存在でないならば自然消滅すると思われた。しかし彼らは生き残った! だが、SD体制にミュウを受け容れるプログラムは存在しない。プログラムは完璧ではないのだ。マザーに全てを委ねていられる時代は終わった。これからは一人一人が何をすべきか、考え行動せよ

世界中の人々に己の意志をここに来て求めたメッセージ。
人として生きるチャンスをキースは人類に与え、ジョミーは人類とミュウが共に生きる未来を切り拓いていた。
この放送はミュウ達も視聴していて、トォニィはどこまでも斜めった態度なのに業を煮やしたのはなんとフィシス!
ここに至るまで、ぶっちゃけ彼女の存在感はあーんまりありませんでした。
先週(23話)でキースと会話する辺りでやっと出番が出てきた感じでしたもの。

ところで、キースはどちらかというと悲観的で、ジョミーは前向きなんですね。
キースは「二つのウチどちらかを選べ」と言われたら、何がナンでも己の選んだ片側だけを守ろうとする。逆にジョミーは「どちらも手にして守る」のです。
未来への道は一つきりではないのだ。
――それをジョミーは「ミュウの長(ソルジャー)」として生きた中で学んだのですね。
そんな会話を聴いて勝手に「SD体制は容認された」と解釈してGマザーはジョミーを排除させようとキースに命令します。
そこで出ました!
「うるさい! もう私の心に触れるな!!」
そしてジョミーではなくGマザーに発砲!
この科白をずーーーっと楽しみにしていたのですよ(笑)!
「私は自分のしたいようにする」と自立宣言をキースはしたのでした。
でも、Gマザーには高尚すぎて理解不能だったらしい。
都合が悪い存在と化したキースごと「処分」したよ!
「完璧な人間」であっても、事ここに至って自分に反抗すれば迷わず「処分」。
キースが「例外は認めない」と言っていた事の現れでもありましょうや?
ジョミーが怒るのは当たり前ですよ。ジョミーにミュウ達の想いが加わりマザーを倒すことに成功する。そんなジョミーもマザーの刃によって残りの命僅かです...。
...最後の最期にキースは「人」になり、ジョミーと心を交わした。

しっかしマザーは往生際の悪さも天下一品!
人類の故郷・地球ごとミュウを殲滅しようと最終兵器(メギド)を出しおった!
宇宙規模のネットワークによってものっそい数のメギドが地球をターゲットロックオン!
こんな状態でミュウとか人間とか言ってられませんやな。
結果的にメギドを止める事に協力した形になりました。

トォニィがジョミーの元に辿り着いた時、二人はもう虫の息。
ジョミーはヘッドホンを外してトォニィに渡し、「お前が次代のソルジャーになれ。人類とミュウを導いてくれ」と遺言をする。
(本当にヘッドホンは唯の継承アイテムだった;;)
ここでトォニィは駄々を捏ねますが、それはもう仕方ないですよね。
形はどうあれ、彼は本当に「子供」なのです、本当は。

でもってメギドを破壊するのにあのマードック大佐が「若い者にだけ良い所を持っていかせるかー」とか言って華々しく散りました。まさかこんな風になるとは。
でもあのラストのラブラブ〜なシーンは要らない(爆)。

ユグドラシルの地下に保護されていた人間の子供達をミュウの長老達は発見し、保護する。それは自らの命と引き替えに、未来を託す、ということ。
そして「我らのことを忘れないで」と言って、フィシスもテレポートさせてしまう。
フィシスはミュウの最初の時期から遥か長い年月を観てきた女性。彼女は新しい子供達にミュウの彼らの生き様を語って聴かせるのだろうと思います。

子供達がフィシスを見た時、「あなたがマザー?」「それとも女神様?」と訊かれて、いいえと言ったのは印象的です。
「誰でもないわ。“人”よ、“人”だわ」
子供達がここどこ? と訊ねると、
「貴方達を清らかな大地へ運ぶ、箱船の中」
と言いました。
トォニィが三代目ソルジャーとして初めて指示したのは、地球に対して出来ることはもう何もない。だから、
「180度回転。僕達の、人の未来へ(向かう)」

トォニィはジョミーに教えられました。
それは命の継承方法と、本当に大切なことがなんなのか、ということ。

エピローグとして映ったのは、多分数百年後位の再生した地球の緑の丘。
大空から大地に斜めに巨大な十字の塊がつきだしていて、それがあのときのメギドシステムの残骸であることが判ります。
――そこに人間の姿はありません。

ジョミーとキースの短い心の交流の中で印象的だったのはこの科白。
「機械は後悔しない」
「全力で生きた人間も後悔はしない」


一生懸命生きること、自分の意志で生きること、戦うことの愚かさ、話し合うことの大切さ、他にも沢山たくさんこのアニメは伝えて来ました。
一つ一つのメッセージを広い切れたでしょうか。
もしも思い出せないその時は、またこの作品を観て思い出したいと思います。

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ということで、纏まってません! これは「暫定」のまま、勢いだけで放置します。
本人としてはあと一・二回位、原作を読んで比較対照の駄文を書いてみようと思っています。別名「反省会」;
その節はまた、ご覧頂ければ幸いです。

そんなこんなで、ここまで読破された貴方! 有難うございました!!
心から感謝申し上げますv
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