2007/9/7

『地球へ…』感想21  アニメ感想

暫定感想です。

第21話「星屑の記憶」

アニメオリジナルがたんまりな回でした。
体調が優れず延び延びになってしまいましたが、22話が目前なので、気力振り絞って感想行きます!

流れとしてはメインがミュウ側。
サブとしてミュウに降伏したノアとスエナが人間側との間を取り持つ感じでした。

でもって、メチャメチャ死人(戦死)が出た回でもありました。
ナスカ・チルドレン達と艦隊の戦いはほぼミュウ側に一方的有利に働く状況の筈でした。
そうならなかったのは、人間側が用いた“サイオン・シールド”を無効化する防具を開発してしまったから。そして怖いモノ知らずの人間は、白兵として鯨に乗り込み、ジョミーの手によって駆除されました。
今回の敵はこれまでとは違う、とテレパシーでトォニィに伝えるジョミー。
トォニィ達はそれぞれ心に想うことありきではあっても、表面上は忠実にジョミー(トォニィ)の命令に従い続けます。
“想うこと”で誰よりも胸を痛めていたのはアルテラ。彼女は一途にトォニィを見つめ続け、彼を守る為に文字通り身をもって宇宙空間に散りました...。
――で、筆者の記憶が曖昧で、原作でもアルテラってこの辺りで死んだンでしたっけ??
最後まで生き残る側に居たような気も若干していたので「あれ?」でした。
いやでも、最後の最後まで生き残ったのは――(ピーッ)だったか...。そしてあーなっちゃうンだったかなぁ〜?(と脳内の原作を読んだ記憶を振り返ってみる)

ところで、のっけにブルーが登場して、ジョミーに託した“想い”を言葉にしてくれていました。
ミュウと人間のそれぞれ良い所を併せ持つジョミー。
だからこそ、母なる地球を目指すミュウの指導者に誰よりも相応しい。
そして地球に至る経過をもジョミーに一任(人間と和解するか、敵対するか)。
兎も角ブルーが最後に求めたモノ。
――信念を持って進め。


戦闘前の凪いだ僅かな時間。
この間にトォニィとアルテラの「青春」があったり、オヤエさんのボヤッキーが挿入されたりと、この後の展開がどれだけ重くなるのかを示唆したような明るい展開がありました。
やがて戦闘が始まり――戦死者は、ミュウ側は“タイプ・ブルー”のナスカ・チルドレンが三名。
対して人間側は数え切れない程の艦隊が彼らによって墜とされました。
キースの配下になったグレイブさんが顔を曇らせる程にトンデモな作戦を実行に移そうとしているキース・アニアンこそ!
「人間ぢゃねぇ!!」と思いました。
超能力を持っている、或いはその因子を持っている人間は最早人間ではない
だから“処分”しても構わない
どれだけの血が流されようとも、ミュウを一斉排除出来るならば惜しくない!
――そう言っている訳ですね。
キースにこの作戦のヒントを提供してしまったのはスエナ。
彼女の“元”娘の“現”両親はかつてジョミーの育ての親だった事を、指パッチン(マジですから)で容易に知ってしまったキース。コルディッツの収容所に入れられている事を知り、両親がジョミーと関わりが深いと知って、
「これは天の配剤か?」
とまぁ、どこまでも自分に都合良く解釈したキースです(あのな;)。
この“事実”をスエナが知っていさえすれば、絶対キースに命乞いをしたりはしなかったと思います。スエナは賢い女性ですから。
運命の皮肉と言うか、キースに向かって追い風となってしまいました。

トォニィがアルテラを(彼女が想う気持ちと同じように)想っていたかは別として、親愛の情を持っていたのは確か。
だから彼女が目の前で散ってしまった時、その衝撃に能力が暴走。それを食い止めたのはジョミーでした。
...この辺りもなんだか肉親の繋がりをにおわせていたかな〜?
トォニィの母親も似たような状況に陥りナスカで散った。下手すれば同じようにトォニィも散るところだった。そして止めたのはジョミー。
それと全く同じように、ジョミーの元・両親とスエナ、娘レティシア(そして収容されている人々)が今、キースによって身の危険に晒されています。
ジョミーはキースに“脅迫”されています。
「最早、人間から生まれた種族とは言えないな」

とかほざいたキースに一言いいたい!
その言葉そっくり
そのままアンタに返すよ!!

おまけにもひとつ。
“人質”取るなんてどんだけセコイ野郎ですかぃ!!

スエナから娘の命乞いをされた時、歯牙にも掛けないけんもほろろな応答で突き放したキース。
彼に向かってスエナはこう言いました。
「(子供を)愛するのに、時間や血縁は関係ないわ!」

これに対してキースは「理解し難い」とだけ言って、切り捨てました。
このキースの反応はね〜;;
マザー・イライザと研究者の手によって、成人するまでずっと水槽の中で育てられ、人間同士の触れ合いが皆無だったキースだからこそ吐ける科白ですよね!
血の繋がりの無い人間世界であっても、14歳になるまで(育ての)両親の元、すくすくと育てられてきた実績のある“人間”ならば理解できる筈
そこには「愛情」があるのですから。

だからこそ、どこまでも目的の為にならば非情になれる。
これがマザーが望んだ完成型の“人間”の姿。
でもそれは、人としては絶対的に欠如している不完全な存在 にしか見えません。
仲間(部下――一兵卒であっても同じ人間ならそう言っても間違いではないでしょう)をしれっとして殺すその無神経さは、まっとうな人間ではありません。
その事をキースが自覚しているかどうか――?

22話では、そんなキースが許せないトォニィが動く回です。
果たしてどうなりますやら...。
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