2012/5/16  21:23

思うに。  

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実家には、物心ついてから小学校に通っている間はずっとイヌがいたが、ネコを飼ったことはなかった。
が、三十代後半までの私は、イヌかネコかと問われれば、断然ネコ派。
で、その頃の強烈な体験のために以後はイヌ派に転じたものの、決してネコが嫌いになったわけではなく、外で見かければ声を掛けたりもしていたのだった。
そして、ネコ派だったときには、ネコを飼うということは「老後の楽しみ」として取っておこうと、なんとなく思っていた。
なぜなら、大好きなネコが家にいると、旅行などはもちろん、日々アクティヴに活動できなくなるだろうから。

自分がどんなにやりたいと熱望し、しゃかりきに努力しようと、できないことはある。
きっとそれは、その人にとって、まだそうするための時機が熟していないということなのだろう。
けれども逆に、本人の意思に関わらず、まるでジグソーパズルのピースを嵌め込むようにまわりの人たちがお膳立てをしてくれて、トントンと事が運ぶということもある。
ナギさまは、そんなふうにして私のところにやってきた。
つまり私にとっては、「老後の夢」がひとつ、少々早めに叶ったということだ。

もうお互い、新しい暮らしにすっかり慣れた今、私は、自分にとって生きているうちにぜひやっておきたいことは他に何があるだろうと、考え始めていたりする。



★写真下;我輩は捨てネコ。。ではなく、箱入りである♪
冬用ベッドの材料なのだが、しばらく涼しい日があったので、まだ置いてある

★中央;眠いぢょ♪

★上;鼻ぺちゃとか言うな〜〜〜!
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2012/5/14  18:41

句会♪+近頃のナギさま♪♪  

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昨日は、実に四ヶ月ぶりの句会☆
もう中学生の中間テストシフト中なので、体力を温存しておくべきか?と迷ったものの、参加させていただいている四種類の句会のうちではいちばんラク(拙宅よりのアクセス&現場での作句ではなく持ち寄りという点で)な鷹関西だったため、思い切って行ってきたのだ。
結果、一晩寝た後の今日も、さして疲れもない♪
もちろん、久しぶりの句会は本当に楽しかったし、成績もそこそこだったので満足☆
この調子で、この土曜日の句会にもぜひ出席したいものだ。

ちょうど今週は、先輩である竹岡一郎さんの作品↓が153句も「週間俳句」にUPされているので、興味のある方はどうぞ☆

 http://weekly-haiku.blogspot.jp/2012/05/153.html


句会のために4時間半も留守をしていたら、帰宅したときに「うんぎゃおおーん!」というすごい絶叫(?)で迎えてくれたナギさまだが、最近はますます、甘えん坊将軍ぶりを発揮している。
私が横になっているときに髪の毛を毛繕いしてくれるのは、たぶん友達感覚(?)なのだろうが、今までのように床に座っているときだけでなく、テーブルやPCなど、椅子に座っているときにも、遠慮なく(?)膝に乗ってくるようになった♪
嬉しい反面、食卓の上にぶっとい尻尾を振り回された日には、食べ物が「ふりか毛」だらけになってしまう。
食べ物といえば、はじめは特定の療養フードしか食べないと言われていたものの、私の食べているモノに興味津々らしいので、大丈夫そうなのを選んで少しずつ与えてみていたところ、結構あれこれ食べるようになってきた。
挙句、お仏壇にあった仏飯をパクついていたのにはびっくり!
ちなみにナギさまは、カリカリよりも缶詰の方が好きなのだが、そちらは週2回にしている。
というのは、私がソレの匂いが苦手なのと、少し食べて表面が平らになると食べなくなるので、何度もスプーンで盛り上げてやらねばならず、結構面倒なため。(これは、もったいないのでふと思いついてやってみたのだが、そういうことをされている方、他にいらっしゃいますか?)
そうそう、そして、最近いちばんの謎は。。
ナギさまは、テトラパック型でキラキラした硬めのプラスチック製のお菓子の袋が大好きなのだが、それで遊んでいるとき、じゃれるだけではなく、口にくわえてウロウロする。
たぶん、狩った獲物を運ぶ行動なのだろうと思うのだが、その際によく鳴くのだ。
口にくわえたまま声を出せば、獲物を落とすリスクもあるはずなのに、なぜか鳴く。
そもそもナギさまは、昨年去勢手術を受けたばかりなのでカストラートではないのに、声は妙に高い。
それが、口にモノをくわえつつくぐもった声で「きゅいんきゅいん」と鳴くと、はっきり言ってもんのすごく可愛いのだが。。
できればその理由を知りたいものだ。
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2012/5/11  11:12

「瓶詰めの記憶」  

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 人生はそのひとの記憶でできている
 中には失われるものもあるけれど
 あるいは歪みあるいは大きさを変え
 太古以来の地層のように幾重にも重なり合った断片
 そして新たな記憶はその上に日々降り積もり続ける
 それが人生というもの

 それらを残らずそっくり他人に伝える術はない
 そのひとの命が尽きるときにはその記憶もまた消えるのだ
 けれどもそのうちのほんの一握りでしかなかった
 砂粒のような羽毛のような微細な要素が
 子どもや親しかった人たちに伝わることはある
 人類のみならずどんな生き物の場合にも

 そんなふうにして時間だけは何があろうと変わらずに流れ
 未来は絶え間なく過去となっていくのだよ
  


     ★関根作品;
       パネルにアクリル F80、2011
       画中の文字は盗用防止のためのロゴ
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2012/5/7  13:56

福島関連本×3  

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*「おいで、一緒に行こう」森絵都、文藝春秋

4日の日記でもチラリと触れたが、ナギさまを保護してくださった中山ありこさんのことが主に書かれているとなれば、やはり読まずにはいられない。
ペットレスキューに携わる人たちの共通点が「母性」であるというのは新鮮な発見だったし、もともと国家や法というものにあまり信頼を置いていない私にとっては、そういう意味でもとても痛快な一冊。
そう、何が正しいかなんて、今はわからなくていいのかも。
とにかく、「絶望に向かって希望を拾う」、それだけでいい。
けれども、「困っている人のために」、「そこにある命のために」、自分の生活を犠牲にして頑張っておられるこういう方々に、一日も早くほんとうの休息の日が訪れることを、心から願っている。


*「詩の樹の下で」長田弘、みすず書房

昨年12月発行で、帯には「FUKUSHIMA REQUIEM」とだけ大書してある本書に気付かなかったのは、偏に、近所の書店ではみすずの本が扱われていないため。
福島市生まれのこの詩人の作品は、今、もっと多くの人に読まれるべきだと思う。
彼には「人はかつて樹だった」という詩集も既にあるが、今回も、セザンヌやクリムトなどといった画家たちに描かれたものを含む多くの樹(木)が、いずれも静謐ながら、さまざまな表情を見せてくれる。
それはやはり、豊かな木々に恵まれた福島の自然の中で育った詩人の、幼時から培われた感覚に由来するものではないだろうか。
とりわけ、震災後に書かれた後半の作品群では、「幸福というものを必要とするのは人間だけだ」、「人の作った街が亡んでも樹は亡びない」といった、思えば至極当然ながら、私たちが普段は忘れてしまっているようなことが、平易な言葉で穏やかに語られている。
「聞け」とばかりに声高に主張するのではなく。
上の写真の表紙の絵は、三岸黄太郎の「りんごの木」という作品。


*「なのはな」萩尾望都、小学館

タイトルの作品は雑誌に掲載されたときに読んだので、もう買わなくていいかなと思っていたのだが、その後編も収録されているとのことで、買ってみた。
宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」や「ひかりの素足」をモチーフに取り入れたその作品は、もしかすると、作者は死を恐れるなと言いたいのだと誤解される向きもあるかもしれないが、私は好きだ。
そしてもちろん、前後編とも、もうすっかりお馴染みになった福島弁が心地良い。
ちなみに彼女はこの春に紫綬褒章を受けられたそうで、中学時代からその作品とともに育った私も嬉しく思っている。
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2012/5/4  13:31

「待ちつづける動物たち」とナギさまのルーツ  

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数日前に書店で、ナギさまにちょっと似た色の長毛種のネコの写真が表紙になっているタイトルの本を見つけたので、購入してみた。
サブタイトルは「福島第一原発20キロ圏内のそれから」で、太田康介著、飛鳥新社刊。
本当は、最近出たばかりの、森絵都さんの「おいで、一緒に行こう」の方を買うつもりだったのだが、写真の多い本書の方が、より気になったのだ。
著者には、震災後3ヶ月間の記録である「のこされた動物たち」という著書もあり、こちらはそれ以降、今年の1月までのルポ。

写真というものは、やはり雄弁だ。
どこかで聞いたようなコピーだが、泣きながら一気に読んだ後、自分にはまだまだ知らないことがたくさんあったのだと痛感した。
同時に、ナギさまが今ここにいるというのは、まさに奇跡に近い事柄であることも。

そして、ナギさまが来たときには、何分私にとっては初めてのネコであるため、世話の仕方などにばかり気を取られていて、もとは彼がどこでどうしていたか、どういう経緯で保護されるに至ったかということを、ちゃんと聞いていなかったな、とも思い、関係者の方々のブログなどを改めて読んでみた。
そもそも、基本的に20キロ圏内で保護活動をしている人たちのところに、何故、もっと内陸にある飯舘村のネコが?という疑問もあったし。

で、結局、昨年5月のはじめ、現地に入っていた「ねこさま王国」のありこさんのところに、飯舘村のある人から、一度にたくさんの動物たちが持ち込まれたということがわかったのだった。
その後ナギさまはすぐに、ありこさん宅のある福井を経由し、大阪南部のあにゃんさん宅へとやって来たわけだ。
最初に私が連絡を取った「天使達の居場所」のくぅさんは、あにゃんさんのところに一頭飼いが望ましい子がいるということをご存知で、そちらをご紹介くださった方。

動物よりもまずは人間、というお考えの方ももちろんおられることだろうと思うが、この問題に興味のある方は、ぜひこうした本やブログを読んでみていただきたい。

☆「ねこさま王国」→http://blog.livedoor.jp/ariko602/?p=2

☆「天使達の居場所」→http://nekoswans.blog49.fc2.com/

★下の写真は、保護されたときのナギさま
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