亀島山地下工場を語りつぐ会の結成総会が水島勤労福祉センターで開催されました。これには、戦争当時亀島山地下工場建設に従事していた方や「新聞報道を見て来た」という市民など81人が参加しました。
「亀島山地下工場を語りつぐ会」は1988年に結成され、戦争末期につくられた地下工場の保存・公開を求めて運動をすすめてきましたが、1996年から活動が休止状態になっていました。この度亀島山地下工場が封鎖・埋め戻しの対象である”危険地下壕”に指定されたことをうけ、封鎖ではなく、保存・公開・活用を進めるため、市民の運動を強めようと会の再建を図ったものです。
総会では上羽修準備会代表が経過報告を行い、会則、役員、予算、活動方針を決めました。代表には立石憲利さん(岡山民俗学会理事長)を選出。(↓写真はあいさつする立石氏)
第2部では、はじめに市内の高校生による「詩集亀島山地下工場」(沖長ルミ子)の朗読があり、その後の記念講演は山梨学院大学教授、戦争遺跡全国ネットワーク代表の十菱駿武さんが「戦争遺跡・地下壕調査研究の現状と課題」と題して約2時間にわたりお話をされました。
十菱さんは、戦争遺跡の調査と保存運動、学習と活用、消滅・破壊に対する保存運動など、全国の例をもとに詳しく説明。
亀島山地下工場について、「全国の戦争遺跡100選」に入る貴重な遺跡で保存することの歴史的意義は大きい。比較的安定した地盤にあり、取組いかんでは、国史跡としても登録される可能性がある。そのためにも、地権者、行政、研究者・語りつぐ会が共同して取り組みを強めてほしい」と訴えられました。
とても希望の持てるお話で、会の再建総会にふさわしい素晴らしい講演でした。
会では、今後、引き続き行政への保存公開に向けた働きかけを強めると共に、調査活動や見学会の開催を進めていく予定です。
私も理事に選出されました。