チボリ問題での論戦
9月14日の一般質問での「チボリ問題」についての市長とのやりとりを掲載します。
▼田辺昭夫議員
日本共産党倉敷市議会議員団の田辺 昭夫です。
通告を4点いたしておりますけれども、順次質問をさせていただきます。市長並びに関係当局の責任ある答弁を求めるものであります。
まず、市長の政治姿勢ということで3点お尋ねをいたします。
その第1は、チボリ問題であります。
今回、岡山県が倉敷市に対して要請をしてきたこの中身というのは、私は極めて理不尽だというふうに思うわけであります。
これまで県が直接の補助を320億円ぐらいですか。周辺整備を含めると数百億円という莫大な税金をつぎ込みながら、なぜ事業継続が困難になったのか。その要因は何なのか。一体責任はどこにあるのか。138億円もの赤字はどうするのか。経営体としては既に破綻しているチボリ・ジャパン社、これをどうするのか。県が支払っているクラボウへの土地代、これをどうするのか。
そんなことは何も明らかにせずに、もう岡山県は手を引くから倉敷が主体になって運営してほしい、こう言って倉敷市に丸投げをする。この県の態度というのは、まさに無責任のきわみだと、このように言わなければなりません。
この間の経過は皆さん御承知のように、もともと岡山県が倉敷市には迷惑をかけないと言って倉敷に持ち込んできたものであります。
そして、このチボリについては、県は事業主体として進めてきたわけです。そのみずから進めてきたこと、この失敗のツケを倉敷市に回すようなやり方というのは、私は、これは市民の皆さん、到底理解ができない、納得できない問題だというふうに思うわけであります。
そこで、市長にお尋ねをしたいわけですけれども、市長は、この知事の要請があったときに、この知事の要請についてどのように思われたのかということであります。
その前に、まず1つ目は、知事の、県の責任について市長はどう思っているのか。
市長は、先ほどの答弁では、これまでの経過は踏まえているというようなことは言われましたけれども、これは県が自分の責任を放棄して市に丸投げをしているんです。事業主体を県から市に変えようとしているんですよ。
そういう理不尽なことに対して、県はなぜこんなことになったのかという責任問題をきちっと市長として追及するのが、市長のとるべき態度ではなかったのではないでしょうか。そのことを20分間の会合の中で言われたんですか。
先ほどの答弁の中で市長は、私が断ると市の意見は取り入れられずに県が一方的に事を進めてしまうから断らなかったと、このように言われました。また、知事の要請については預かったと、こういう表現をされました。預かったというのは一体どういう意味なのでしょうか。私は非常に理解できないわけであります。
県の方は、もうボールは市の方に投げたと、このように知事の方は認識されていると私は思いました。先ほど生田議員が昨日の県議会での答弁について御紹介されましたけども、この中で知事が言われていることは、すべて倉敷市においてという、もう主語は、県がどうするという主語ではないんです。倉敷市において検討していただくというふうに、全部これは市にもうボールが投げられてしまっている。もし市がやるんであれば県としては何らかの応援をしようと。
市長、全然話が変わってきているんです。あなたがきちっと県の責任を追及せずに、きちっと市としてはそんな理不尽な話は受け入れられないということを言わなかった、断らなかったということで、もうボールは市に投げられてしまっているんですよ。あなた、そういう認識がありますか。
あなた、預かったという表現をされていますけど、県の方はもう市にボールを投げてしまったという認識になっている、このように思いますが、この点について市長どう思われているのか、お聞かせいただきたいと思います。
私はこれまでの経過を考えても、こういう不当な申し入れに対しては、知事、それは筋が違うときちっとあなたが態度をとるべきだと。県において責任ある処理をする。私に言わせれば、廃船処理を市に押しつけてきたようなものだというふうに思います。そういう意味では、市長が毅然とした態度をとることが今求められていると思うわけであります。
でも、このチボリ事業については、チボリを主体になって進めてきた県が、チボリの魅力はなくなって、県事業としての目的が失われた、このように判断しているんですから、県の責任においてチボリ事業については、これは中止をするというのが当然だというふうに思います。
倉敷市のとるべき道は、繰り返し市長が述べられているように新たな税金投入はしないと、この立場を堅持しつつ、チボリ公園については閉園、チボリ・ジャパン社の法的整理、これを視野に入れた対応を行うことだと思います。
そしてチボリが閉園した後、あの駅北地域の問題については市民の意見をしっかり聞きながら、どうしていくのかということについて検討していく。これが私は今、現時点で市がとるべき態度だと、このように思いますけれども、市長の見解を求めるものであります。
▼古市 健三市長
田辺 昭夫議員の御質問に順次お答えをいたします。
まず、チボリ、短大、機構改革で市長の姿勢を問うのうち、チボリについてでありますが、先ほど御答弁申し上げましたように、9月5日に県知事が来庁され、来年の12月末をもって県がチボリ公園を主体的に支えていくことが困難となるため、本市において市民の公園としての活用を検討してほしい旨の申し入れがありました。
チボリ公園事業は、県が主体的に進めてこられた事業であり、そういう立場での相応の責任があるとは考えておりますが、本市が市民の公園として活用する場合には必要な協力を前向きに検討するということで、県はその責任の一端を果たそうとしております。
また、県に責任があるということで私がその場で県の申し入れを断ると、市としての十分な議論がないまま県が公園の今後の方向性を固めてしまうということも想定されたため、県主導で運営されてきたこれまでのチボリ公園事業の経緯や責任論も十分承知した上で、一たん預かる形をとらせていただきました。
預かるということはどういうことかと、こういうことでございますが、その知事との話し合いの中で、市議会と御相談するなど皆様の御意見を伺いながら検討していくという意味でございまして、そういう意味で一たん預かったわけであります。
公園事業の今後や跡地利用に関する議員の御指摘につきましては、御意見として受けとめ、今後県の申し入れに対する市としての対応方針を検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
▼田辺 昭夫議員
再質問させていただきます。
チボリの問題について、市長の答弁というのは、私は無責任な答弁だなという感じを非常にしております。市長、ぜひお伺いしたいのは、先ほど市長は知事の責任についても、承知した上でいろいろ検討していると言われました。
じゃ、県の責任について承知をしているんであれば、どんな責任があるというふうに市長思っていらっしゃるのか、お聞かせください。
先ほどの答弁では、県が、市が事業主体になった場合に協力をするという意味で責任の一端を果たしているというような認識を言われましたけども、これは、私は重大な問題だと思います。
先ほど申し上げたように、県はもう既に市の方にボールを投げたかのような、きのうの答弁は全部そうですよ。そういうふうになっているんです。先ほど市長は、預かりおくというのは、預かったというのは議会とも相談して検討するという意味だと言われましたけども、ではお聞きしますが、県が投げてきたボールを市長は受けたんですか。それとも、まだ受けていないという認識なのですか。
前回行われた代表者会議では、県が投げてきたボールについては、それが一体どんなものなのかわからない中で議論をするわけにはいかないと。つまりボールを受けるわけにはいかないという、そういう意見があったというふうに私は思いますが、市長はどういう認識を持たれているんですか。
ボールは受け取っているんですか、いないんですか。そのことについてお尋ねをしたいと思います。
▼古市 健三市長
田辺 昭夫議員の再質問にお答えをいたします。
チボリでございますが、県の責任についてでございますが、先ほども申し上げましたように、チボリ公園事業は県が主体的に進めてこられた事業でございます。そういう立場で、そういう意味での責任は十分あると、このように考えております。
さらに、知事が申し入れにこられたときに、預かりという表現をいたしましたが、その際、そのことは受けたことかと、こういう御質問でございました。あくまでも私は、知事が申し入れに対して、そのことを皆さんと御相談して検討しますと、このようにお答えしたわけでございます。
▼田辺 昭夫議員
再々質問いたします。
チボリについてですが、市長は、県の責任については、県に責任があるということは認識されたと言われていましたけれども、ではお聞きするんですけども、市長、県が市に対して申し入れしてきたそのときに、県に責任があるんだったら、ちゃんとその責任について市長として言うべきでしょう。同時に、今提案されている中身は一体どうするのか。県はどうしようとしているのか。先ほど言った138億円の赤字どうするのか。チボリ・ジャパン社どうするのか。何にも明らかになっていない。検討する余地がないじゃないですか。そのことについてきちっと、まずただすことが市長の仕事じゃないですか。それについてお尋ねをしたいと思います。
▼古市 健三市長
田辺 昭夫議員の再々質問にお答えをいたします。
チボリのことでございますが、知事が来たときに、その責任を認識しておるならば、なぜそのときに断らなかったのかという質問だと思いますが、そのことにつきましても先ほど申し上げましたように、私がそのときにそう判断することによって県はどう判断するかということを考えたときには、一度これは議会の皆様方、市民の皆さんによくお話しした方がいい、こう判断したからでございます。